恋の手ほどき

劇場公開日:

解説

19世紀パリの社交界を舞台に無邪気な少女の恋の行方を描き、1959年・第31回アカデミー賞で作品賞・監督賞など9部門に輝いたミュージカル映画。シドニー=ガブリエル・コレットの小説「ジジ」を原作に、「巴里のアメリカ人」のビンセント・ミネリ監督が映画化。「マイ・フェア・レディ」のフレデリック・ロウが作曲、アラン・ジェイ・ラーナーが脚色を手がけた。祖母マミタと暮らす少女ジジは、孫を社交界の花に育てようとする祖母の考えに従い、祖母の妹アリシタのもとで行儀作法を学んでいた。周囲の人々がなぜ恋にばかり夢中になるのか分からないジジは、プレイボーイのガストンとも気軽に遊びに行く。しかし、ガストンの方が彼女に本気になってしまい……。

1958年製作/115分/アメリカ
原題または英題:Gigi
配給:MGM
劇場公開日:1959年6月13日

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

受賞歴

第31回 アカデミー賞(1959年)

受賞

作品賞  
監督賞 ビンセント・ミネリ
脚色賞 アラン・ジェイ・ラーナー
撮影賞(カラー) ジョセフ・ルッテンバーグ
編集賞 アドリアン・フェイザン
作曲賞(ミュージカル) アンドレ・プレビン
衣装デザイン賞 セシル・ビートン
美術賞  
主題歌賞

第16回 ゴールデングローブ賞(1959年)

受賞

作品賞(ミュージカル)  
最優秀助演女優賞 ハーミオン・ジンゴールド
最優秀監督賞 ビンセント・ミネリ

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) モーリス・シュバリエ
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ルイ・ジュールダン
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) レスリー・キャロン
詳細情報を表示

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1

写真:Everett Collection/アフロ

映画レビュー

5.0『ジジイ』の僕も『ジジイ』になる前から、『ジジ』見たいな子が好き。

2023年9月28日
スマートフォンから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
マサシ

4.0ジジ

2023年4月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

祖母に育てられているジジ(レスリー・キャロン)は、誰もが恋に夢中になるパリが不思議だった。
親しいプレイボーイ(ルイ・ジュールダン)ともよく遊ぶが、オクテのジジは男とは意識していなかった。
そのうちプレイボーイの方が熱を上げ始め・・・。
とても豪華な作品だが、レスリー・キャロンのダンスシーンがないのは寂しい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン

4.09個のオスカーを受賞したエレガントなMGMミュージカル。

2023年4月6日
PCから投稿

人々がパリに憧れを持っていた時代
1958年公開のミュージカルで
ビンセント・ミネリ監督お得意のジャンル。
作られた年代ゆえに粗さは見えるが
それを抜きに考えれば秀作といえる。

1900年のパリ。ロートレック風のイラスト。
見守り役のモーリス・シュヴァリエは
♪少女はやがて大人になり輝く‥と歌い
お茶目なジジ役のレスリー・キャロンが登場
彼女を中心にしたシンデレラ物語が始まる。

主なキャストの3人はフランス生まれ。
音楽はマイ・フェア・レディと同じで
楽曲は似てはいるが楽しめはする。

映画のポスターは秀逸。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
星組

2.5少女になりきったレスリー・キャロン

2022年3月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

ある女性が、少女から大人の女性になっていく様を描いた「ミュージカル風」のヴィンセント・ミネリ監督作。

冒頭、ある歳をとっているが「粋」な雰囲気のオジサン(モーリス・シュヴァリエ)がブローニュの森で子供達などの紹介をする場面から始まる。
カラー映画なので、森の雰囲気、その後の鮮やかな色を使った映像が綺麗である。

その紹介された子供の中に、少女ジジがいる。ジジを演じているのはレスリー・キャロン。
「レスリー・キャロンって、こんなに子供っぽかったっけ?」と思うほど幼い少女。
その少女がだんだんと大人の女になっていく。

映画を観終わって確認したら、この映画公開時点でレスリー・キャロンは27歳!
よく、あんなに子供子供した少女を演じられたものだ…と感心してしまう。

「ミュージカル風」と記載したが、全編にわたってではないが「ところどころの場面で、登場人物が歌い出して、セリフが歌詞になる」映画。ただ、踊りは少ない。
変わったミュージカルである。

ちょっとだけ『マイ・フェア・レディ』っぽい場面があるが、あれほどのインパクト無し。

モーリス・シュヴァリエがお歳をめして出演していて、フランスを舞台にした映画なのでマッチしたキャスティング。

この映画で「お見事!」と思ったのは、冒頭部、「少女ジジがブローニュの森を出ていこうとする場面」が「家に帰り着いた場面」に繋がるのだが、この繋がるシーンでは共に「少女ジジがスクリーンの中央やや左上に、後姿で映されており、繋がる感じが素晴らしかったこと」である。
この編集は素晴らしい!

ただ、このシークエンス以外は全体的にあまり面白いものではなく、結末も見えてしまう感もあって、まぁまぁの作品だった気がする。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
たいちぃ