さらば恋の日

劇場公開日:

解説

年上の叔母に恋をした少年の、激しい心のゆらめきと、その恋の破局をみつめた青春物語。監督は「華やかな魔女たち」のマウロ・ボロニーニ。エルコレ・パッティの原作をルチア・ドルーディ・デンビー、アントニオ・アルトビーティ、エンニオ・デ・コンチーニの三人が脚色。音楽は「バーバレラ」のエンニオ・モリコーネ、撮影は「天使の詩」のアルマンド・ナンヌッツィが担当。製作はアッティリオ・リッチオ。出演は「想い出よ、今晩は」のジーナ・ロロブリジーダ、「悪い奴ほど手が白い」のガブリエレ・フェルゼッティ、新人のパオロ・タルコとイサベラ・サボナ、フランスの舞台女優ダニエル・ゴデなど。

1969年製作/イタリア
原題:Un Bellissimo Novembre
配給:ユナイト
劇場公開日:1969年11月22日

ストーリー

シシリーの11月は、夏も終りのさみしい季節。十七歳のニーノ(P・タルコ)は、母エリサ(D・ゴデ)、弟ウンベルト(P・フォルテュナート)と、伯父のアルフィオ(C・ガイパ)の別荘におもむいた。そこには親戚一同が集まっていた。ニーノを慕ういとこのジュリエッタ(I・サボナ)もその中にいたが、彼の心は美しい叔母チェッティーナ(G・ロロブリジダ)を求めて、動揺していた。死んだ父を裏切った母への不信感と愛への飢えで彼女に対する慕情はますます激しさを増した。だが、チェッティーナは多情な女であり、夫のビアジオ(G・フェルゼッティ)に満足せず、夫の同僚とも情事をかさねていた。ニーノは彼女の浮気に嫉妬しながらも、十一月の素晴しい恋を楽しんでいた。しかしある日、ニーノはチェッティーナの情事の現場をみてしまった。荒れ狂う絶望の中で、ニーノは彼女の頬を乱打した。十一月ももう終りをむかえていた。やがてニーノは愛らしいジュリェッタと結婚することになった。そうして彼も大人の仲間入りをしたのである。

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