ゴッドファーザーPARTIIのレビュー・感想・評価
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ロバートデニーロにしてやられた。
デニーロの演技の素晴らしさに尽きる。本当に晩年のゴッドファーザーに良く似せていた。レナードの朝や恋に落ちての印象が強かったので、全然ロバートデニーロだとは気づかなかった。貧しい移民の青年が、だんだん自信をつけ、裏の世界でのし上がっていく様子と彼の家族への思いがひしひしと伝わってくる演技だった。
男の人みんなコレ好きだけど、 女だからかまだこの男のロマン的な雰囲...
男の人みんなコレ好きだけど、 女だからかまだこの男のロマン的な雰囲気が分からぬ ネタバレ解説を読まないと理解出来ない出来事も多かったので私には挑戦するにはまだ早かった
シリーズ中一番人気が高いのも頷ける…でも長い
前作の前後を交互に見せていく構成で、若き日のヴィトーをデ・ニーロが、息子マイケルを前作に引き続きアル・パチーノが演じている。 デ・ニーロがマーロン・ブランドのしゃがれ声まで見事に再現しててビックリ。 ヴィトーとマイケルを対比的に交互に見せる演出は良かったし、シリーズ3作で一番人気も頷ける。 ただ…やっぱ長いよねw
父親、マフィアとしての苦しみ
今作はマイケルの家族の始まりと崩壊か描かれていく。
フレドの裏切り、仲間の反発、妻との関係。
全てやりきれない気持ちでいっぱいになる。
前作よりさらに心が締めつけられる悲しい物語。
若い頃のビトコリオーネ役のロバート デ ニーロの美貌とオーラが漂う演技は見る価値があり、楽しめた。
過去と現在が交互になっていて、ソニーもまたでてくる。
あの頃とはすっかり変わってしまったのだと感じさせるような作りになっていた。
若き日のアル・パチーノ・・
シチリア出身のマフィアのファミリーの大河ドラマ。ドンの父子がのしあがった二世代の物語。若き日のアル・パチーノやロバート・デ・ニーロが観られる。今も昔もカッコいい。特に幼い頃のドン・ビトが眼前で母親を銃殺されて、イタリアからアメリカにひとり移住して苦労した様子がよく解る。何度も観たい映画の名作。他のレビューも評価が高い・・
とにかくデニーロ
ロバート・デ・ニーロは声までかすれさせて、ビトの貧しい時代ということでかなり減量したんだろう。
とにかく徹底している。
正直言って三部作ではあんま好きじゃない。とにかく暗いんだよな〜
終止表情が硬く、不機嫌そうでしかも何度かかんしゃく起こすマイケルも好きになれない。
ただ、今でこそ時系列があっちこっちいく映画などたくさんあるから新鮮味ないだろうけど、むかしはうまい構成だと思ったなあ。
何十年もまえだけど深夜にパート1とごっちゃにした特別版がやっててやっぱいいわと思ったですよ。
そこではマイケルの奥さんが離婚したあと、修道院みたいなとこでろうそくをいくつもたてながら、何か贖罪というかそんなシーンで終わりますが、
後にも先にもこのバージョンみてない。パッケージ化してないのかな。
ビトの青年期も長かったりする、時間が
ちなみにパート3が公開される何年も前の話だけど
やっぱりでも、パート2はフレドとの確執が無視できない。ぶっちゃけビトの青年期とかどうでもいいもんなあ(笑)
本来自分が二代目なはずなのに弟に継がれる。
なぜならだってお前ダメな奴じゃん、ボスなんか務まらないじゃん?と
実際ダメな兄貴なんだが、そりゃおもしろくないよな…
で、この確執がパート3
にもかなりつながる。
やりきれないよねえ。
三作目は劇場でみたので結構ひいきしてしまうが、二作目も悪くはないです、ただ三部作のなかでは評価は落ちますね。
駄作と傑作は紙一重
映画としての構造の素晴らしさが無かったら0.5の評価だ。素晴らしい映画はその難解さをもってしても映像の迫力で眠気などは誘わないものだ。この作品は映像にする意味があったのか疑問。小説としてならドストエフスキー並の作品だが映像の緊張感は役者によって支えられているだけ。映像の美しさは感じなかった。映画はもっとシンプルで絵的に美しくあるべきだ。絵的に美しくあったうえで構造の複雑さを追及してほしい。
私の生涯ザ・ベスト・ムービー
昨日この映画の事を、飲み屋で若い部下に熱く語ってしまいました。ゴッドファーザーの跡目を継いだマイケルと、このファミリーを作った先代の足跡を、アメリカの裏面史とからめて描いたこの作品は、そのスケールといいドラマ性といい、まさに映画の王道を行く素晴らしい出来栄えと何度見ても感心させられます。 イタリアからアメリカに逃げてきたコルレオーネ村の痩せっぽちの男の子が、ひとかどの男になっていく過程は、どんな社会においても通じる成功する男の生き方のヒントを与えてくれるし、一方、成功して豊かになった2代目のマイケルが、大事なものを失っていく過程、トップに立ったが故の悲しさの対比が、美しい映像と相俟って見事なドラマを見せてくれます。 それにしてもデニーロとパチーノという名優のなんと贅沢な共演でしょう。長い尺の映画ですが、その長さがかえって嬉しい、これこれ映画!な作品でしょう。
1と同じか、それ以上に好きかも知れない
デニーロがあまりに素敵で卒倒しそうでした。奥さんはチャーミング、子どもを二人で大事に育てている。そしてイタリア移民同士助け合って気持ちを分かってあげようとする。仲間を困らせる人間には相応しい応酬をする。両親と兄の敵討ちも盛り上がりました。この2を見て1が本当によくわかるので両方見なくては!ですね。1は念願叶って映画館で見ることができました。2も映画館お願いします! ーーーーーーーー 「午前十時」ありがとう!2も映画館で見ることができました!家で見るのと全然違う。室内の暗さ(マイケルが居るボートハウス内の美しさは極上)、湖や雨の音、曇りがちの空、雪を踏む音、ドアや扉や窓やカーテンの役割が視覚と聴覚に直接訴えてきました。アルに全てを目で伝え指示するマイケルの演技に痺れ、「ファミリー」の二義性がフレッドを通して伝わりました。居場所を求める心優しいフレッドのもがきはマイケルの苦しみと表裏一体で胸が痛くなりました。ヴィトーが家族と共にシチリアに一時帰国した時の様子は、1でマイケルがシチリアに身を潜めていた時期を思い起こさせました。「オレンジ🍊」の役割、赤ワインをコップで飲むなど細かいことを挙げたらきりがない。本当に良かった。(2022.04.08.) ーーーーーーーーーー デニーロ、細くて背が高くて美しかった。顔にほくろがある人が好きなので右頬のほくろが良い!後年のドンの癖もすでに身につけていて(声まで)デニーロの役者根性見せつけられました。パチーノはますます怖さが増して美しい。1の時と顔つきが変わり、眼も美しさは同じなのに変わった。父親とどんどん異なる方向に行かざるを得ない時代の流れの中でマイケルは苦悩しながら冷酷にならざるを得ない。1と合わせて何十回見ても全く飽きないのは原作が素晴らしいから。映画では描かれていない場面や説明されてない事柄もわかるので原作読書も充実です。
三部作で一番良い
総合90点 ( ストーリー:90点|キャスト:95点|演出:90点|ビジュアル:75点|音楽:80点 ) 前作の「ゴッド・ファーザー」は、下手なわざとらしさを排した質感の高い演出で暴力組織を描いた言わずと知れた名作である。しかし私には満足できない部分もあって、それはヴィトー・コルレオーネは作品中で最初からマフィアの首領であったことだった。これほどの男がどのように誕生しどのように成長したのか・どのように組織を作り上げたのかが全く描かれていなかった。彼の存在を知ると彼の背景にどうしても興味がいく。 今回はそのヴィトー・コルレオーネの若き日々が描かれる。しかも彼を演じるのは若きロバート・デ・ニーロ。衝撃の逃亡生活と、米国での生活がわかった。行動力と胆力と知力で堅気から犯罪者・実業家へとだんだんと街の顔役にのしあがっていく姿が見て取れる。喋れないイタリア語をわざわざ役のためにイタリアに赴いて習得して喋り、前作で同役を演じたマーロン・ブロンドのしゃがれた喋り方に徐々になって貫禄がついていく姿がデ・ニーロの流石の凄さで、数あるデ・ニーロ出演作の中でも特に出来が良くて気に入っているものの1つ。親切な友人に絨毯を貰いに行くのは三部作で唯一滑稽な場面で、これも気に入っている。 そして現代のマイケルの話は複雑で、誰もが嘘をつき自分がのし上がろうとしていく。何せ登場人物も多いうえに彼らがそれぞれ本音を隠して適当なことを言うから本当の状況を把握するのも苦労するが、それをいったん理解しながら観ると良くできている脚本の優秀さに気が付く。 その嘘を見破りながら一家を率いるマイケルの冷静で冷酷な能力と判断力、そしてそれが故に一家が生き残りながら家族を失う孤独と哀愁の漂う姿にしんみりとする。彼は彼の立場から一家と家族を守りたかったのだ。これは暴力組織の話だけでなく、家族の話だったと思わせた。 大概の場合、連作は第一作目が一番面白くて二作目以降は落ちるものだ。しかしこの作品は名作であった一作目をさらに上回った稀有な作品。三部作の中でも一番良かった。
父に近づかんとしようとするが一向に離れていく。 マイケルの髪を触る...
父に近づかんとしようとするが一向に離れていく。 マイケルの髪を触る仕草はヴィトにそっくり。でも、どこかが違う。 部下の信頼を得ていたヴィトと部下の信頼を失うマイケル。トムでさえも離れていきそう。 妻に支えられたヴィトと妻に去られたマイケル。子供の選択肢の無さよ。 part12とどちらも最後は人が立て続けにたくさん殺されるのに、その被害者は敵味方で違う。 見事なまでの対比よ。 part3でマイケルは孤独を脱するのか。深めるのか。その後の展開が楽しみ。
And Then There Were Few
Part Iと補い合うような作品でした。どちらを先に観ても良さそうですが、本作の方が、完成度が高いと思いました。
MamaやClemenza, Tessioの若き頃の役者に、Part Iの役者の面影があるような人達をちゃんと選んでますね(^。^)。DeNiroがBrandoのしゃがれ声を上手く真似ていました。
Vitoの悲しい生い立ちや、揉め事を上手く収める能力に長けていた彼がNYで頭角を表す過程が描かれています。家族と友人の生活を守ることを優先して組織を固めてきたVitoに対し、ビジネスとしての組織を守るために家族や長年の仲間をも犠牲にするMichaelとの対比が素晴らしいです。大家族に誕生日を祝ってもらう晩年のVitoと、木枯らしが吹く中、一人物思いにふける晩年のMichael。Familyとは何なのか、血縁と情とビジネスが絡みあう世界で悩んだ末、Michaelらしい最後のシーンだと思いました。
Vitoの誕生日パーティ前のテーブルを囲む回顧シーン。兄弟達の特徴が非常に分かりやすいです。導火線の短い長男Sonny、気弱で優しい次男Fredo、養子故に一歩引いて常に客観的かつ冷静なTom、兄達に押され気味で発言権のない末妹Connie、そして昔から何でも自分で決めたい三男Michael。このシーンを最初に観ておけば、Part Iの理解が深まるかなと思いました。
Al PacinoのイケメンぶりはPart Iで観ていたけれど、若きRobert DeNiroがシャープでびっくり、すごくイケメンだった…。いや、今もお二人とも渋くて格好良いです。あ、Robert Duvallもね(^^)。
父と子。残酷な運命の対比。
ゴッドファーザーはpartⅡまででひとつの作品と考えている。 父ヴィトのサクセスストーリーと息子マイケルの孤独を深めていく過程が見事な対比で構成されており悲壮感を一層深めているからだ。 親子の運命を分けたものはいったい何なのだろう? 答えは観る度に少しずつ変わっていく。 この奥深さが何度も観てしまう理由のひとつだ。 そして、個人的にはファミリーの相談役・トムの絶妙な立ち位置も見所。 partⅠではドンの意思を汲み取り、ソニーの暴走を抑え、partⅡではマイケルの苦悩を見守りサポートする見事なNo.2ぶりを見せている。 もちろんアル・パチーノ、デ・ニーロの演技も圧倒的❗
存在感!
ゴッドファーザーは美術館に行くノリでいつも観賞します(笑) 中でもpart2がシリーズで一番好きな作品です。part1より、マフィアとは何たるかが、良くも悪くもより深く、画面で語られている印象を受けます。何より、アルパチーノ、デニーロのマフィア2topが胸熱。 未だにタイトルlogoをいじった物を海外でよく目にしますが、それほど影響力がある作品なのだと思います。 因みにpart3は庭のアルパチーノ位しか覚えてません(笑)
パートⅠと基本構図が同じ
オープニングのシークエンスが結婚式。その式が行われている屋敷の奥では、ゴッドファーザーへの忠誠が誓われている。
これはパートⅠと全く同じ構図である。違いはと言えば、パーティー会場に流れる音楽が、パートⅠではイタリアの土俗的なものだったのに対して、時が流れたパートⅡではダンスのための音楽がアメリカナイズされていることである。
これは、この作品では、彼らファミリーのアメリカ社会への浸透ではなく、アメリカというもののファミリーへの浸透、つまり、彼ら自身のアメリカナイズが描かれることの宣言であるかのようだ。
変奏曲。パートⅡのパートⅠに対する位置づけを一言で表わすならばこうであろう。
パートⅠと同様、追い詰められ危機に陥ったマイケルがとった戦略は、連携した敵たちを同時に殲滅するというものだった。
主人公のマイケル・コルレオーネは、父の辿ってきた道に思いを巡らす。これは、ロバート・デニーロが父ビトーを演じるセピア色の部分に限らず、現在進行形のマイケルの物語においても彼の心中にあるのものは常に父親への想いである。
ファミリーとしての信頼、結束が崩れていくのは、果たして父とは時代が異なるからなのか、それとも自分と父の力量の違いによるものなのか。マイケルはその逡巡から離れることは出来ない。
糟糠の妻、実の兄、子供のころから信頼してきた者たちによる裏切り。これに対して冷徹に対処すれば自分の周りには誰もいなくなってしまう。
皮肉なことに最後に傍に残ったのは、二度目の出戻りをしてきた不肖の妹ひとりである。
4.8
ゴッドファーザー partII がマフィア映画史上最も優れた作品だろう。 ぼくの中でもゴッドファーザー partIIは1位2位を争う映画。 1作目のときにNo. 1と言ったがそれを上回ると思う。 1作目がヒットした映画の2作目は大体、駄作と言われるか、もしくは成功するかの2パターンに分かれると思う。 トイストーリー2やターミネーター2は大成功した例だが、ゴッドファーザーpartIIは間違いなくダントツ。(そのかわり3作目が。。。) 若い頃のビトーとドンを継いだマイケルの話が好対照に描かれている。 一代で大物になり家族を守ったビトーに対し、マフィアのドンとしてすべきことをし家族を失ったマイケルの2人の物語が上手い具合に交錯して、物語が展開する。 決してハイテンポの映画ではないのだが、常に緊張感があって時に興奮させられる。 2つの話が同時進行するし、前回よりも登場人物が複雑なのでよりわかりにくいことが多い。でも2回も見ればちゃんと理解できるし、ネットで解説を見ればよくわかる。 ゴッドファーザーはマフィアの映画であることは間違いないのだが、主なテーマのしては愛とかものすごい壮大なものだと思う。 だからこそ普遍的に存在して、ある人にとっては哲学でもある。 確か『ユーガットメール』では「大切なことはゴッドファーザーにある」とトム・ハンクスが言っていた。 若い頃のビトーがファヌッチを殺した後、人混みの中を歩く、横に流れるシーンがなぜか印象的。いつもあのシーンを思い出す。 アンパチーノやダイアン・キートンもすごく良かったが、ぼくはデニーロがすごく好き。 なんだかクールでかっこいい。 やはり人望というものは畏怖と尊敬のミックスなんだと思う。結構いい人だけど、ちょっとやばい、という具合がちょうどいい。 親しみやすけど頼もしい。恐れ嫌われずにナメられない。 つまり人望とは畏敬のこと。
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