スターライト・ホテル
劇場公開日:1989年3月25日
解説
父を尋ね旅に出た少女と、警察から逃亡している男の、出会いと奇妙な連帯感を描くロード・ムーヴィー。製作はフィノーラ・ドゥワイヤーとラリー・パー、監督はサム・ピルスバリー、グラント・ヒンデン・ミラーの『夢商人』を原作に、彼自身が脚本化、撮影はウォーリック・アトウェル、音楽はアンドリュー・ヘイゲンとモートン・ウィルソンが担当。出演はピーター・フィルプスほか。
1987年製作/ニュージーランド
原題または英題:Starlight Hotel
配給:フォース・テン
劇場公開日:1989年3月25日
ストーリー
一九三二年夏、母を亡くしたケイト(グリアー・ロブソン)は、失業した父親が街で職を探すために預けられた叔父の家での、欝屈した日々から脱け出すために家出を決意する。そしてある夜更け、彼女は警察からの逃亡の旅をしているパトリック(ピーター・フィルプス)と出会い、二人で旅を続けるようになった。パトリックはケイトを邪悪な小娘と思っていたが、ある日農夫が二人を親子連れと勘違いしたことで、彼女を逃亡の隠れ蓑に利用しようと考えたのである。パトリックは姉の住むダニーディーンの町にケイトを連れてゆくが、彼女も貧しく力にはなってもらえない。おまけに二人は折からの失業者の暴動に巻き込まれ、離れ離れになってしまう。いつしか心和ませる大切な相棒となっていたケイトを探してパトリックは街をさまようが、二人が再会した頃、警察の捜査の手は近づいていた。そしてケイトがパトリックに無理矢理連れられていたと思い込んでいた警察は、彼を撃ち川へ転落させるのだった。パトリックの死で心の重いケイトが乗り込んだウエリントン行きの船。そこで彼女は一命をとりとめたパトリックと再会する。そして喜びを胸にウエリントンに到着したケイトを待っていたのは、最愛の父親であった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- サム・ピルスバリー
- 脚本
- グラント・ヒンデン・ミラー
- 原作
- グラント・ヒンデン・ミラー
- 製作
- フィノラ・ドワイヤー
- ラリー・パー
- 撮影
- ウォーリック・アトウェル
- 音楽
- モートン・ウィルソン
- アンドリュー・ヘイゲン
- 編集
- マイク・ホートン
- 字幕
- 山崎礼子