真実の行方のレビュー・感想・評価
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真実が行方不明
今観れば二重人格の演技は使い古されたギミックだが公開当時は驚かされた人が多かったに違いない。
評価が高い作品だが、よく考えるとおかしな点がある事に気付く。
犯人の本性がロイ(凶悪)であるとすると、なぜ検察側は犯人の気性が荒いという証言をもってこないのか。普段からずっとアーロン(オドオド)を何年も装っていたのか。
もし、何かしらの理由があってアーロン(オドオド)を長年装ってきたとして、大司教のビデオに幾度も素直に応じていた理由がわからない。
なにより二重人格で無罪を勝ち取るつもりなら、これほどの綱渡りをする必要がどこにあったのか、映画の観客をドギマギさせるためにロイが命を危険にさらしたとでも言うのだろうか。
そもそもロイ(凶悪)がこれほど賢く知能が高いなら、証拠を残さずに犯行を行う事も難しくはなかったはず。
こういう不整合をそのままにするなら、最後のシーンはあんなに断定的にするべきではなかったと思う。ぼかしておけば、色んな解釈が出来るという方向に持って行けたのに。
ノートンの演技が
ネタバレには呉々もご注意を!
先日観た『サイド・エフェクト』繋がりで、未見だった今作を鑑賞。
という訳で、今作のネタバレうっかり知ってしまった上の鑑賞になってしまった。
まったく何の情報も先入観もなしに観ていたら多分ラストで、呆然とするリチャード・ギア演じるマーティンに感情移入して共に呆然と出来たのだろうが、今作のオチが“詐病”だということを知っていたので、驚きという意味では残念だった。
但し、今作の最大の見所が、その“オチ”であり、所謂“ジキルとハイド”、アーロンとロイの
真逆のキャラクターを演じるエドワード・ノートンの演技だということで、その“オチ”を知った上観ると面白さが半減してしまうも事実。
この“オチ”で驚かせることが第一の目的のようになってしまって、アーロンは大司教殺害をどのように計画したのか?そもそも父親からは本当に虐待されていたのか?という事件までの経緯についてはまったく描かれていないのは少し物足りない。
確かに、今作がエドワード・ノートンの出世作になったのは間違いないだろうが。
ストーリー〇演技◎
Primal Fear
リチャード・ギアも素敵だけど、エドワードノートンの演技力に圧倒される。
多重人格犯罪者の演技が素晴しい。
始めから全部演技だったというアーロン(ノートン)のラストには唖然。
大人向けの良作法廷サスペンス。
使い古された多重人格ものかと・・・
まだあどけないエドワード・ノートンの演技に圧巻。
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