告発のレビュー・感想・評価
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立ち向かう勇気と友情
実話をもとにした、アルカトラズでの話。
自分の力では、とてもじゃないが敵うはずもないような大きなものに立ち向かう勇気。
初めは“仕事”でしかなかった、ヤング(ケビン・ベーコン)への取り調べも、時間が経つにつれ、“心”に寄り添うようになってゆく…
ラストに向かう場面で、トランプを投げているシーンが、大変印象的!!
囚人ヤングも、弁護士スタンフィルも、お互いが気持ちを寄せていくように感じた。
何より、ケビン・ベーコンの演技力がすごい!
VICTORY!
ヘンリーヤングという実在した囚人をもとにした実話のお話。
この映画を見て思ったのが真実に真っ向から挑むってこんなにもすごいことなんだなっということです。個人主義が蔓延し、他人事に特に自分に損益のことは無視する。そういった世の中でこの映画のもとになった実話はとても勇敢なお話に思えました。
物語の途中突拍子もない展開があり、びっくりする時があります。しかし真っ暗闇の独房で三年間監禁されていたのだから、ああいった行為が出来る喜びや自分の趣味なんかを存分に楽しめる喜びを人一倍理解できる立場。なのでまったく不快感がない。実話なのだからなおさら説得力もあります。
過剰な罰則で人間性を失ったヘンリーヤングを演じたケビンベーコンさんがとてもいいです。悪役のイメージしかない私にとっては今回の彼は印象に残ります。クリスチャンスレーターさんは地味ではありますが、初々しい弁護士を好演していたと思います。
随分と昔の話ですが、アルカトラズ刑務所の実態を知ることが出来ると同時に実在したとても勇敢で勝利したと胸を張って言えるお話を見れる映画です。一度は見てみる価値のある作品です。
牡蠣をスロットマシンに突っ込んでいるみたいよ
映画「告発」(マーク・ロッコ監督)から。
ズシリと心に重くのしかかるテーマの映画なのに、
こんな台詞を選ぶのは不謹慎かと考えたが、
観終わったあとに残されたメモを眺めたら、
このフレーズが一番インパクトがあり、気になった。
約3年2ヵ月(1,000日間)、独房に入れられて、
人生の大半を刑務所で過ごした受刑者が、
「女とつきあったことがない」という台詞を耳にしてか、
主人公の弁護士が、ある女性を法廷速記者と偽り、面会中に、
セックスをさせようと試みたが、上手くいかない。
彼女は「まず、立たせなきゃだめ。」と優しく手招きするが、
その時「牡蠣をスロットマシンに突っ込んでいるみたいよ」と
意味不明の例えを口にする。
これが、気になって気になって、仕方がなかった。
監督や、製作スタッフには、本当に申し訳ない。(汗)
しかし、私の好奇心は膨らむばかり。
アメリカでは、あの時の例えを、こんな表現をするのだろうか。
それも、上手くいかなかった時のことを。
う~ん、あとで、ちょっと調べてみようっと。
渾身の演技力
重くて痛い
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