恋人たちの予感

劇場公開日:

解説

ある男女の11年にわたる愛と友情の軌跡を描く。製作・監督は「スタンド・バイ・ミー」のロブ・ライナー、共同製作はアンドリュー・シャインマン、脚本はノーラ・エフロン、撮影はバリー・ソネンフェルド、音楽はハリー・コニツク・ジュニアが担当。出演はビリー・クリスタル、メグ・ライアンなど。

1989年製作/アメリカ
原題または英題:When Harry Met Sally...
配給:日本ヘラルド映画
劇場公開日:1989年12月9日

ストーリー

77年のシカゴ、大学を卒業したばかりのハリー・バーンズ(ビリー・クリスタル)とサリー・オルブライト(メグ・ライアン)は、ハリーの恋人がサリーの親友であったことから経費節約のために同じ車でニューヨークに出ることになるが、事あるごとに2人は意見を衝突させ、初めての出会いは最悪のものとなった。それから5年後、ニューヨークのジョン・F・ケネディ空港。出張の見送りに来てくれた恋人ジョンと長いキスを交わしているサリーのもとにハリーが姿を現わした。2人はお互いが相手の名前を覚えていたことに驚くが、飛行機の中で席を替わってもらって隣り合わせになったハリーとサリーはまたしても口論、しかしもうすぐ結婚するというハリーの様子は以前とは違ってみえた。さらに5年後、離婚直前のハリーと、ジョンとの別れから何とか立ち直ろうとしているサリーが再会した。これを機会に2人は友達同士になり、デートを重ねるようになるが、2人の会話はお互いの恋の悩みばかり。ジョンとの恋にケリをつけたと思い込みたいサリーと、妻と離婚した現実を受け入れられないハリーの関係は、しかし時として互いに振りかかってくる相手へのロマンティックな思いを振り払おうとしている。ある日2人はお互いの親友を紹介しあおうとするが、逆にハリーの親友ジェス(ブルーノ・カービー)とサリーの親友マリー(キャリー・フィッシャー)が意気投合し、2人を残してどこかへ消えてしまう。ある夜サリーの泣きじゃくる電話をうけたハリーは、彼女のアパートヘ駆けつける。独身主義者のジョンが自分以外の女と結婚すると聞きショックをうけたサリーを慰めるうちに、どちらともなく2人は互いを求め、ついに一夜を共にしてしまう。それ以来2人の関係は、変に相手を意識しすぎてぎくしゃくしてしまい、ハリーの言い訳が逆に混乱を招いたりもする。しかしニュー・イヤー・イヴの夜、相手への愛を確信したハリーとサリーは、様々な紆余曲折の末に自然な恋人関係を築きあげるのだった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第47回 ゴールデングローブ賞(1990年)

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ビリー・クリスタル
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) メグ・ライアン
最優秀監督賞 ロブ・ライナー
最優秀脚本賞 ノーラ・エフロン
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写真提供:アマナイメージズ

映画レビュー

5.0何度も見ています

2023年8月29日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

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笑える

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むらさき

5.0ロマコメ映画の最高傑作

2023年5月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ネットニュースでメグライアンの近影を見てあまりの変貌ぶりに驚いてしまい、全盛期の映画が見たくなり数十年ぶりに視聴。

30年以上前の映画だし今更内容をどうこう言うものではないが、スタンドバイミーの監督ロブ・ライナー、本作でアカデミー脚本賞にノミネートされたノーラ・エフロン脚本、後にロマコメの女王と呼ばれるメグ・ライアン、すでに人気コメディアンで数年後アカデミー賞の司会もするほどの大物になるビリー・クリスタルの掛け合いが最高に面白い珠玉の大人のラブコメディ。

サリーがハリーとランチする当時から超有名店だったカッツデリには20年くらい前に出張でNYに行った際に聖地巡礼したほど大好きな映画。
サリーが早口で超細かい注文をしたり、ハリーの前でフェイクオーガズムをするシーンはあまりにも有名だが何度見ても笑えるし、またそれを見て「私にも同じものを頂戴」と隣のお婆さんが注文してさらに爆笑してしまう。
実際の店内にはちゃんとこの席ですよとプレートが吊してあり、当時でもまだサリーの真似をしてまあまあの大声で悶えてみせる人が結構いたとのことw。(上手だった人へは拍手喝采になるそうw)

原題のWhen Harry Met met Sall・・・通り、数年おきに偶然2人が遭い、紆余曲折しながら最後は・・・というその経過が本当に面白く、全ての要素が揃わないと成り立たないような最高のラブコメ映画だと思う。

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カツベン二郎

5.0友だちの予感

2023年3月22日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ロマコメでは一番好きな作品で、メグ・ライアンもとてもキュートな一品。
シカゴ大学を卒業したハリー(ビリー・クリスタル)とサリー(メグ・ライアン)は、同じ車で口論しながらニューヨークに行く。
5年後、偶然空港で出会った二人はまたもや口論し始める。
更に5年後、それぞれがパートナーと別れるときに出会い、ようやく友人になる。
男女の友人関係は成り立つか、これは最後まで見て欲しい。
初見時、映画館で一人くすくす笑っていたようで、ちょっと恥ずかしかった記憶がある。

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いやよセブン

4.0【お互いに惹かれ会っているのに、好きと言えないメンドクサイ男女の11年間の関係性の変遷を描いた恋物語。だが、観る側に対しての焦らしシーンの数々がこの作品の真価なのである。】

2023年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

知的

幸せ

ー 今作の随所で、齢を重ねた様々なご夫婦が、馴れ初めを語るシーンが挟み込まれる。素敵な構成である。-

◆感想

・サリー(メグ・ライアン)とハリー(ビリー・クリスタル)の最初の出会いから、徐々に二人が想いを募らせていく過程の描き方が面白い。
ー お互いに気が無く、NYへ仕方なく一緒に車で行った・・。-

・”友達なら良いけれど、恋人は・・”等と言いつつ二人は別の相手と付き合ったり、結婚したりするが直ぐに別れてしまう。
ー ”アー、面倒臭い人たちだなあ・・。好きって言えば良いじゃん!”
  だが、この観る側に対しての焦らしがこの作品の真価なのである。-

・”私、寂しいの・・。僕も寂しいんだ・・。”でメデタク結婚などという、ありきたりなストーリーではないのですよ、今作は。

・フツーの喫茶店で、二人でサンドイッチを食べている時に、サリーがハリーとの結婚観の違いから周りのお客さんがぎょっとして振り返るエクスタシー演技には大笑いである。

<ホント、メンドクサイ男女だが、ラストの大晦日のパーティでの寂しい思いを抱えているサリーの元へ、一人寂しい大晦日を送っていたハリーが走って来て、サリーから涙ながらに”大嫌い!”と言われながら交わすキスシーンは、矢張り良いのである。
 そして、サリーとハリーがそれまでの齢を重ねた夫婦と同じアングルで嬉しそうに、結婚について語るシーンも良き作品である。>

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NOBU