サージャント・ペッパー

劇場公開日:

解説

1967年に、ビートルズが発表したアルバムサージャント・ペッパーズ・ロンリー・ハーツ・クラブ・バンドを基に、若者たちの恋と冒険を描く音楽映画。製作は「グリース」のロバート・スティグウッド、監督は「カー・ウォッシュ」のマイケル・シュルツ。ビートルズの同名のアルバムを基にへンリー・エドワーズが脚色。撮影はオーウェン・ロイズマン、音楽監督はジョージ・マーティン、音楽作詞・作曲はジョン・レノン、ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、編集はクリストファー・ホームズ、製作デザインはブライアン・イートウェルが各々担当。出演はピーター・フランプトン、ビー・ジーズ」のバリー、ロビン、モーリスのギブ3兄弟、フランキー・ハワード、ポール・ニコラス、ドナルド・プレザンス、サンディ・ファリーナ、ダイアン・スタンバーグ、スティーブ・マーティン、エアロスミス、アリス・クーパー、アース・ウインド&ファイアー、ビリー・プレストン、スタガード、ジョージ・バーンズなど。

1978年製作/アメリカ
原題または英題:Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band
配給:パラマウント=CIC
劇場公開日:1979年6月9日

ストーリー

第一次世界大戦で、兵士たちのために音楽を演奏したサージャント・ペッパー(ビリー・プレストン)のロンリー・ハーツ・クラブ・バンドは、その人類にたぐいない平和をもたらした功績で彼の生地ハートランドの市庁舎の屋根に彼を型どった風見鶏がたてられることになった。だが、その祝典の当日、サージャント・ペッパーは息をひきとった。悲しみの中で、彼の遺言が読みあげられ、孫のビリー(ピーター・フランプトン)と彼の親友のマーク、デイブ、そしてボブというヘンダーソン3兄弟(バリー、ロビン、モーリスのギブ3兄弟)によって引きつがれることになり、ビリーの義兄弟ダギー(ポール・ニコラス)がマネジャーを担当することになった。20年という歳月が過ぎ、立派な青年に成長した2代目サージャント・ペッパーのロンリー・ハーツ・クラブ・バンドの面々は、ハートランドのアイドル的存在になっていた。そこへ、ある日、1通の電報がとびこんだ。差出人は世界最大のレコード会社B・D・レコードで、彼らと専属契約を結びたいのでテープを送れという要請である。彼らのよきパトロンであるカイト市長(ジョージ・バーンズ)まで興奮して喜んでいる。同じころ、ハートランドの町に、黄色塗りの奇怪なキャンピング・カーが姿を見せた。持ち主はマスタード(フランキー・ハワード)と名乗る不動産業者で、ボディガードなど数人を部下に、秘密組織FVBのためにこの平和な町を乗っとるべく潜入してきたのだった。だが、マスタードは町に着くなり、ビリー・シアーズの恋人ストロベリー(サンディ・ファリーナ)に、一目惚れしてしまった。一方、テープを聞いて彼らの音楽を気に入ったB・D・レコードの社長、ブロックハースト(ドナルド・プレザンス)はビリーとヘンダーソン3兄弟をロサンゼルスに呼び、たちまち人気バンドにまつりあげてしまった。その頃ハートランドでは、マスタードが、サージャント・ペッパー秘蔵の魔法楽器を盗み出し、悪徳医師マックスウェル(スティーヴ・マーティン)やインチキ宗教の教祖ファーザー・サン(アリス・クーパー)に分配してしまった。ストロベリーから事情を聞いた彼らは楽器を取り返すべくハートランドに向かい、1部を取り返した。そして、故郷で慈善コンサートが催され、全市民が熱狂している時、女性ボーカルのルーシ(ダイアン・スタンバーグ)とダギーがコンサート・の売上金を盗み、ストロベリーを誘拐したマスタードのキャンピングカーで逃亡をはかった。悪人一同がFVB本部に到着し、ボス(エアロスミス)が、ストロベリーをFVBの生けにえにしようとした時、ストロベリーを助けようとサージャント・ペッパーのメンバーたちがその場にとびこむが、すでに遅く、彼女はビリーの腕の中で息たえた。傷心のビリーは葬儀の行なわれた日、自殺を決心し、2階から飛びおりるが、その時、サージャント・ペッパーの風見鶏が魔力を発揮し、彼の自殺は未遂に終った。しかも死んだはずのストロベリーまで、生き返るのだった。

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