スペース・ファミリー ジェットソンズ

劇場公開日:

解説

21世紀後半の未来社会で暮らすジェットンン一家をコミカルに描いたアメリカの人気TVアニメ「スペース・ファミリー ジェットソンズ」のオリジナル劇場版。製作・監督はTV版も手がけた「トムとジェリー」のウィリアム・ハンナとジョセフ・バーベラ、脚本はデニス・マークス、音楽はジョン・デブニー。声の出演はジョージ・オハンロン、メル・ブランク、劇中で3曲の挿入歌も歌っているポップシンガーのティファニーほか。

1990年製作/アメリカ
原題:Jetsons The Movie
劇場公開日:1991年8月1日

ストーリー

21世紀後半の未来社会。超ハイテクグッズがあふれ、自家用車も自由に空を飛ぶことができるロケットカーだ。こんな時代に安月給でがんばるジョージ・ジョットソンは、可愛い妻ジェーン、年頃の娘ジュディ、息子のエルロイ、そしてロボット家政婦と犬のアストロと共に楽しく暮らしている。そのジョージが勤める宇宙歯車工場では、強欲なスペースリー社長が頭を抱えていた。遠い宇宙の、資源の豊富な小惑星に新設した工場の責任者が次々と逃げ出してしまうのだ。管理に困り果てたスペースリー社長はお人好しのジョージを副社長兼工場長にまつりあげ、小惑星への転勤を命じる。何も知らないジョージは、地球にちょっと未練を残す家族たちを連れていそいそと旅立った。小惑星での新生活が始まり、エルロイは友だちを、ジョディは新しいボーイフレンドを見つけてごきげん。しかし操業を再開したばかりの工場にまたしても何者かの邪魔が入る。犯人をつかまえようと工場に泊まりこんだエルロイたちの前に現われたのは、グランジーというぬいぐるみのような種族。この惑星に先住していたグランジーは、工場の建設で深い地下に追いやられ、なんとか工場の操業をやめさせようとしていたのだ。そのとき大地震がおこり、エルロイが土砂の下に埋まってしまう。それを協力して助けてくれたのは、心やさしいグランジーたちだった。ジョージはスペースリー社長に事情を説明し、グランジーたちを追いやるのではなく、工場で働いてもらい、その製品を買うことにしようと提案。スペースリー社長もしぶしぶそれを承知した。喜ぶエルロイたちだったが、そうなればもう工場に人間は要らない。地球に帰ることになったジェットソン一家は小惑星の仲間たちと再会を約束しつつ別れを告げ、美しいその星を後にするのだった。

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