こぐま物語

解説

「ダンボ」のウォルト・ディズニーが提供するテクニカラー色彩の長篇漫画映画。シンクレア・ルイスの原作による第1話と、童話『ジャックと豆の木』に基づいた第2話との2篇からなり、第1話にはダイナー・ショアの解説が入り、第2話では「ママの思い出」のエドガー・バーゲンが出演する。後に邦題が「ファン・アンド・ファンシーフリー」と改題された。

1947年製作／73分／アメリカ
原題：Fun and Fancy Free
配給：大映
劇場公開日：1954年8月9日

ストーリー

子供部屋で、こおろぎのジミニーがお話のレコードをかけて人形たちに聞かせる－―。 第1話・がんばれバンゴ　サーカスの人気者こぐまのバンゴは、ふとしたはずみで檻から出て森の中へ入った。そしてくまの女の子ルルベルと仲良くなり、乱暴な大ぐまラムジョーを倒して楽しく森で暮らした。　レコードが終わる。ジミニーは子供部屋の主人である少女がバーゲン小父さんのところへ遊びに行ったので自分も出かける。小父さんはおとぎ話をきかせる－―。 第2話・巨人征服　むかしむかし、幸福の谷に大きな城があり、お城の宝物、歌うたて琴のおかげで谷の人々は幸福に暮らしていた。ところがある日たて琴が盗まれ、谷は不幸になった。谷に住む百姓ミッキーが手に入れた魔法の豆のおかげで、ミッキーとドナルドとグーフィーは空高いところにある城に行き、魔法使いの巨人を退治してたて琴をとり返した。