ゴールド・パピヨン

劇場公開日:

解説

行方不明になった父を探して人外魔境に入り込んだヒロインの冒険を描く。製作はジャン・クロード・フリューリー。監督は「チャタレイ夫人の恋人(1982)」のジュスト・ジャカン。ジョン・ウィリー作の漫画をジャカンが脚色。撮影はジャン・ポール・ムリス、音楽はピエール・バシュレが担当。出演はアメリカ人のトーニー・キテインとブレント・ハフの他に、ザブー、ベルナデット・ラフォンなど。英語サウンドトラック版。

1984年製作/フランス
原題:Gwendoline
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1984年11月23日

ストーリー

あるアジアの港町。フランスからグエンドリン(トーニー・キテイン)という名の若い娘が密入国した。彼女の父が幻の黄金の蝶を追って砂漠で姿を消したので、その行方を探しに来たのだ。召使のベス(ザブー)が食物を調達して戻ってくると彼女がいない。ならず者たちに誘拐され、淫売宿に売られていたのだ。好色な主人に脅かされていると、突如、ウィラード(ブレント・ハフ)という男が闖入してきて主人と手下をやっつける。主人に貸していた金を取り立てるのに、鋭利な刃物で相手を瀕死の状態にするという乱暴なウィラードにグエンドリンは目をつける。だが、彼は彼女の父が消えた場所がヤキ・ヤキの砂漠と知るとすげなく断わった。そして、あるブツを秘かに運ぶ役を引き受ける。だが、取り引き相手は悪辣な奴で射ち合いになり、取り引きはおじゃんに。グエンドリンはそのブツをこっそり売って得た金で、ウィラードに案内を承知させた。グエンドリン、ベス、ウィラードの三人は砂漠に入り込み、キオプス族につかまった。この砂漠ではカリビドゥの風が吹き荒れるので、捕虜をつかまえては生け贄にしていた。これが最後と思った夜、まだ愛を知らぬグエンドリンにウィラードは、手足を縛られたまま藁を使って愛の甘美を教える。翌朝、ベスの度肝を抜く作戦が功を奏して脱走に成功した。密林に入りこんだ三人は、謎の女王が支配する禁断の都にたどりつく。女たちはみな若く、肌をわずかにおおっているだけ。あたりを女戦士たちが徘徊していた。ベスとウィラードがつかまった。この女だけの都には、一人だけ男性がいた。驕漫な女王(ベルナデット・ラフォン)につかえる科学者のなれの果てのダルシー(ジャン・ルージュリー)だ。彼こそはグエンドリンの父を女王の命で亡き者にした仇であった。女王は女戦士を互いに闘わせ、その勝者とウィラードをセックスさせ、その後でウィラードを殺すことにした。グエンドリンはマスクをつけて女戦士になりすます。激しい闘争の末にグエンドリンは勝ち残りウィラードとセックスをする。ダルシーは女王にこきつかわれるのが嫌になり、都のエネルギー・コントロール装置を破壊する。グエンドリン、ベス、ウィラードは逃げ出すが、ウィラードは逃げおくれて、外界との唯一の接点は砂に埋もれてしまう。グエンドリンががっかりしていると、どうやって脱出したものか、そこにウィラードが姿を現わすのだった。

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スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0怪作というか珍品というか

2023年11月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

楽しい

興奮

「エマニエル夫人」のジュスト・ジャカンが監督したエロティック・ファンタジー。
主人公は行方不明になった父を探し、メイドを伴って東南アジアへやってきた。
たまたま知り合った男と奥地に行くが、不思議な嵐に見舞われ、謎の世界に入り込む。
裸が異様に多いのは監督のおかげか、「バーバレラ」と同じような不思議な作品。

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