自由の暴力
劇場公開日:2024年8月30日
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解説
「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」などで知られるドイツの鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダー監督が、金持ちの男を愛したばかりにすべてを搾取され破滅していく男の姿を通して資本主義社会の冷酷さを暴いた人間ドラマ。
大道芸人のフランツ・ビーバーコップは宝くじに当たったことをきっかけにブルジョワのゲイのサークルに入り、そこで出会ったハンサムなオイゲンに恋をする。一夜にして富と愛を手にしたフランツは有頂天になってオイゲンに貢ぐが、ブルジョワのオイゲンと孤児出身のフランツとでは、趣味も会話もすべてが相容れず……。
ファスビンダー監督が初めて男性同性愛を真正面から描いた作品で、主人公フランツを自ら熱演した。日本では1977年に「自由の代償」のタイトルで公開され、2024年の特集上映「ライナー・ヴェルナー・ファスビンダー傑作選2024」にて「自由の暴力」のタイトルに変更して再公開。
1974年製作/123分/PG12/西ドイツ
原題または英題:Faustrecht der Freiheit
配給:コピアポア・フィルム
劇場公開日:2024年8月30日
その他の公開日:1977年1月22日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ライナー・ベルナー・ファスビンダー
- 脚本
- ライナー・ベルナー・ファスビンダー
- クリスチャン・ホホフ
- 撮影
- ミヒャエル・バルハウス
- 音楽
- ペール・ラーベン