「スペシャリスト 自覚なき殺戮者」を配信している動画配信サービス(VOD)
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見放題やレンタルなどサブスクで「スペシャリスト 自覚なき殺戮者」を楽しむ方法をまとめて紹介します!
「スペシャリスト 自覚なき殺戮者」の配信サービス一覧
配信サービス | 配信状況 | 月額料金 | |
---|---|---|---|
| 見放題 / レンタル / 購入 | 550円(税込)~ | 今すぐ見る |
「スペシャリスト 自覚なき殺戮者」の配信サービス詳細
おすすめポイント
配信本数業界最大級、見たい作品がきっと見つかる!
配信状況 見放題 / レンタル / 購入
無料期間 初月
月額料金 プレミアムコース550円(税込)/プレミアム&見放題コース1,078(税込)
ダウンロード可否 可能
特典
(ポイント付与等) 毎月550ポイント発行/クーポン50枚付与
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支払い方法 クレジットカード(VISA/MASTER/JCB/アメリカンエキスプレス/ディスカバー/ダイナースクラブ)、キャリア決済、Googleのアプリ内課金
全作品数 250,000本以上
※2025年5月時点の情報です。最新情報は各社サイトにてご確認ください。
作品紹介

解説・あらすじ
ホロコーストに加担した元ナチス親衛隊中佐アドルフ・アイヒマンの裁判をとらえたドキュメンタリー。1961年4月11日、ユダヤ人国家イスラエルの法廷で開始されたアイヒマン裁判は、イスラエル政府の意向により一部始終が撮影・録音され、全世界37カ国で放映されたと言われている。ハンナ・アーレントによる同裁判の傍聴記「イェルサレムのアイヒマン 悪の陳腐さについての報告」に感銘を受けたイスラエルの反体制派映像作家エイアル・シバンと「国境なき医師団」元総裁のロニー・ブローマンが、約350時間にも及ぶ記録素材をもとに再構成。アイヒマンの“専門家”としての顔を明らかにすると共に、「自分は上司の命令に従っただけ」と主張する小役人の肖像を徹底したリアリズムで描き切ることで、アーレントが説いた“悪の凡庸さ”の実像を浮かび上がらせていく。
レビュー
投稿日:2024-11-06
以前、映画「ハンナ・アーレント」の鑑賞
からアドルフ・アイヒマンのことを知り、
このドキュメンタリー作品に誘われた。
この映画、ハンナの著書に基づき、
膨大な既存のフィルムから構成したもの
とのことだが、
何かハンナの哲学を裏付けるような
アイヒマンの裁判時の言動のように見えた。
このドキュメンタリーで印象的だったのは、
アイヒマンが終始、
「移送の技術的管理を行っていただけ」とか
「命令通りに任務を実行しただけ」との
発言に終始していることと、
ユダヤ人絶滅のための協力者として
ユダヤ評議会という組織が形成されていて、
より広い責任構図にこだわる裁判官がいた
ことだった。
映画「ハンナ・アーレント」では、
アイヒマン等の犯罪は、
“思考停止の結果、
平凡な人間が残虐行為に走る”
とのハンナの哲学的視点が印象的だったが、
このドキュメンタリーでは
ナチスによる絶滅政策に、
組織だった抵抗を行わなかったユダヤ人にも
責任の一端が、との観点も充分にうかがえる
作品だったのではないだろうか。
ただ、このドキュメンタリー映画だけでは
上記の裁判官の対応もあり、
アイヒマンは問われている事件に
どこまで主体性を持ち得ていたのか、
また、アイヒマンが絞首刑になった経緯が
明らかではなく、
ハンナ・アーレントと共に
この裁判を傍聴したという松村剛さんの
「ナチズムとユダヤ人」を読んでみた。
この本によると、
アイヒマンは、移送の管理だけどころか、
むしろ、
アウシュビッツ収容所所長のルドルフ・ヘス
にガスによる大量殺害を指示するなど、
虐殺全般をリードする立場
だったとのことで、
私はオーム真理教でサリンの精製に携わった
エリート信者が重なった。
能力はあっても善悪の判断に欠けている
という点では同じような人間像に感じる。
また、ユダヤ民族だけの土地を求める
シオニズムに驚異を感じていたアイヒマンの
ユダヤ人への行為は確信犯だったように
読み取れた。
戦争はこのような残虐な人間を生む、
人類として最悪の行為なのだろうと
つくづく思い知らされる映画鑑賞であり、
読書体験となった。
からアドルフ・アイヒマンのことを知り、
このドキュメンタリー作品に誘われた。
この映画、ハンナの著書に基づき、
膨大な既存のフィルムから構成したもの
とのことだが、
何かハンナの哲学を裏付けるような
アイヒマンの裁判時の言動のように見えた。
このドキュメンタリーで印象的だったのは、
アイヒマンが終始、
「移送の技術的管理を行っていただけ」とか
「命令通りに任務を実行しただけ」との
発言に終始していることと、
ユダヤ人絶滅のための協力者として
ユダヤ評議会という組織が形成されていて、
より広い責任構図にこだわる裁判官がいた
ことだった。
映画「ハンナ・アーレント」では、
アイヒマン等の犯罪は、
“思考停止の結果、
平凡な人間が残虐行為に走る”
とのハンナの哲学的視点が印象的だったが、
このドキュメンタリーでは
ナチスによる絶滅政策に、
組織だった抵抗を行わなかったユダヤ人にも
責任の一端が、との観点も充分にうかがえる
作品だったのではないだろうか。
ただ、このドキュメンタリー映画だけでは
上記の裁判官の対応もあり、
アイヒマンは問われている事件に
どこまで主体性を持ち得ていたのか、
また、アイヒマンが絞首刑になった経緯が
明らかではなく、
ハンナ・アーレントと共に
この裁判を傍聴したという松村剛さんの
「ナチズムとユダヤ人」を読んでみた。
この本によると、
アイヒマンは、移送の管理だけどころか、
むしろ、
アウシュビッツ収容所所長のルドルフ・ヘス
にガスによる大量殺害を指示するなど、
虐殺全般をリードする立場
だったとのことで、
私はオーム真理教でサリンの精製に携わった
エリート信者が重なった。
能力はあっても善悪の判断に欠けている
という点では同じような人間像に感じる。
また、ユダヤ民族だけの土地を求める
シオニズムに驚異を感じていたアイヒマンの
ユダヤ人への行為は確信犯だったように
読み取れた。
戦争はこのような残虐な人間を生む、
人類として最悪の行為なのだろうと
つくづく思い知らされる映画鑑賞であり、
読書体験となった。
鑑賞日:2024年10月31日 DVD/BDで鑑賞
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