劇場公開日 1952年10月9日

生きる(1952)のレビュー・感想・評価

全102件中、1~20件目を表示

4.0わたしはそんな風に・・・ひとつ・・・生きて・・・死にたい。 いや、それでなければ・・・とても・・・死ねない。

2023年2月19日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

生きることと、ただ生かされることは明確に違う。
役所で波風立てず、ただどうでもいい事務仕事をこなし、それなりの役職で定年の30年を迎えることが人生の最終ゴールなのか。生活の糧を得るためなら、空虚なことを空虚だと思わず、疑問にも疑問だと声をあげず、感情は奥底に封印し、ただ死んだような目でやり過ごすことが模範的な組織人の姿なのか。

同じような宣告をされたとき 「私の人生は何だったんだ。。」と後悔する場面を想像すると背筋がゾッとする。

「面白くない仕事やけど、家族のためにも定年までなんとかしがみつくか。 それなりの給料もらえるし。 目つけられるとやっかいだから、疑義も唱えずイエスマンでさ。。。」
こう思いながら過ごす日々は、ぜんぜん楽しくなかった。でもこれが賢い大人の選択だと思い込もうとしていた。 この状態でもし死んだら、自分は成仏できるだろうか。

いつまでも体の中にしこりのように残る映画だ。それも相当に熱いしこりで。

※意外にも、渡辺は中盤であっさり退場する。そこから通夜に参列した者たちによる回想で展開する。こういう斬新な構成やカット割など令和のこの時代でも全く古臭さを感じず新鮮味さえ感じる、実に面白い。「羅生門」を観た時も思ったが、黒澤監督が「世界の黒澤」といわれていることに、ものすごく腹落ちする映画である。と同時に、世界の映画人がこういう機微や面白さをちゃんと捉える感性であることを嬉しく思う。

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momokichi

3.5死ぬの早すぎと思ったけど

2025年12月29日
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鑑賞方法:VOD

難しい

うまいこと構成しやはるわ

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symi

5.0観る前に消さなくて本当に良かった。

2025年12月28日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

知的

驚く

斬新

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コータロー

5.0オールタイムベストの一本

2025年9月24日
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鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

幸せ

参加している視覚障害者と映画を鑑賞するサークルでリクエストがあったため再鑑賞。
何度観たか忘れてしまったが、何度観ても最高だ。
1957年作の古い映画なので、画質も音声も決して良くないし、令和の世の映画に比べれば前半の展開がややスローで、主人公の口調がボソボソすぎて聞き取れない(全て演出だが)のもあり、とっつきにくいこと請け合いだが、30分ほど我慢して観続けてほしい。

また、最近よく話題になっている、ブルシットジョブ問題を予言しているような節もあり、そちらの視点からも興味深い内容。

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GAJI

5.0真・黒澤ワールド

2025年9月15日
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KIDOLOHKEN

4.0終わり方が良い

2025年7月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

 葬儀での談義を使って主人公の最後の数か月を描写するシーンが素晴らしいし、その後の役場での様子を描写したエンディングが非常に良い。

 がしかし途中で展開が遅く感じて二回イライラした。
 一つめは、小説家に連れ回されて夜の繁華街を動き回るシーンで、これが無駄に長い。
 二つめは、親子以上に年の離れた女性を追い回すシーンが長すぎる上に、性的な描写は無いものの(そもそも性的な対象として追い回しているのではない)初老男が若い女性に接近する様は見ていて少々不快である。

 セリフは非常に聞き取りにくいです。志村僑さんが掠れ声で病人を演じているうえにフィルムが古くて音声劣化激しいので、主人公のセリフが実に聞き取りにくい。

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クネーゴ

3.5普通の男の普通の死

2025年7月5日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

この映画、若い時に一度見たきりで、その時の強烈な印象が強いのですが、特に主人公が亡くなったあとの、故人を語る「おとぎ」のシーンが印象深い。
めいめいが勝手なイメージで故人を語るのだが、誰も彼の成し遂げた業績を正当に評価出来ていない。
黒澤作品に漂うアイロニカルなテイストがここにもあった。

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うそつきかもめ

4.5その当時の?お役所仕事がよくわかる作品

2025年6月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

あるお医者さんが言った。「がんは、いい病気や。なんでか言うたら死ぬ時期を教えてくれる。死ぬまで自分が生きたいように後悔のないように生きれる。でも、交通事故や突然死はお別れすらできないから。」
その時、そのお医者さんはご自身もがんに侵されていたけれど「もう少し一緒に付き合っていく。」とおっしゃってた。
お医者さんだからその時は妙に説得力があった。
でも、自分がそうなったらどうだろう。
主人公のようにやることを見つけて死ぬまでそれに邁進できるだろうか?

30年間無欠勤だったが尊敬される存在でもなかった主人公がお通夜の日に初めてみんなから尊敬された。
見ている自分がなぜか悔しい思いをしたが、あんなにやる気を出していた同課の職員連中がそのあとの役所で相変わらずの仕事ぶりで
「なんやったんや、お通夜は」と思わされる。
まるで夢から解けて現実に戻ったかの如く。

配役を事前に勉強してからこの映画を見たらまた違った楽しみ方ができたのではないだろうか?「七人の侍」からも結構出てました。

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♪エルトン シン

4.0リメイク版をみて地上波放送を録画してみた

2025年6月17日
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鑑賞方法:TV地上波

お話の構成が異なっていて新鮮
ハッピーバースデーのシーンが興味深かった
白黒映画で今見れるものって本当に名作なんだなと思った

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きなこ

3.5ハッピーバースデー・トゥー・ユー。 ハッピーバースデー・トゥー・ミー。

2025年6月15日
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鑑賞方法:VOD

ハッピーバースデー・トゥー・ユー。
ハッピーバースデー・トゥー・ミー。

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hato

4.0「♪命短し恋せよ乙女」が印象に残る

2025年4月14日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

知的

 黒澤明監督作品を何本か観ましたが、志村喬さんの顔を見ると「必ずコレも面白い」と、安心しちゃう癖がつきました。ところどころで笑わせてもらいました。
 市役所で働く渡邊勘治(志村喬)の序盤の やってるふりの仕事とか、「軽い胃潰瘍」と診断されるシーンも笑ってしまいました。しかし後に、その時笑ったことを後悔してしまいました。
 勉強になりました。

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Don-chan

5.0志村先輩 畢生の大演技

2025年4月2日
PCから投稿

言わずと知れた大傑作なので今さら感想不要。
単純な話をドラマチック且つサスペンスフルに全編走り抜ける黒澤御大の映像技術にただただ脱帽です。

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越後屋

4.0生きている今を考える!

2025年3月19日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

興奮

難しい

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ratien

4.550代ですが、初めて観た。 ストーリーはわかりやすい。死を意識し始...

2025年3月11日
PCから投稿

50代ですが、初めて観た。

ストーリーはわかりやすい。死を意識し始めて、生を知る。

享楽は自分しか満たされないが、虚しい。

人は人の幸せに生きることで、自分も幸せを感じる生き物なのだ。

仕事もそう、子育てもそう。

いのち短し恋せよ少女〜、いい唄だね。

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藤崎敬太

3.5生きるとは、誰かの為に何かをする事だろうか

2025年3月10日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

難しい

【イントロダクション】
胃癌によって余命幾許もないと悟った市役所の市民課長が、残された人生の中で「生きる」意味を求め、やがて自らの使命に奔走する姿を巨匠・黒澤明が描く。東宝創立20周年記念作品。

【ストーリー】
市役所で市民課長を務める渡辺勘治は、かつて持っていた仕事への情熱も失せ、来る日も来る日も、書類に判子を押すだけの「死んだ」日々を過ごしていた。住民による苦情や要望も、「その担当は○○部署です」とたらい回しにされる現状。

ある日、かねてから胃の調子に違和感を抱いていた渡辺は、あと一月で“30年間無遅刻・無欠勤”という皆勤記録が控えていたにも拘らず、休暇を取って病院に向かう。渡辺は、院内事情に詳しい患者から、「軽い胃潰瘍だと言われたら胃癌の証拠」と告げられる。案の定、医師から告げられた結果は、軽い胃潰瘍だった。

自分の死期を悟り、自暴自棄になった渡辺は、職場へ欠勤届も出さず、貯金から5万円を引き出して夜の街へ向かう。飲み屋で偶然知り合った小説家に事情を話すと、彼は渡辺に夜の街を案内する。しかし、一時の放蕩に虚しさを覚えた渡辺は、街を後にする。

後日、街を歩いていた渡辺は、職場の部下である小田切とよと偶然出会う。その日以降、何度か食事を重ねる中で、渡辺はとよの奔走さと活力に満ちた生き方に惹きつけられる。やがて、とよは玩具会社の工場作業員に転職した。自分が胃癌であることを伝えると、とよは工場で作っている玩具を見せて「あなたも何か作ってみたら」と勧める。渡辺は「まだ出来ることがある」と気付き、市役所に復帰する。

それから5ヶ月後、渡辺は胃癌によってこの世を去った。通夜の席にて、同僚達はまるで人が変わったかのように、住民の要望であった公園作りの為に5ヶ月間奔走し続けた渡辺について語り出した。

【感想】
志村喬のボソボソと喋る演技は、これまで長いものに巻かれ、自分の意思を封じ込め、流されて生きてきた事をよく表している。ギョロッとした目の演技も特徴的で、ともすれば不気味ですらある。

余命を悟り、半ばヤケクソに夜の街へ繰り出す渡辺。しかし、これまで真面目に生きてきた、何もしてこなかった渡辺は、どう遊び、どう金を使えばいいかが分からない。小説家に案内され、パチンコにバー、ストリップショーと、歓楽街をあちこち行き来する。この一連のシーンに漂う、華やかさの裏にある虚しさが良い。ダンスホールで渡辺が『ゴンドラの唄』を歌う瞬間の、周囲のドン引きも他所に、瞳に涙を浮かべ「いのち短し 恋せよ乙女」と口ずさむ姿が印象的。

とよとの出会いを境に、彼女の生き方に惹きつけられていく渡辺の姿は、答えを求めて縋り付くかのよう。とよの言葉を受け、何かを悟った様子で、カフェの階段を駆け降りる渡辺。別の客の誕生日パーティーと重なった為、階段を駆け降りる際に、皆が「Happy Birthday To You〜♫」と合唱しているのだが、その様子はまるで、ようやく「生きる目的」を得た渡辺の人生における“第二の誕生”の瞬間を祝福しているかのよう。

ラストで雪降る公園のブランコに座り、『ゴンドラの唄』を口ずさむ渡辺の中には、どんな感情があったのだろうか。最後の仕事をやり遂げた達成感か、自らに再び生きる気力を取り戻させてくれたとよへの感謝か、息子夫婦に対する別れの意思か…。
渡辺の表情を真正面から捉えたショットが実に美しい。

通夜の翌日、渡辺の“最期の輝き”にあれだけ胸を打たれた同僚達は、再び「何もしない」というお役所仕事に戻っている。しかし、渡辺が尽力して作り上げた公園では、沢山の子供達が遊びはしゃいでいた。彼の最期の日々が織りなしたものは、誰かの為になっていたのだ。

小説家役の伊藤雄之介の演技も素晴らしく、時に渡辺の身を案じる表情を浮かべた瞬間が印象的。

【総評】
生きるとは、何だろうか?誰かの為に、何かをする事だろうか?その為に、自分には何が出来るだろうか?
古い作品ながら、作品の持つ普遍的なテーマは、今を生きる我々にも深く突き刺さる。

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緋里阿 純

5.0良かった。

2025年2月2日
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餃子

5.0タイトル無し

2025年1月1日
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Rocky.

5.0昔観て感想書いて無かったシリーズ❤️‍🔥

2024年10月29日
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あまりにも古い作品で中々見る気にならなかったんですが20年くらい前に名作だと言う事で鑑賞したんですが
ストーリー展開が良くて飽きずに最後まで見れたし死んだ後の葬式での会話からが面白くなるんだよなあ🥹
志村さんのあの目力👀🔥は圧巻です!
やはり名作と言われる作品は古いとか好きなジャンルじゃないとか全く関係ないのを再確認できましたよ🫡
あと超有名なあのブランコのシーンは最高ですね(北斗の拳のアミバが 足が勝手にいー😱とかいいながら落下して死ぬシーンくらいの名場面😭)

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お主ナトゥはご存じか2.1ver.

5.0重い。が、普遍的なテーマ。

2024年6月15日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

「生きる」とは。人が何を以てして「生」とするか。時代によって考え方は違えども、人は考えざるを得ないのです。

そんな普遍的なテーマを描いた黒澤映画。役所勤めの余命短い哀れな中年男性が、試行錯誤と自分とは正反対な女性との出会いにより人生に意味を見出すお話。ストーリー構成が素晴らしく、後半の通夜の場面はモヤモヤしつつも見入ってしまいました。

主人公渡辺が見出した「生」とは。キリストを絡めたセリフがあったり、なんだかトルストイっぽいなぁ、と思って観ていたんですが、原作トルストイだそうで。とはいえ、その「イワン・イリッチの死」は読んだ事ないのですが…。トルストイは他の著書で「人間の生命は幸福への志向であり、その志向するものは人間に与えられているのである。」「もし人が、他の個人も生きていることを知らず、自分もやがて死ぬ身であることも知らずに生存しているとしたら、その人は、自分が生きていることさえ知らないのである。」なんて言ってますが、あー!もう!難しい!(笑)そんな難しい話を黒澤明がこの「生きる」にまとめてくれてます!

主演は志村喬。黒澤映画に欠かせない存在ですが、本作での演技は少しクセが強く、それがまた渡辺の性格や人生そのものを表現していて非常に引き込まれます。「ゴンドラの唄」を歌うシーンが2度ありますが、その対比が素晴らしい!あー思い出しただけで泣けてくる…。

この重いテーマを一本の映画に落とし込んだ黒澤明は凄い。それを演技で表現した志村喬も凄い。「生きる」を観たことは私の人生に少なからず、影響を与えるのは間違いない。

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吹雪まんじゅう

3.5余命宣告されたなら

2024年5月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

悲しい

難しい

・余命宣告されたら、残された時間をどう生きるか。考えさせられる。
・お役所体質を痛烈に批判している。それは現代にも通じる。
・余命宣告された人間にとって飲む、打つ、買うは虚しい行為なのだろう。

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ひろ4
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