ピノキオ(1940)

劇場公開日:

解説

「白雪姫」「バンビ」のウォルト・ディズニーが製作した1940年度の色彩長篇動画。イタリアのコッローディが書いた著名な童話に取材している。ディズニー指揮のもとにベン・シャープスティーンとハミルトン・S・ラスクが総監督し、リー・ハーライン、ネッド・ワシントン、ポール・J・スミスが作詞・作曲、チャールズ・フィリッピが美術監督を担当した。

1940年製作/88分/アメリカ
原題:Pinochio
配給:RKO日本支社
劇場公開日:1952年5月17日

ストーリー

旅に疲れたこおろぎのジミニイは村はずれの夜道で一軒の家を見つけて近寄った。そこは玩具道楽のジペト爺さんの細工場で爺さんは人間の子供と同じ大きさの人形ピノキオを作り上げ、天使に魂を入れてくれと願っているところだった。天使は降りてきてピノキオに人間の魂を入れ、ジミニイに彼の良心を監視するよう言いつけた。学校に通うピノキオを見つけたジョン狐は、甘言でだまして人形芝居一座に売り飛ばした。最初得意になっていたピノキオも篭の中に閉じ込められたのでびっくり、天使を泣き落してようやく逃してもらった。家に帰る途中ピノキオはまたもジョン狐にだまされ、ジミニイの止めるのも聞かず極楽島へ遊びに行ってしまった。ここで散々悪いことを覚えたピノキオは段々ロバのような形になってきたので、あわてて逃げ出し家に飛んで帰った。ジペト爺さんはピノキオを探しに旅に出かけ、怪物鯨に呑まれていたが、これを鳩の手紙で知ったピノキオは方々探し回った末、ついに鯨を見つけた。鯨の腹の中で再会したピノキオと爺さんは焚火をはじめ、煙にむせた鯨から飛び出してやっと海岸へたどりついた。爺さんは息を吹き返したがピノキオは生き返らず、必死に天使に願ったところ、パッチリ目を開いたピノキオは本当の人間の子供になっていた。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

映画レビュー

4.0これは否定できないでしょう

2024年3月10日
PCから投稿

白雪姫の衝撃には及ばないものの昭和15年のマンガ映画とは思えない品質です。
今更評価するのは野暮ですね。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
越後屋

5.0あやつり人形と楽しい仲間たち‼️

2024年2月10日
スマートフォンから投稿

泣ける

楽しい

興奮

今まで公開されたディズニーの長編アニメーションの中で、私はこの作品がいちばん気にいってます‼️間違いなく史上最高のアニメ映画の一本‼️イタリアのカルロ・コロッディーの童話をディズニーが映画化したこの作品は、「星に願いを」という映画音楽を代表するキラー・チューン、忘れがたいキャラクターとディズニーの作品の中でも最もディティールに富んだアニメーションが完璧に融合した作品‼️パノラマ的に町並みを映し出すオープニングからドラマチックなストーリー展開が抜群に素晴らしいです‼️玩具狂のゼペット爺さんが作った木の人形ピノキオに天使が人間の魂を入れる。悪いジョン狐にだまされたピノキオは、人形劇一座に売り飛ばされたあげく怪物クジラに飲み込まれる。ゼペット爺さんはクジラの腹の中までピノキオを探し求め大冒険の末、ピノキオはほんとうの人間になる‼️何という感動的で、ちょっとブラックなストーリー‼️そしてこの作品の一番の魅力はそのアニメーションの作画力‼️ホントにアニメーションと表現するのが申し訳ないくらいにアーティスティック‼️信じられないくらいに素晴らしい‼️実際、これほど美しいものはコンピューター・グラフィックスでは生み出されていないと思います‼️フルアニメの滑らかなキャラの動きはもちろん、そのレベルが高すぎる自然描写の凄さ‼️手書きなんでしょうか、それともデジタル⁉️背景描写はホント絵画的で、クジラが大暴れする大海原や海底の "水"、暗闇に浮かぶ真っ白な波頭の描写は、これを手で描くなんてタダモノではない‼️と何度観ても驚嘆させられるし、涙が出るくらい感動してしまう‼️ディズニー・アニメでは名作との評価が高い、割と最近の「美女と野獣」「アラジン」「ライオン・キング」なども、この「ピノキオ」の職人技的なアートの前には、単調な作画が目立ってしまう‼️微妙なレンブラント的な色使いは85年近く経った現在でも損なわれることなく、アクションやパニックまみれのアニメを好む今どきの子供たちも、プレジャー・アイランドへの恐ろしい旅や、クジラの腹の中で迎えるクライマックスのスピード感と迫力には大喜びするだろうし、可愛らしいジミニー・クリケットのことが大好きになるに違いない‼️そういう私も初見以来30年以上、この作品のことが大好きです‼️

コメントする (0件)
共感した! 3件)
活動写真愛好家

4.5業界人は誰もがリスペクトする

2023年3月9日
PCから投稿

単なる子供アニメと思ったら大間違い。

1940年製作のアニメーション映画。
子供向けならばと、手を抜こうと思ったらいくらでも抜ける。
実際、現在の作画でも予算や時間の問題から完璧は少ない。
しかし当時は「今できる最高の仕上げを」との思いがあった。
キャラの表情、風景、石に当たり流れる雨の描写などの
細部にまでこだわった作画、そして音による演出にはびっくりする。
これはウォルト・ディズニーの情熱と指導力であり
アニメーターたち(画家)の力量なのだと思う。

そして何度も観て何度も思う、
アメリカ国内の公開は1940年2月、
制作開始はそれよりも前、、、。
彼らがいなかったらジブリも手塚プロも
その他、諸々の未来はなかったかも知れない。

家族で鑑賞させるため大人にも耐えうる映画にした等
良いものを残してくてたと感謝している。
主題歌「星に願いを」は大好き。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
星組

3.0いたって普通かな

2022年10月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

実写版を見る前に予習として視聴。
ストーリー自体はめちゃくちゃ王道のストーリーなので特に特筆すべき点はなし。

とにかく普通だったし、特にこのキャラクターいいなぁと惹かれるキャラクターも個人的にはいなかったかな。
二回目は見ないと思う。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たやん

他のユーザーは「ピノキオ(1940)」以外にこんな作品をCheck-inしています。