ジャンクマン
劇場公開日:1982年8月21日
解説
自動車解体業者であり独立プロの映画監督でもある男が、何者かに生命を狙われ、必死で抵抗する姿を描くカー・チェイス映画。製作総指揮はリチャード・ミューズ製作。脚本・監督・主演は「バニシング IN 60”」(74)のH・B・ハリッキー。撮影はトニー・シスロ、音楽はホイト・アクストンが各々担当。出演はハリッキーの他にクリストファー・ストーン、スーザン・ショウ、ラング・ジェフリーズなど。
1982年製作/アメリカ
原題または英題:The Junkman
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1982年8月21日
ストーリー
ロサンゼルスの南、ロングビーチの観光名所の一角で「バニシング IN 60」という映画の撮影が行われていた。ハーラン・ホリス(H・B・ハリッキー)はこの映画の脚本・監督・主演をこなす、カー・アクション映画のスーパー・スターだ。彼は撮影が終了した翌日、パソロブレスに愛車のキャデラック・エルドラドを駆って向かった。そこで若くして自動車事故で逝ったジェームス・ディーンの記念祭が行われるからだ。一方、「ホリスを殺せ」との依頼を受けた暗殺団も秘かに彼のあとを追っている。草原の丘が続く田舎道で、ホリスは自分の車を備考する車に気づいた。並行して走る車から彼を狙う銃口。わけのわからないまま、ホリスは身の危険を察してアクセルを踏み込んだ。曲りくねった田舎道で、殺し屋たちの車に追われながらフルスピードで疾走するキャデラック・エルドラド。ホリスは持てるドライビング・テクニックを全て駆使して、追撃をかわしながらパソロブレスへの道をひた走った。殺し屋たちはホリスのテクニックについていけず、小型飛行機を使って、空から襲う計画を実行した。そして、記念祭の会場に突入したホリスの車めがけて、次々と手榴弾が落とされた。これにはさすがのホリスもよけきれず、会場近くの農家に突っ込んだホリスの車は大音響とともに、農家もろとも、ふっとんでしまった。ホリスは寸前のところで助かり、ロサンゼルスへ戻ると、逆襲に転じた。実はホリス殺害の依頼人は、ホリスの独立映画プロの重役だったのだ。身近にいた敵を知ったホリスはオフィスへ向かうが、そこでも敵はまちぶせていた。丁度そのころ、ホリスの新作「バニシング IN 60」のプレミア・ショーがサンセット大通りにあるシネラマ・ドームで開かれようとしていた。暗殺団の手によって、その駐車場に爆弾が仕掛けられたことを知ったホリスは、飛行船に乗って現場へ急行。間一髪のところで爆弾をとり除いたホリスは犯人を追いつめ、倒すのであった。