「Life finds a way. 名作‼️」ジュラシック・パーク アキ爺さんの映画レビュー(感想・評価)
Life finds a way. 名作‼️
マイクル・クライトン原作の映画を色々観ている今日この頃。代表作はやっぱりジュラシック・パークですよね?そしてやっぱり名作です。
ヴェロキラプトルのサイズが違い過ぎるとか、ブラキオサウルスの体重を考えると後ろ足だけで立てるはずがないとか、ディロフォサウルスが別物とか、名前の割にはジュラ紀の恐竜より白亜紀の恐竜が多いよっとか色々と気になる点はあるにせよ、本作を初めて観た時にはメッチャドキドキしましたし、今観ても色褪せない魅力があります。
中でもお気に入りなのがティラノサウルスがティム達の乗る車を最初は上から噛んで固かったからひっくり返して噛もうとするシーン。例えば白亜紀にアンキロサウルスみたいな背中に装甲を持つ恐竜をティラノサウルスはひっくり返して攻撃してて、車にも同じように対応したのではないかと。白亜紀当時の狩りの仕方を甦ったティラノサウルスがやっているというシーンに古代へのロマンを感じます。スピルバーグ良くわかってる‼️
後、見直して発見したのが鳥類は恐竜の生き残りって説が既に映画の中で話されている事ですね。今では常識となっている話でも90年代当時ではまだ一般的ではなかったのではないでしょうか?世界初の羽毛恐竜シノサウロプリテクスが発見されたのは1996年ですし。鳥=恐竜説自体は今から約150年前からあったみたいなんですけど暫く消えていたので、90年代初頭ってまだ恐竜=動きの鈍い爬虫類ってイメージが強かった時代のように思えます。そこからメチャメチャ俊敏に動ける恐竜を定着させたのも本作が残した功績ですよね。
CG自体はたった7分ほどしか使われていなかったそうで今みると粗も目立ちますが、恐竜の常識を一気にアップデートしたスピルバーグ監督は素晴らしいと思います。スピルバーグ監督って何度も世の中の常識をアップデートしているんですよね。ホント凄い監督やわ。
さてさて、DNAは最長でも約700万年で消滅してしまうのがわかってしまった現代、6500万年前の恐竜をDNAから蘇らせるという映画の方法でジュラシック・パークを実現することは不可能なのですが、「鳥を退化させて恐竜にしてみよう」なんて試みもあったみたいですし、いつかは自分の目で恐竜を見れる日がくることを期待しています✨最先端の科学者の人、頑張って‼️