白い炎の女

劇場公開日:

解説

40年のケニアのハッピーバレーを舞台に、〈ケニアの白い女王〉と呼ばれたダイアナ・デラメアの半生を描く。ジェームズ・フォックスの同名小説の映画化で、エグゼキュティヴ・プロデューサーはマイケル・ホワイト、製作はサイモン・ペリー、監督・脚本は「1984」のマイケル・ラドフォード、共同脚本はジョナサン・ジェムズ、撮影はロジャー・ディキンス、音楽はジョージ・フェントンが担当。出演はグレタ・スカッキ、チャールズ・ダンス、ジョス・アクランドほか。

1987年製作/イギリス
原題または英題:White Mischief
配給:ヘラルド・エース=日本ヘラルド映画
劇場公開日:1989年8月5日

ストーリー

40年、英国領ケニアに赴く30歳も年のはなれたジョク・デ・ブラウトン卿(ジョス・アクランド)と結婚したダイアナ(グレタ・スカッキ)は、彼の財産と肩書に魅力を感じていたが、実はジョクは破産寸前で、名誉挽回のケニア赴任であった。戦争の影響の及ばないケニアのハッピーバレーには、日ごと夜ごとの大宴会、不倫も目常茶飯事の、小さなヨーロッパ貴族社会があった。ダイアナは、ある日のダンスパーティで、プレイボーイのエロル(チャールズ・ダンス)に誘惑される。怒るダイアナであったが心揺れ動く彼女は、数日後週末の別荘で彼と結ばれるのだった。ジョクは女市長グラディス(スーザン・フリートウッド)からそれを聞かされるが、表面的には威厳と平静を保ち、永年の友人としてエロルに抗議をほのめかすが、二人の密会は以前よりも増した。さらに彼は、破産によってダイアナが自分のもとを去る恐怖を噛みしめていた。ジョクがエロルとダイアナの仲を認めたそんな夜、エロルが何者かの銃弾に倒れる事件が起きた。彼の未亡人や愛人たちが殺人容疑者として調べられ、その結果ジョクが逮捕され裁判にかけられてしまう。無罪となったもののジョクとダイアナは社交界からつまはじきとなり、エロルの友人で今ではケニアに帰化したギルバート(ジョン・ハート)が彼女を慰めた。一方エロルの愛人だったアリス(サラ・マイルズ)は、彼の後を追って自殺した。やがてダイアナは、ギルバートの持つ写真を見て、ジョクが真犯人であることを知り、彼のもとを去る決意をするが、怒るジョクは絶望のあまり銃で自殺した。返り血を浴びたダイアナは、アリスの墓を訪れ、そこで彼女とエロルの幻影を見るのだった。

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