サマー・ナイト

劇場公開日:

解説

シェークスピアの「真夏の夜の夢」を下敷にした幻想的な軽い喜劇。製作はロバート・グリーンハット、製作総指揮はチャールズ・H・ジョフィ。監督・脚本は「スターダスト・メモリー」(80)のウッディ・アレン。撮影はゴードン・ウィリスが担当。音楽はメンデルスゾーンの「真夏の夜の夢」「バイオリン協奏曲作品64」「ピアノ協奏曲第2番」などが使われている。出演はウディ・アレン、ミア・ファーロー、ホセ・フェラー、メアリー・スティーンバージェン、トニー・ロバーツ、ジェリー・ハガティなど。

1982年製作/アメリカ
原題または英題:A Midsummer Night's Sex Comedy
配給:ワーナー映画
劇場公開日:1982年10月30日

ストーリー

ウォール街の株式仲買人アンドリュー(ウッディ・アレン)は、妻のエイドリアン(メアリー・スティーンバージェン)とともに郊外の館で休暇を過ごしている。アンドリューは発明狂で、空飛ぶ自転車やりんごの皮むき器などを作っている。悩みの種は妻との性生活がうまくいってないことだ。この館に友人でプレイボーイの医者マックスウェル(トニー・ロバーツ)が、看護婦のダルシー(ジェリー・ハガティ)を伴なって到着。ついで、エイドリアンのいとこで大学の教授をしているレオボルド(ホセ・フェラー)が、年若い婚約者のエリアル(ミア・ファーロー)と一緒にやって来た。2人は明日結婚式をあげる予定である。アンドリューとエリアルは昔つきあったことがあり、それがエイドリアンにばれて、アンドリューは弁解にしどろもどろ。マックスウェルは自然の神秘を説き、一方、レオポルドは形而上の存在を認めないので、2人は互いに相手を論破しようとする。エリアルから「以前、あなたが積極的にせまったら、私あげちゃったのに」と聞かされ、大いに悔むアンドリュー。レオポルドは独身最後の夜だからとダルシーを口説く。アンドリューはエリアルに一目惚れしたマックスウェルに頼まれ、彼女を空飛ぶ自転車に乗せて小川に向かう。だが、途中で池に落ち、2人ともずぶ漏れ。一方、エイドリアンはダルシーにセックスの手ほどきを受ける。その夜、アンドリューは霊魂の玉を見せる。この玉は心霊体とか過去や未来を見せてくれるのだとアンドリューは言う。やがて玉は赤く光り、男女の姿を写し出す。深夜、小川のほとりでアンドリューとエリアルは愛の営みをしたが、どうもうまくいかない。そこヘレオポルドが弓矢を持って現われたので、アンドリューは退散。レオポルドに胸を射たれたマックスウェル。マックスウェルはエイドリアンと寝たことを告白。レオポルドは夢遊病者のようになって館へもどり、荒々しくダルシーとセックスを始め、絶頂に達した時に死亡。エイドリアンは夫に浮気を知られたことで罪の意識が消え、2人は納屋で抱き合う。エリアルとマックスウェルの仲もまとまった。そしてレオポルドの霊がみんなに語りかける。「ここの森には性の絶頂時に死んだ男女の霊でいっぱいだ」。森の中で無数の霊が赤く燃えている。

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