スペースバンパイア

劇場公開日:

解説

宇宙で発見された生物が、地球人の精気を吸い取っていくというSF恐怖映画。製作はキャノン・グループのメナヘム・ゴーランとヨーラム・グローブス。監督は「ポルターガイスト」(82)のトビー・フーバー。コリン・ウィルソン著『宇宙ヴァンパイア』(新潮文庫。映画に合わせて『スペース・バンパイア』と改題)に基づいて、ダン・オバノンとドン・ジャコビーが脚色。撮影はアラン・ヒューム、音楽はヘンリー・マンシーニ、特殊ヴィジュアル効果はジョン・ダイクストラが担当。出演はスティーヴ・レイノルズバック、マチルダ・メイほか。

1985年製作/102分/イギリス
原題または英題:Lifeforce
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1985年8月10日

ストーリー

1986年、ハレー彗星の調査に向かった宇宙船チャーチル号は、宇宙空間に浮ぶ宇宙船を発見。船長のカールセン大佐(スティーヴ・レイノルズバック)はクルーとともに探査する。なかには巨大なコウモリ状の宇宙生物の死体が多数あった。そして、全裸の女一人、男二人が透明なカプセルに収容されているのを発見し、チャーチル号に回収した。一カ月後、米国のコロムビア号は船内火事をおこしているチャーチル号に接近。クルーの焼死体と無傷のカプセルを発見した。欧州宇宙研究センターに安置されたカプセルのうち、美女のものに異変がおきた。なんと彼女(マチルダ・メイ)が起きあがり、ガードマンを誘い、抱きついた。彼の肉体から精気が美女に吸い取られ、またたく間にミイラの如くひからびたのだ。ファラーダ博士(フランク・フィンレイ)が駆けつけた時には、彼女はロンドンの町に消えていた。ケイン大佐(ピーター・ファース)が捜査指揮をとる。死の学問を研究するブコフスキー博士(マイケル・ゴザード)によると、生物はみなライフフォースを持ち、あの宇宙生物は強大なエネルギーを吸い取っているという。被害者の方も2時間すると、スペースバンパイアになってしまう。ついにロンドンの町で被害者が出始める。全滅したと思われたチャーチル号の船長カールセンが乗った脱出カプセルがテキサス州に着陸した。ロンドンにやってきた彼は、クルーが次々にミイラになり、宇宙生物を地球にやってはならないと思い船を爆破したという。バンパイアを追ってケイン、カールセンはサルストン精神病院に急ぐ。バンパイアは看護婦、院長、サー・パーシー(オーブリー・モリス)と続々とエネルギーを奪っていった。カールセンはチャーチル号で美女バンパイアと交わったことを告白する。ロンドンではパンパイアの犠牲者がうごめきNATOは核攻撃を計画する。教会でカールセンは美女バンパイアと再会。教会前では、二人の男性パンパイアがロンドンから集めたエネルギーを、ハレー彗星内にある巨大宇宙船に送り込んでいる。ファラーダ博士の説では、スペースバンパイアを退治するには十字の鉄くいで貫くしかないという。全裸で美女バンパイアと抱き合い、自分自身と彼女を鉄くいで貫くと、大爆発がおきた。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0これなら地球侵略できる

2011年9月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

興奮

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しんざん

3.00238 トビ―フーパ―!違いがわかる男!

2024年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

1985年公開
マチルダメイ♥ですよ。メイちゃん!
こんな宇宙人ならフラフラ~とぜんぶ吸い尽くしてくれー。
しかしゾンビになるのは嫌やな。
てかSFにモロのエロ入れるな!(入れてくれー)
60点
宇宙空間でMATの曲かかってなかった?空耳か?

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NWFchamp1973

3.0新宿ロマンで鑑賞

2024年6月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

マチルダ・メイなら侵略してほしい

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ムーラン

3.5全裸美女バンパイアが精気を吸い尽くす!

2023年9月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

いや~、すばらしい映画です!え?何がって?
もちろん!マルチダ・メイの"お姿"ですよ~!この映画を一番最初に観たときは、そりゃ刺激強くて内容なんて二の次でした…。

それだけでも満足ですが、内容もちゃんと面白いんです。
宇宙で回収し地球に持ち帰った人間と思われた生物は、精魂を吸い生きるエイリアン。精魂吸われた人間は、シワシワに干からびてしまうのです。それでもってタチが悪いのが、精魂吸われた者も2時間たつと、ほかの人間の精魂を吸い味方を増やし続ける、宇宙のスペースバンパイア(吸精鬼)なのでした。

人間の体内を移動することもできるバンパイアに振り回されるカールセンは、精神病院のアームストロング院長と男性同士のキスまでさせられるという、伝説のシーンまで残しちゃいました!

最後はなんとか性欲?に打ち勝ったカールセンのおかげでロンドン核爆破はまぬがれましたが、結局はあんたの意志の弱さでこんなになっちゃったんでしょうがよ~!って言いたくなるような物語でもありました。

そして、やはり目を見張るはSFXを駆使した特撮のすばらしさです。今のCGを知っている人が見るとちゃっちいとは思ってしまうでしょうが、この時代の技術としては素晴らしいかったのです。残念ながら、興行収入は恵まれなかったものの、美乳!?と共に特撮技術としても後世に残る名作とも言えましょう。

トビー・フーパー監督の仕事ですから、ラストなんかバンパイアというより、ゾンビ映画化したハチャメチャっぷりでしたが、そこは愛嬌と言いますか、見どころと言いますか…。色々な意味で楽しめる作品でした。

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だいふく