セレブリティ

劇場公開日:

解説

有名人の間で揺れ動く一組の元夫婦の人生模様をユーモラスに描き出した群像劇。監督・脚本は「地球は女で回ってる」のウディ・アレン。製作のジーン・ドゥーマニアン、製作総指揮のJ・E・ボーケーア、美術のサントロクアスト、編集のスーザン・E・モース、衣裳のスージー・ベルリンガーはアレン作品の常連。撮影は「ウディ・アレンの重罪と軽罪」などアレン作品は4作目となるスヴェン・ニクヴィスト。出演は「ヴァージン・フライト」のケネス・ブラナー、「地球は女で回ってる」のジュディ・デイヴィス、「エイリアン4」のウィノナ・ライダー、「パラサイト」のファムケ・ヤンセン、「アルビノ・アリゲーター」のジョー・マンテーニャ、「仮面の男」のレオナルド・ディカプリオ、「アナザー・デイ・イン・パラダイス」のメラニー・グリフィス、「マイティ・ジョー」のシャーリーズ・セロン、「パラサイト」のベベ・ニューワース、「GODZILLA ゴジラ」のハンク・アザリアとマイケル・ラーナーほか。

1998年製作/114分/アメリカ
原題または英題:Cerebrity
配給:松竹富士
劇場公開日:1999年8月14日

ストーリー

上空に浮かぶ、“HELP”の文字……映画の撮影現場。うだつのあがらない中年ジャーナリスト、リー・サイモン(ケネス・ブラナー)はエキストラの魅力的な女性ノラ(ウィノナ・ライダー)に声をかける。名声を夢みて芸能記事で身を立てながら小説を執筆する日々のリー。高校の同窓会をきっかけに人生の再出発を誓った彼は16年間連れ添った妻ロビン(ジュディ・デイヴィス)と離婚、ランダムハウスの編集者ボニー(ファムケ・ヤンセン)と付き合いはじめた。人気女優ニコル・オリヴァー(メラニー・グリフィス)からはお口のサーヴィスを受けたりしたが、スーパーモデル(シャーリーズ・セロン)には運転手代わりに使われただけと、セレブリティはやはり彼を振り回すばかり。いっぽう、ショックを受けたロビンは療養所に入り、流行整形美容医ルーパス(マイケル・ラーナー)の元を訪れ心機一転を図るが、そこで偶然取材に来ていたTV制作者のトニー(ジョー・マンテーニャ)と出会う。彼の誘いで試写会に出かけた彼女はリーと再会、動揺するまま口汚く彼を罵ってしまうが、トニーはそんな彼女を部下に抜擢、テレビの世界でロビンの第二の人生が開けていく。リーは酷評された処女小説の汚名を挽回すべく、若手大スターのブランドン・ダロウ(レオナルド・ディカプリオ)に売り込みに出掛けるが、彼の痴話喧嘩と乱痴気騒ぎに巻き込まれただけ。ふたたび小説を志す彼だが、ある日、あのノラと思いがけず再会、彼女こそ運命の恋人と信じる彼はボニーに別れ話を切り出す。激怒した彼女は彼の原稿を持ち出して川に撤き散らした。さて、トニーともうまくいって結婚の運びとなったロビンは、テレビの人気レポーターとして歩み出した。はたまたリーはノラとも気持ちにすれ違いが出てしまい、結局別れる羽目に。ノラと出会った映画の試写会。リーは華やかに成功して幸せ一杯のロビンと再会。スクリーンには、“HELP”の文字が踊る……。

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映画レビュー

3.0ウディ・アレンがやっていた役をケネス・ブラナーが同じ調子でやっているだけ。舞台が所謂セレブの世界に変わっただけで、骨子の一組の元夫婦のあれやこれやは同じ様な話の繰り返しでややマンネリ気味。

2023年5月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

①これまで観てきたウディ・アレン作品の中では一番心に響かない。余韻もなし。
ウディ・アレンがやれば自意識高過ぎ/自己チューなインテリでも一抹のペーソスが漂うのだが、ケネス・ブラナーがやると単なる女好きの自己チューにしか見えない。

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もーさん

3.0ディカちゃん

2021年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

セレブリティのやってること、SEXとドラッグ。ウディ・アレンのやってること、付き合って別れること。モノクロ映像とシャーリーズ・セロンとディカプリオは美しかった。

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ミカ

3.5私的ベスト10なら入るかも

2016年1月8日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ウディ・アレン映画私的ベスト5をつくるとしたらこの映画は入らない、けどベスト10なら入るかもなあ、という感じを受けた

綺麗な女優がたくさん出てくるし、音楽は相変わらず美しいし、台詞もウィットに富んでいて、いつも通りとても良い。

ただこの映画の特に面白かったことは、ウディ・アレンの個人的趣味がたくさん出ていることと、偶に挟まれるモノクロのニューヨークの風景がとても映えていること。
毎週月曜の夜にウディ・アレンがジャズを披露するカフェ・カーライルだとか、ウディ・アレンの行き付けのバーであるエレインズだとか、アーウィン・ショーの短編小説の話だとか、いろいろが出てくる。
主人公に振られた女がスタテン島行きのフェリーから小説を海に捨てるシーンはとても美しかった。

ノラ役のウィノナ・ライダーの台詞「一緒にいるとき楽しめばそれでいいでしょう?干渉しないで」が都会的で印象的だった。
今話題のドナルド・トランプ氏も出てくる。

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