ジャッカー

劇場公開日:

解説

組織の殺人を目撃したため誘拐された少年と、2人の殺し屋が車中で過ごす心理的駆け引きに満ちた一夜を描くサスペンス・アクション。製作はアントニー・ルーファス・アイザックスとジェフ・ヤング、監督・脚本はこれがデビューの26歳、「ヒッチャー」の脚本家エリック・レッド、撮影はビクター・J・ケンパー、音楽はビル・コンティが担当。出演はロイ・シャイダー、アダム・ボールドウィンほか。

1988年製作/アメリカ
原題:Cohen and Tate
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
劇場公開日:1990年3月17日

ストーリー

わずか9歳のトラヴィス(ハーレイ・クロス)はマフィア同士の抗争事件の唯一の目撃者として両親と共にFBIの護衛を受けていたが、突然乗り込んで来た2人の殺し屋によって両親はいとも簡単に撃たれ、トラヴィスは車に乗せられ連れ去られる。殺し屋はコーエン(ロイ・シャイダー)とテイト(アダム・ボールドウィン)。2人の使命はただトラヴィスをマフィアの本拠地ヒューストンに無傷で送り届けることだけだ。しかしプロの一匹狼コーエンとエキセントリックなテイトはいがみ合い、車中には不気味な緊張が走る。一方、最初は泣き叫ぶだけだったトラヴィスは、父親の生存をラジオで知るや生きる希望を取り戻し隙を伺い脱出してパトカーに保護されるが、追いついた2人に警官は射殺され、警察の非常警戒網も強引な手段によって突破されてしまう。そこでトラヴィスは最後の手段として、2人の不和を突く心理戦にたった1人で挑む。トラヴィスを殺してしまうことを主張するテイトに対し、それを押し止めるコーエンのいさかいを頂点に導く試みは成功し、ついにコーエンはテイトを撃ち殺してしまう。トラヴィスとコーエンの乗った車はヒューストンに向かうが、そこはすでに警察により完全に囲まれていた。コーエンは射殺され、陽光の中、トラヴィスは無事保護された。

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