戦略大作戦

劇場公開日:

解説

アメリカの無頼の英雄兵士たちがフランス戦線で、ドイツ軍相手に活躍する戦争アクション。製作はガブリエル・カツカとシドニー・ベッカーマン、監督は「荒鷲の要塞」のブライアン・G・ハットン。脚本は「ミニミニ大作戦」のトロイ・ケネディ・マーティン。撮影は「逃亡者」のガブリエル・フィゲロア、音楽はラロ・シフリン、美術はジョナサン・バリーが担当。編集はジョン・ジンプソン。出演は「ペンチャー・ワゴン」のクリント・イーストウッド、「女王陛下の007」のテリー・サヴァラス、「深く静かに潜航せよ」のドン・ピックルズ、「M★A★S★H(マッシュ)」のドナルド・サザーランド、「ガンファイターの最後」のキャロル・オコナー、「コマンド戦略」のトム・トゥループ、「暴力脱獄」のディック・ダバロス。他にハル・バックリー、スチュアート・マーゴリンなど。テクニカラー、パナビジョン。1970年作品。

1970年製作/144分/アメリカ
原題または英題:Kelly's Heroes
配給:MGM
劇場公開日:1970年12月26日

ストーリー

ケリー(クリント・イーストウッド)とガトコウスキー(ディック・ダバロス)は、激戦中に捕虜にした敵軍の大佐をつれ、ビッグ・ジョー(テリー・サヴァラス)、リットル・ジョー(スチュアート・マーゴリン)、ジョッブ伍長(トム・トゥループ)らが待つ、納屋へ戻ってきた。彼らはその捕虜に酒を振舞い、ドイツ占領区内の小さなフランス銀行に、千数百万ドルの金の延べ棒が保管されていることを聞きだした。折りも折り、彼らに3日間の休暇が与えられた。メイトランド大尉(ハル・バックリー)から酒と女はご法度と釘をさされたものの、いまや彼らは、金の延べ棒をいただく戦略に夢中だった。ケリーはまず、計画を練る天才のクラップゲーム(ドン・ピックルズ)と戦車隊の生き残りオッドボール(ドナルド・サザーランド)を仲間に引き入れた。オッドボールは戦車の調達をひきうけた。夜、ケリーたちは戦線を突破し、一路、黄金をめざして進んでいった。一方、司令部では、空中写真が紛失し、コルト将軍(キャロル・オコナー)の雷が落ちていた。ところが現在その地図はオッドボールの手もとにおさめられていた。彼はこれを拡げ、作戦を立てていたのだ。ケリーのグループは奇襲作戦を展開し、敵陣深く進んでいった。その間、仲間も次第に少なくなっていたが、やがてオッドボールの戦車と落ち合うことができた。その夜半、コルト将軍は思いがけず、上司からおほめの電話をもらい、中将進級を約束された。そして、これがケリーたちの活躍のたまものと知ると、さっそく彼らに、英雄の勲章を贈ることを決定した。黄金はタイガー戦車3台に守られ、厳重に保管されていた。最後の戦闘は激烈をきわめたが、ケリーたちは、多くの犠牲を出しながらも見事に金の延べ棒を手中にした。コルト将軍が大部隊を引き連れ応援にかけつけ、一般人の歓呼をうけている時、ケリー、ビッグ・ジョー、オッドボールたちは、延べ棒をもってゆうゆうとトラックで引き上げていった。(MGM配給*2時間28分)

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

映画レビュー

3.0冗談半分、本物半分

2023年10月29日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
parsifal3745

3.5戦争の無意味さ。

2020年2月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

この映画は続・夕陽のガンマンのプロットを元に作られており、根幹にあるテーマは反戦だが、戦争の哀しさによるアンチテーゼでは無く自己の利益で戦う兵士たちによる戦争のバカらしさを伝えるものになっている。
 戦車や戦闘機の映像はとてもリアルで爆薬の使い方が派手で観ているだけで楽しい。そして主演のクリントイーストウッドがカッコいい。彼はそこに居るだけで絵になる俳優だなぁ。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
Journeyman

3.5第二次大戦の戦争アクション娯楽映画の体裁をとりながら、じつはベトナム戦争の虚しさを批判しているのではないだろうか?

2019年5月14日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

痛快戦争アクション映画!のはずが、冗長に過ぎて痛快にまで至らない
中盤は眠気を誘う
もっともっと面白くできたはずなのにととても残念
本物のタイガー重戦車3台の出演に免じて星半個オマケ

大して出来が良い映画でもないのにも関わらず、わりかし有名なのは何故だろう?

このはぐれ兵隊達のやさぐれ感が公開当時のベトナム戦争の厭戦気分にはまったのだろう

劇中にかかる主題歌は70年代初期のお気楽ポップスだ
これも第二次大戦の戦争アクション娯楽映画の体裁をとりながら、じつはベトナム戦争の虚しさを批判しているのではないだろうか?
それを表現したかったという意図を感じる

そう考えるとこの映画の延長線上の遥か先には地獄の黙示録に繋がっていくその最初の出発点になるのかも知れない
そのようにも受け取れる余地があることが本作の意義かも知れない

コメントする (0件)
共感した! 0件)
あき240

4.0オリジナルのエンディング?

2017年4月23日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、映画館

笑える

楽しい

興奮

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
lindhawk