地獄の7人
劇場公開日:1984年6月2日
解説
米軍退役陸軍大佐が、ベトナム戦争で捕虜となった息子を奪還すべくかつての部下と共にベトナムヘ向かうというアクション映画。製作は「コナン・ザ・グレート」の監督ジョン・ミリアスとバズ・フェイシャンズ、エグゼキュティヴ・プロデューサー・監督は「ランボー」のテッド・コッチェフ、脚本はジョー・ゲイトン、撮影はスティーブン・H・ブラム、音楽はジェームズ・ホーナー、美術はジェームズ・L・ショップが担当。出演はジーン・ハックマン、ロバート・スタック、フレッド′・ウォード、レブ・ブラウンなど。ドルビー・ステレオ。日本版字幕は金田文夫。イーストマンカラー、ビスタサイズ。1983年作品。
1983年製作/アメリカ
原題または英題:Uncommon Valor
配給:パラマウント映画=CIC
劇場公開日:1984年6月2日
ストーリー
ジェースン・ローズ大佐(ジーン・ハックマン)は、ベトナム戦争で行方不明になった息子のことを、この10年考え続けている。息子がまだ生きていて、ラオスの奥深くの捕虜収容所に囚われているような気がしてならないのだ。政府に懇願したが一向に要領を得ない。ローズは自ら立ち上がることにした。まず友人の空軍大佐から、現存するベトコン捕虜収容所の空中写真を入手し、息子がそこに囚われている可能性を信じ、石油王ヒュー・マグレガー(ロバート・スタック)の援助を求めた。マグレガーの息子もやはり戦時中に行方不明になっているのだ。ローズは早速、息子の戦友のGIを捜し出すことにした。そして、ついに、ローズは、息子の海兵隊時代の戦友5名を説得し、協力を得ることに成功した。その5人とは、サーフィンの名手で爆破の名人ブラスター(レブ・ブラウン)、反戦彫刻家ウィルクス(フレッド・ウォード)、元へリ操縦士で黒人の病院理事ジョンソン、元ヘリ副操縦士チャーツ、そして刑務所から出て来た大男セイラーである。マグレガーは、ローズらのためにテキサスの私有地を特訓の場に選び、ベトコンの捕虜収容所の実物大の模型をつくり上げた。そして、ローズは実戦経験はないが最新兵器に強く若いスコット(パトリック・スウェイジ)を戦力の1人に加えた。しかし、数週間の訓練のうちに、若いスコットと他のメンバーたちとの間に摩擦が生じた。遂に衝突するスコットとセイラー。スコットは負けるが、新たな真実をみなは知らされる。スコットの父親はベトナムで行方不明になっていたのだ。やがて訓練が終わり、彼らはヘリでその場を出発しバンコクへと向かった。バンコクでは事態は悪化した。すべての兵器を没収されてしまったのだ。しかし、北方の高地を目指して進む一行に中国人麻薬商人ジャンが2人の娘と共に手をかした。長い旅が始まり、狭いうねった高地の道を一行は進んだ。しかし、ラオスに着くと、彼らは機銃掃射を受け、ジャンの娘マイ・リンが若い命を落とした。翌朝明け方近く、一行は捕虜収容所に達した。チャーツ、ジョンソン、セイラー、ローズ、ライ・ファンらの空中組と、ウィルクス、ブラスター、スコット、ジャンの地上組の2チームに分かれて、戦闘を開始した。橋の爆破に失敗し自ら橋に身を投げて爆死を遂げるブラスター、敵兵に身を投げて戦死するセイラーなど、犠牲者を出したが、ローズは目的通り収容所に囚えられていたアメリカ兵を救出した。しかし、彼の息子は、すでに病死していた…。(パラマウント映画′=CIC配租*一時間四五分)
スタッフ・キャスト
- 監督
- テッド・コッチェフ
- 脚本
- ジョー・ゲイトン
- 製作総指揮
- テッド・コッチェフ
- 製作
- ジョン・ミリアス
- バズ・フェイトシャンズ
- 撮影
- スティーブン・H・ブラム
- 美術
- ジェームズ・L・ショップ
- 音楽
- ジェームズ・ホーナー
- 編集
- Mark Melnick
- アソシエイト・プロデューサー
- Burton Elias
- ウィングス・ハウザー