ショウ・ボート(1951)
劇場公開日:1952年4月3日
解説
24年間にわたるヒット・ミュージカル・プレイ「ショウ・ボート」は、エドナ・ファーバーのベスト・セラー小説に基づいて、ジェローム・カーン=オスカー・ハマースタイン2世のコンビの作によるものだが、その映画化はこの作品が3度目。「アニーよ銃をとれ」と同じくアーサー・フリードが製作しジョージ・シドニーが監督したテクニカラー版1951年度作品。脚色は「ジキル博士とハイド氏(1941)」のジョン・リー・メイン、撮影のチャールズ・ロシャー、舞台振付けのロバート・アルトン、音楽監督のアドルフ・ドイッチェは夫々「アニーよ銃をとれ」と同じスタッフ。配役はマグノリアに「花の合唱(コーラス)」のキャスリン・グレイソン、ジュリーに「パンドラ」のエヴァ・ガードナー、ゲイロードに「アニーよ銃をとれ」のハワード・キール、アンディ船長にジョウ・E・ブラウン。その他アグネス・ムアヘッド「サマーホリディ」、ダンスチームのチャンピオン、ロバート・スターリング「渓谷の銃声」、アデール・ジャーゲンス「千一夜物語」らが出演する。
1951年製作/107分/アメリカ
原題または英題:Show Boat
配給:MGM日本支社
劇場公開日:1952年4月3日
ストーリー
ミシシッピーの流れを行くショウボート。アンディ船長と継母パーシィ(アグネス・ムーアヘッド)に育てられたマグノリアは、美しい娘盛りを迎えていた。彼女と仲良しのジュリーは、ショウボートの主演女優だが、ハーフ児の身で白人俳優スティーブンと結婚していることが法に触れて、去って行かねばならなかった。入れ替わりに、粋なバクチ打ちのゲイロードが、スティーブンの後釜として乗り込んで来た。マグノリアはたちまち彼と恋に落ち、駈け落ちしてシカゴで愛の巣を営んだ。だが幸福は1年と続かず、ゲイロードはバクチに凝って財産を失い、マグノリアが妊娠していることも知らずに、姿を隠してしまった。悲しみのマグノリアは、昔ショウボートにいたダンサー・チーム、エリーとフランク(マージ&ガワー・チャンピオン)の世話で、ナイト・クラブに歌手として職を求めた。偶然そこには、スティーブンに捨てられ酒浸りになっているジュリーがスターとしていた。ジュリーはマグノリアの不幸な姿を垣間見て、彼女に職を与えようと、ひそかにそこを立ち去って行った。やがてマグノリアは父と再会し、ショウボートに帰ってキムという女の子を生んだ。そして5年、ゲイロードはある船の中でジュリーと会い、キムのことを知った。彼は矢も楯もたまらずショウボートに帰って行った。今はすっかり地道に帰ったゲイロードを、マグノリアは心から迎えるのだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョージ・シドニー
- 脚本
- ジョン・リー・メイヒン
- 原作
- エドナ・ファーバー
- 原作戯曲
- ジェローム・カーン
- オスカー・ハマースタイン2世
- 製作
- アーサー・フリード
- 美術
- セドリック・ギボンズ
- ジャック・マーティン・スミス
- 音楽監督
- アドルフ・ドイッチ
- 録音
- ダグラス・シアラー
- 編集
- ジョン・ダニング
- 編曲
- Robert Tucker
- 音楽演奏
- コンラッド・サリンジャー
- 振り付け
- ロバート・アルトン
- テクニカラー・カラー・コンサルタント
- ヘンリー・ジャッファ
- ジェームズ・グーチ
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Magnolia_Hawksキャスリン・グレイソン
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Julie_La_Verneエバ・ガードナー
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Gaylord_Ravenalハワード・キール
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Captain_Andy_Hawksジョー・E・ブラウン
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Ellie_May_Shipleyマージ・チャンピオン
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Frank_Schultzガワー・チャンピオン
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Stephen_Bakerロバート・スターリング
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Parthy_Hawksアグネス・ムーアヘッド
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Cameo_McQueenアデル・ジャーゲンス
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Peteリーフ・エリクソン
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JoeWilliam Warfield
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Queenieフランセス・ウィリアムス
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Windy_McLainOwen McGiveney
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Sheriffレジス・トゥーミイ
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Kim_RavenalShela Clark
受賞歴
第24回 アカデミー賞(1952年)
ノミネート
撮影賞(カラー) | チャールズ・ロシャー |
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作曲賞(ミュージカル) | アドルフ・ドイッチ コンラッド・サリンジャー |