ジャイアンツ

劇場公開日:2021年1月29日

解説・あらすじ

テキサスの大牧場で暮らす家族の30年にわたる人間模様を描き、ジェームズ・ディーンの遺作となった大河ドラマ。エドナ・ファーバーのベストセラー小説を基に、「シェーン」の名匠ジョージ・スティーブンスがメガホンをとり、1957年・第29回アカデミー賞で監督賞を受賞した。1920年代。東部バージニアの名家の次女レズリーは、テキサスで大牧場を営むベネディクト家の青年ビックと恋に落ち、結婚する。希望を胸にテキサスへとやって来たものの、東部とは全く異なる価値観や生活習慣の違いに戸惑い、なかなかなじむことができない。ビックの助手を務める牧童ジェットは、レズリーに密かに恋心を抱いていた。やがてジェットは石油を掘り当てて大富豪となり、ベネディクト家を去る。牧場主ビックをロック・ハドソン、妻レズリーをエリザベス・テイラー、牧童ジェットをディーンが演じた。2021年1月、「ジェームス・ディーン生誕90周年記念上映」(21年1月29日~、新宿ピカデリー&なんばパークスシネマ)でリバイバル上映。

1956年製作/201分/アメリカ
原題または英題:Giant
配給:ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日:2021年1月29日

その他の公開日:1956年12月22日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第14回 ゴールデングローブ賞(1957年)

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
最優秀監督賞 ジョージ・スティーブンス
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映画レビュー

5.0 何度でも見返したい名シーンが数珠繋ぎのカルトムービー

2021年1月31日
PCから投稿

泣ける

笑える

興奮

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共感した! 2件)
清藤秀人

4.0 これもアメリカの物語

2025年10月10日
PCから投稿

この映画で見るべき俳優は
時代の宝石エリザベス・テイラー
繊細な演技のジェームズ・ディーン

ふたりは絵になる。

物語は東部のお嬢様
嫁ぎ先は荒々しいテキサス
結婚に付き物の夢と失望
しきたりと文化の違い
そこで強く生きる姿

夢、思惑、落胆、幻想
無くならない人種差別
アメリカンドリーム

彼らが手にしたもの
失ったものの話し。

人種差別バリバリの1956年製作
正義を残しつつ時代の変化を問う
現在も残っているから根は深い。

ジェームズ・ディーンは体の使い方が上手い。

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星組

5.0 タイトルなし(ネタバレ)

2025年8月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.5 大西部テキサスの風土と変遷

2025年4月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

感想

アメリカの中でも最も保守的な風土をもっているテキサス。そこで代々大牧場を営んできたベネディクト家。一家の長として逞しく切盛りをするジョーダン(ビック)の元へ東部から嫁いできたリベラルで進歩的な考えをもつレズリー。ある家族の生涯を通してそれを取り巻くアメリカ近代史における当時の人種差別的社会状況、時代の変遷におけるテキサスの栄枯盛衰、そして彼等を取り巻く、様々に変容していく人間模様を描いた見応えのある重厚なドラマであった。

監督
アメリカ人の良心とは何かを描くことを得意としたジョージ・スティーブンス。監督としてシェーンと並ぶ最高傑作であったと個人的に思う作品。1957年第29回アカデミー賞最優秀監督賞受賞。

配役
レズリー・ベネディクト:エリザベス・テイラー
美しく麗しい限りの姿を見せており理知的で自分の意思で行動していこうとする女性を年齢を重ねても巧みに演じていた。

ジョーダン・ベネディクト:ロック・ハドソン
保守的で誇り高いテキサス男を演じアカデミー賞主演男優賞ノミネート。

ジェット・リンク:ジェームス・ディーン
1956年度のアカデミー主演男優賞にノミネート。しかし受賞式の時には既に他界していた話は有名。大借金と苦難の末に石油が湧出しビックにその事を告げにぼろぼろのトラックで来て啖呵をきるシーンが印象的。

他の配役として本作が初の大作出演となるキャロル・べイカーと駆け出し時代の若き日のデニス・ホッパーがそれぞれベネディクトの子供を演じる。また、この時代の売れっ子であったサル・ミネオがドラマのポイントとなる印象的なメキシコ人二世として出演している。

⭐️4.5

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Moi