禁じられた体験
劇場公開日:1979年3月17日
解説
近親相姦をテーマに、大人になった双子の兄妹の性生活を描く。脚本は「青い獣 ひそかな愉しみ」の田中陽三、監督は「宇能鴻一郎の濡れて開く」の西村昭五郎、撮影は「好色美容師 肉体の報酬」の山崎善弘がそれぞれ担当。
1979年製作/67分/日本
配給:にっかつ
劇場公開日:1979年3月17日
ストーリー
学生時代、八木、島、佐伯の三人は親友だったが、ある日、佐伯に強姦されたと双子の妹・香から聞いた島は、怒って佐伯を刺し重傷を負せてしまった。七年が過ぎ、八木と香は現在恋人の仲になっている。偶然佐伯と会った八木は佐伯から「あれは強姦じやない、兄を愛する香が、その気持を断切ろうとして俺を求めてきた」と聞かされる。島の経営するスナック双子座にユキという女が毎日やって来て、香と同じアパートにいる中村という男と待ち合せていた。やがて、八木は島から香が妊娠していることを聞かされる。島の家系は双子の兄妹が生まれると、男は早く死んでしまうという伝えがあり、島は例外だった。香は双子が生まれるのを恐れ、堕ろしたがったが、島はどうしても生ませたかった。ある日、階下で飼っている鶏の鳴声に神経質になった香は鶏を殺してしまい、八木は彼女に子供を堕ろさせることにした。激怒した島は八木をめった打ちにする。とっくみあう二人は階段を転げ落ち、鶏小舎をつぶしてしまった。しかし、そんな二人をたしなめる香の顔は以外に晴れやかで、「今度はちゃんと生むからね」との言葉に、島と八木は思わず笑ってしまうのだった。