スレッジ

劇場公開日:

解説

30万ドルの砂金を狙って、血なまぐさい硝煙がけぶるハード・ボイルド・ウェスタン。製作はディノ・デ・ラウレンティス、監督はこれがデビュー第一作のビッグ・モロー、脚本はハリー・ブルーム、撮影はルイジ・クヴェイラーがそれぞれ担当。出演はジェームズ・ガーナー、デニス・ウィーバー、クロード・エイキンズ、ロバート・マーレイ、それに新人のローラ・アントネリなど。日本語版監修は太田国夫。テクニカラー、テクニスコープ。1971年作品。

1971年製作/91分/アメリカ
原題または英題:A Man Called Sledge
配給:コロンビア
劇場公開日:1971年7月17日

ストーリー

おたずね者スレッジ(ジェームズ・ガーナー)が2階で愛人リア(ローラ・アントネリ)と一緒にいるとき、突然銃声が響いた。相棒がトランプのいさかいで殺されたのだ。怒ったスレッジは一瞬のうちに2人を射ち殺し、酒場を出て行くと、1人の老人(ロバート・マーレイ)があとをつけ、意外なことを耳打ちした。ビッグロック・キャニオン金鉱から、毎日30万ドルの砂金が運ばれ、目の前の監獄に一時保管されるというのだ。スレッジは仲間のワード(デニス・ウィーバー)と手下5人を集め、砂金強奪の実行にとりかかった。強固な防御体制に突破口を見出せず、一か八かの賭にでることにした彼らは、ワードが保安官に扮し、捕えたスレッジを連れて監獄にもぐりこもうと計画した。その夜、うまくもぐりこんだ2人は看守を殺し、監房を開放して囚人に大暴動を起こさせ、どさくさにまぎれて仲間も侵入した。が、金庫の番号を知っている所長はすでに死んでおり、スレッジたちはあせった。町には応援隊が到着して鎮圧が始まっていた。かつて隣の監房にはいっていた老人は、記憶をたどってダイヤルを回し、ついに金庫は開いた。外で待ちかまえていた保安官を倒し、逃げのびたスレッジたちは、途中休憩して分けた砂金をトランプで賭けた。結局、すべてまきあげたスレッジが、仲間にコップ1杯ずつの砂金を残して去っていった。しかし仲間はリアを人質にして砂金との交換を迫った。激しい射ち合いでスレッジは3人を倒したが、リアも死んでしまった。残った老人は、砂金を隠して、おれを射てば砂金の行方は分からなくなるぞと脅したが、耳も貸さずに射ち殺し、リアを失ったスレッジは悄然として去って行った。(コロンビア配給*1時間31分)

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