劇場公開日 1968年3月16日

サムライ(1967)のレビュー・感想・評価

全33件中、1~20件目を表示

4.0アラン・ドロンの孤高の存在感とメルヴィルの創造性が融合した一作

2019年9月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

本作において、“サムライ”と直接結びつくのは冒頭に掲げられた文言だけで、あとは殺し屋の日常が淡々と描かれていくのみ。おそらく監督は、この孤独な生き様や、何事にも特殊なこだわりを持った生活様式を、サムライのそれと重ね合わせたかったのだろう。

見所なのは、冒頭のシーン。雨の音が絶え間無く続く中、クレジットを映し終えると、ほぼ不動に近かった室内が急にボワンボワンと膨張と収縮を始める。これはカメラを後退させてはズームしたり、ストップ・モーションを加えたりする操作の産物らしいが、この場面を通じて「すべてが動き、同時にすべてがそこにとどまったまま」という象徴的な状況を描きたかったそうだ。

主人公は決して刀を振り回したりしないが、かくも精神性の部分で、サムライにも似た特殊な境地を表現しようとする。何者にも束縛されず、自由に創造性を羽ばたかせる。そんなメルヴィルの研ぎ澄まされた流儀がとても粋な一作だ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
牛津厚信

4.0好き嫌いはあるだろうけれど完璧な映像美と完璧なアラン・ドロンを観ることができる完璧な作品

2025年7月7日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

難しい

斬新

冒頭、新渡戸稲造の著書『武士道』からの引用と覚しき一節が映し出されるのだけど、『武士道』にはそのような一節はないそうである。

でも、それでいいのである。
映画とは壮大なウソであり、作品を面白くするためなら監督はいくらでも大胆なウソをついていいのである。二流、三流の監督はリアリズムや物語の整合性にこだわりすぎてしばしば作品の面白さを見失ってしまうことがあるが、本末転倒と言うべきだろう。

この作品の中の世界で出版されている『武士道』にはそういう一節が確かに書かれているのだ。
これはそういう、現実とは違うもうひとつの別の世界の物語なのである。

監督のジャン=ピエール・メルヴィル自身も「私はリアリズムには興味がない。私の映画は全て空想に依存している。私はドキュメンタリー作家ではない。映画は何よりもまず夢である」と語っている。

本作でアラン・ドロンが演じるのは孤独な殺し屋だ。仕事に行く前、自宅のアパートの部屋で身支度をするのだが、身に着けるのはグレーのスーツにベージュのトレンチコート、グレーのソフト帽というクールな出で立ちである。

普通に考えれば、殺し屋がこれから汚れ仕事をやろうというのにトレンチコートとソフト帽でスタイリッシュにビシッと決める必要はない。
でも、リアリズムから遠く離れたこの場面こそがこの映画の最大の見せ場と言ってもいい。
この場面こそが、サムライが死地に赴く際に身支度をきちんと整える、言わば死装束の場面だからだ。

トレンチコートの襟を立て、鏡の前でソフト帽のつばに指を滑らせるアラン・ドロンの完璧な美しさ。ここにこの映画の全てが凝縮されていると言っても過言ではないだろう。

映画という虚構の世界、夢の世界であるからこそ、我々は現実には決して存在しない完璧な美しさを備えた殺し屋を目の当たりにすることができるのである。
「映画を観る」という喜びの一つの極致がここにある、と言ったら言い過ぎだろうか。

さらには、メルヴィル・ブルーと呼ばれる青みがかった灰色の映像美も素晴らしい。
さびれた路地裏も美しい。安アパートも美しい。ナイトクラブのような現代的な場所はすぐに古臭くなってしまうものだけれど驚くべきことにこういう場所も美しい。どこを切り取っても完璧なまでに美しいのである。

物語自体はやや単調な印象を受けるが、自分はこの作品を、メルヴィルがアメリカ的な犯罪パルプ小説を一人の孤独な戦士(サムライ)の叙事詩にまで高めたもののように感じた。
娯楽作品ではなく叙事詩だ、などと言ったらやっぱりちょっと言い過ぎだろうか(笑)。

コッポラ、スコセッシ、北野武、ジム・ジャームッシュ、サム・ペキンパー、ジョン・ウー、ジョニー・トー、タランティーノ、リュック・ベッソンなど、自分のスタイルに強いこだわりを持ち独特のノワール的な作品を撮ることで知られる監督たちがメルヴィルの影響、特に『サムライ』の影響を受けているようだが、それもむべなるかな。

本作は、もちろん好き嫌いはあるだろうけれど、一つの完璧なフィルム・ノワールである。
ノワール的な作品を撮る作家性の強い監督たちが、これほど完璧に造り上げられた作品の影響を受けずにいられるわけがないのだ。

コメントする 3件)
共感した! 4件)
盟吉津堂

4.0NHKBSにて2度目の鑑賞 フランスらしいというのか、どんよりとし...

2025年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

NHKBSにて2度目の鑑賞

フランスらしいというのか、どんよりとした湿った感じで、進行していく。

ほぼ全編無表情のアランドロン、しかし、その存在感、美しさは

ずっと観ていられる。

わからないのは、ピアニストの女性は、アランドロンへの好意ではなく、

組織の人間だから、アランドロンが捕まらないよう有利な証言をしたと思うが、

アランドロンは、彼女が組織の人間であることを知らなかったから、彼女に銃を向けるも

銃弾は入れてなかったのだろうか。

それとも彼女は何も知らず、単にアランドロンへの好意だけで、容疑者ではないと

証言したのだろうか。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
藤崎敬太

4.0時代を象徴する様な主人公像に感慨を覚えた

2025年7月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 10件)
Kazu Ann

4.0ファーストシーンで彼の立ち位置がわかる

2025年6月28日
スマートフォンから投稿

パリで密かに暮らす男
素性は多く語られない

孤高の殺し屋

恩義の表し方
自己犠牲の精神
ケジメの付け方

仕事中でも外さない帽子
それを外した時の覚悟に
武士道を感じた。

ボルサリーノ
雨のパリが美しい

コメントする (0件)
共感した! 1件)
星組

5.0ナタリードロンのデビュー作だった。

2025年6月25日
スマートフォンから投稿

斬新

メルビルやアンリドゥカエのカメラも良かった。特にスタートの画面構図から、この作品の雰囲気に引き込まれた。ナタリードロンとアランドロンの顔が似すぎてて不思議だ。ピアニストのラストでのコステロとの短い会話が秀逸でしたね。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
アデル

4.0とにかくたくさん歩くサムライ

2025年4月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

移動するシーンだらけの映画だった。
その移動する、主人公が歩くシーンをただただ見続けている内に、何故か目が離せなくなり、ああこの映画は美しい無駄のない所作(まるで日本舞踊の、茶道の削ぎ落とされた無駄のない所作)を愛でる映画なのだと気づく。
この100分の映画を見続けていたいと思わせられて、それがこの映画の価値になっている。
北野武映画のようだと思ってみていて、やはりめちゃくちゃ影響受けてるよねと思いました。
移動シーンが楽しい素晴らしい映画は名作ですね。
感服。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
あした

4.0【噛めば噛むほどに味が出るスルメのような映画】

2024年9月14日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 5件)
共感した! 6件)
everglaze

3.5追悼鑑賞

2024年8月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

とにかく哀愁が漂う作品。
アラン・ドロンさん、ご冥福をお祈り致します。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
光陽

3.5深い深い孤独

2024年8月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 8件)
共感した! 9件)
こころ

3.5アラン・ドロンの存在感

2024年8月14日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 1件)
spicaM

3.5アラン・ドロンが暗い暗い、中折れ帽とトレンチコートを身にまとう一匹...

2024年5月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

アラン・ドロンが暗い暗い、中折れ帽とトレンチコートを身にまとう一匹狼の殺し屋の生きざまを演じた名作。
共演に『カビリアの夜』のフランソワ・ペリエ、当時ドロンと婚姻関係にあったナタリー・ドロン。ピアニストのヴァレリー役でカティ・ロジェ。
冒頭、「侍ほど深い孤独の中にいる者はない。おそらくそれは密林の虎以上だ ――『武士道』より」と表示される。
そうだろうか?

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ナイン・わんわん

5.0映画鑑賞の原点

2024年2月13日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、DVD/BD、映画館

1968年7月14日、私は「サムライ」を観た。
近所の名画座で「サムライ」「続夕陽のガンマン」「007は二度死ぬ」の3本立てであった。他の2本も楽しめたが、何と言っても私の心を捉えたのは「サムライ」である。
淡いブルーの色調に抑えたアンリ・ドカエのカメラ。フランソワ・ド・ルーベの音楽。派手に流れないジャン・ピエール・メルビルの演出。アラン・ドロンの演じたストイックな一匹狼の殺し屋に魅せられてしまい、ラストシーンでは思わず涙が出てしまった。

映画とは素晴らしい物だと思い、少しでも多くの素晴らしい映画と出逢うために映画館通いが始まった。
最初は名画座ばかりだったが、そのうちロードショーへも行くようになり試写会へも応募するようになった。観た映画をノートに記し、映画雑誌を読み、スタッフやキャストも気にするようになった。初めのうちは洋画オンリーであったが、黒澤明の「七人の侍」を観てからは邦画へも目を向けるようになった。いつしか映画を観る事が生活の一部になった。
この映画は、私の映画鑑賞の原点である。

あの日流した涙は何だったのか。その答えとの出逢いを求めて、私は今日も映画館の暗闇の中へと出かけて行くのである。

1968. 7.14 東十条オデオン座(併映 続夕陽のガンマン、007は二度死ぬ)
1968. 7.16 赤羽オデオン座(併映 続夕陽のガンマン)
1970. 7.25 シネマ新宿
1970. 9. 6 テアトル新宿(併映 泥棒を消せ、華麗なる賭け)
1971. 2. 7 テアトル新宿(併映 さらば友よ)
1971. 6.27 テアトル新宿(併映 冒険者たち)
1971.10.22 テアトル新宿(併映 さすらいの狼)
1973. 4. 9 池袋文芸座
1973. 7. 7 テアトル新宿(併映 さらば友よ、リスボン特急)

追記:1990年代以前の鑑賞日の設定は出来ませんでした。
追記2:映画の冒頭「ジャングルの中の虎に似てサムライの孤独ほど深く、厳しいものはない−武士道-」という字幕が入ります。
これは武士道が出展ではなく、ジャン・ピエール・メルビルが考えたものだと、本人がインタビューで語っています。
孤独が深く、厳しいものとしてのサムライだと言う事でしょう。
追記3(2024.7.29NHK-BS 字幕・大城哲郎⇒追記2の翻訳のニュアンスが若干違う)
・当時アラン・ドロン夫人だったナタリー・ドロンは本作が映画デビュー。
・ナタリー・ドロンの部屋を訪ねて来る記憶力のいい男はミシェル・ボワロン監督。
・ナタリー・ドロンは、この後ミシェル・ボワロン監督の「個人教授」に出演して日本で人気が出る。

コメントする 8件)
共感した! 11件)
Mr.C.B.2

4.0【笑顔無き、自身の殺しの流儀を変えない孤高の殺し屋を演じたアラン・ドロンのスタイリッシュな魅力炸裂作品。】

2024年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

怖い

知的

■恋人ジャーヌ(ナタリー・ドロン)にアリバイを頼み仕事に出掛けていく殺し屋・ジェフ。(アラン・ドロン)クラブの経営者を殺害し、現場を後にしようとしたその時、黒人歌手・バレリー(カティ・ロジェ)に顔を見られてしまう。
 だが警察で行われた面通しで、なぜかバレリーはジェフが犯人であることを否定する。

◆感想

・灰色がかった硬質な映像と、最小限の音楽。そして、ニヒルなまでに、自身の殺しの流儀を変えない孤高の殺し屋ジェフを演じたアラン・ドロンが、格好良すぎる。
ー トレンチコートに、帽子。長身痩躯なアラン・ドロンの姿が印象的である。-

・資料によると、ジャン・ピエール・メルヴィル監督は、日本の侍をイメージしてジェフのスタイルを考えたそうである。

<抑制したトーンの中、警察に追われるジェフが地下鉄を巧みに使うシーンや、バレリーが演奏するバーに現れた時に、彼の拳銃には銃弾が入っていなかった所など、作品全体が醸し出す雰囲気が、格好良すぎる作品である。>

コメントする 2件)
共感した! 11件)
NOBU

5.0ジャングルの中の虎に似てサムライの孤独ほど深く、厳しいものはない‼️

2024年2月4日
スマートフォンから投稿

悲しい

怖い

興奮

アラン・ドロン扮するジェフ・コステロ‼️彼こそサムライである‼️目深にかぶったソフト帽、襟を立てたトレンチコートが虚無感を漂わせて何ともカッコいい‼️サムライですね‼️「武士道」の厳しいルールを自分に課しながら生きている彼は、常に深く熟考し、引っ切りなしに煙草を吸い、部屋の中でも決して帽子を脱がないような男‼️サムライですね‼️ジェフは孤独で無口で、暗い部屋に一人暮らし、小鳥一羽を同居人としている‼️サムライですね‼️常に死と対決しながら冷静に行動し、裏切られることはあっても裏切ることはなく、殆ど表情を変えず、落ち着いて相手を射殺するが冷酷ではない‼️サムライですね‼️わが道は死ぬことと知っている‼️本物のサムライですね‼️カラーなのにまるでモノクロ画面のような渋い色彩設計、セリフではなくジェフの行動のみで物語を語るジャン=ピエール・メルヴィル監督のスタイリッシュな演出‼️彼もまたサムライですね‼️他人を一切寄せ付けず、己のスタイルを貫き通して死んでいく殺し屋を、日本の侍のイメージとダブらせるなんて、フツー思いつかない‼️天才ですね‼️線路にかかった陸橋の上で、ジェフが金髪の男に襲撃されるシーンは何度観ても息を呑む素晴らしさ‼️サイコーのフィルムノワールの一本ですね‼️

コメントする 5件)
共感した! 11件)
活動写真愛好家

3.5かっこよさがかっこよさであった時代

2023年8月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

ノワールである。黒いパイプ椅子にも型押しがしてあって、黒の多様性が興味深い。
そしてアラン・ドロンはパーフェクトな美しさだが、美しいものを美しいと真っ直ぐに発信し、見る側もそれをそのままに受け取れたんだなと思う。
(その後、容姿の端正な美は持て余されるものとなった気がするし、その結果としてパロディ化されたりしてーー泉昌之『かっこいいスキヤキ』を思い出してしまったのだーー無邪気にうっとりすることが難しくなったように思う。)

コメントする (0件)
共感した! 1件)
ouosou

3.5アラン・ドロンの孤独な殺し屋

2022年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1967年(仏/伊)監督:ジャン=ピエール・メルヴィル
孤独な殺し屋のアラン・ドロン。
ソフト帽にベージュのトレンチコート。
着こなしが完璧な上にその姿・お顔の美しいこと。
アラン・ドロンを堪能する映画でした。

ジェフ・コステロ(アラン・ドロン)は金で人殺しを請け負う孤独な殺し屋。
題名は「サムライ」ですが、誤解が海外にはあるようです。
サムライ(武士)は組織(主君とか藩に属する職業で、大義のためには命を捨てて戦うけれど、
殺し屋ではない。特に孤独な訳でもない・・・)

ジェフはナイトクラブで《殺しの仕事》を果たして部屋を出る時、黒人のピアニストに
顔を目撃されてしまいます。
面通しでピアニスト(カティ・ロジェ)は嘘をつき、ジェフをかばう。
事前にコールガールのジャーヌ(ナタリー・ドロン)に、アリバイ工作を頼んでいたジェフ。
一旦釈放されたものの。
主任警部(フランソワ・ペリエ)は、犯人はジェフに違いないと確信して、
包囲網を引いて行く。
メトロの追っかけっこ=逃亡劇は、スリルがあります。
マンツーマンで警察官がマークする中、彼らを巻くジェフのカッコ良さ!!
ジェフが車を盗む手口。
鍵束がネックレスのようです。
一個一個試して即、エンジンが掛かりスタート!!
盗んだ車を仲間のアジトに持ち込んでプレートを変えて、ついでに銃を受け取る。
と、かなり周到な仕事ぶり。

孤独なサムライの心を慰めてくれるのは毛色の悪い、声も悪いカナリアだけ。
この映画、カラーなのにほとんど色味がないです。
肌の色と車のライトが目立つくらいで、ほぼ無彩色。
会話も少なく、心の繋がりを断つジェフだけがポッカリと浮かび上がります。
しかし殺し屋の嗅覚は鋭い。
部屋に押し入ってきた殺し屋。
ジェフの首に銃を押しつける。
ジェフの目つきが瞬時に殺気立ちます。
目の前に肉塊をぶら下げられたドーベルマンのように、素早く襲いかかるジェフ。
流石の凄腕だ!
この暴力=心底プロの殺し屋だと知ります。

ラストの展開は、覚悟を決めたのでしょうか?
孤独な男は最後まで、1人ぽっち・・・でした。

コメントする 5件)
共感した! 7件)
琥珀糖

4.0「愛と誠」の鳥のシーンはここからか・・・

2022年3月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 10件)
kossy

2.5アラン・ドロンの佇まいの素晴らしさ

2021年7月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アラン・ドロンのトレンチコートに帽子の佇まい、かっこ良いといったらない。

ストーリーとしてはこの時代のフランス映画独特の後味の悪さが残った。
アラン・ドロンの映画、冒険者たちと同じ後味の悪さ。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
カメレオン

3.5一匹狼の殺し屋の運命

2020年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アランドロン扮する一匹狼の殺し屋ジェフコステロは、ナタリードロン扮するジャーヌの所へ行ってアリバイ工作をした。ジャーヌとコステロは警察に呼ばれて取り調べを受けたが証拠不十分だった。コステロは、尾行を逃れ仕事の相手方に報告したところ警察に拘束されたため撃たれ腕を負傷した。警察からも組織からも狙われる事になったコステロの運命は? 追跡を繰り返す極めて地味なトーンだったが殺し屋の孤独感が出ていたし、何と言っても久しぶりにナタリードロンが観られたのは良かった。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
重
PR U-NEXTで本編を観る