恋する惑星のレビュー・感想・評価
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懐かしくも物悲しい
4K版で初観賞。ロードショー時に盛り上がっていたのを覚えているがWKW作品は未見だった。当時はワールドミュージックやエスニック料理など、無国籍・マルチカルチャーなアジア再発見的な潮流があったと記憶している(自身もディック・リーにはまったり、返還前の香港に行ったりもした)。
そういう時代の空気を今も引きずっているからか、映画がスタイリッシュに切り取る猥雑で混沌とした感じがとてもしっくりきて楽しめた(前半の方が好み)。と同時に、一瞬、もはやそれはノスタルジアとして追想することしかできないのかと悲しくなった。
だがそれは、余所者の政治的なバイアスかもしれない。今の警官だって食事もすれば恋もするし、そこにはドラマがあるだろう。新たな表現が制約をかいくぐって現れることを待ち望みたい。
制帽を脱いだトニー・レオンの端整な顔つきに惚れぼれした(金城武は日本語の台詞まで彼と気づかなかった。)ホイルにくるまれた「サラダ」の中身が知りたい。
オシャレでカッコいい新しい伝説
ひとつは、気のふれた女の話、、、? ストーリー重視の私には納得でき...
ひとつは、気のふれた女の話、、、?
ストーリー重視の私には納得できない作品。
逆にストーリー以外はどれも良かった。
この作品が作られた当時、私がいた頃の香港の経済状況も
作品自体に反映されているのかもしれない。
よく言えば前衛的?
でも現代なら何かしらの罪に当てはまりそうな
PG12くらいにされてもおかしくない印象。
自由だった香港の香りが漂ってくる
スタイリッシュな映像と流れる曲のコンビネーションが抜群にいい。説明セリフも一切なく、観客は想像しながら物語を完成させる。
ひとつ目のエピソードは、サングラスを外さない闇稼業の女と刑事の恋の話なのに、背徳感が感じられない。仲間に裏切られた女が行う報復は、結構なハードボイルドだが、どこか無機的で不思議な感じがする。
ふたつ目にエピソードは、チャーミングでツンデレなフェイ・ウォンを追いかけているだけで、楽しい。ママス&パパスのカルフォルニア・ドリーミンのMVと思うくらい何度もかかるが、ボリュームの強弱を絶妙に駆使して恋物語をドライブさせる。
予約した時は、けっこう余裕があったのに、劇場に到着してみると、ソールドアウトになっていて熱気ムンムンでございました。
香港発、スタイリッシュラブストーリー
ストカー女も白ブリーフもWKWにかかれば、スタイリッシュでファッショナブル。そうね、今見ても色褪せない感はあるかな。
あと、金髪のサングラス女性がIKKOに見えて仕方がなかった。実は男性ってオチなのかとさえ考えましたわ。
金城武の若いこと若いこと。でも、かっこいいなぁー
映像と音楽が美しい香港映画。 本年度ベスト!
恋する惑星 この邦題だけで観たくなる
映画ファンなら観ておかないといけない映画なんですが、なんども上映されてるのに縁がなくてやっと観ることができました
蓮舫議員の若い頃みたいな女の子の画像が印象的ですよね
観客が”シャンチー”で貫禄の演技をみせたトニー・レオン目当ての女子が多かったのもさすがです
冒頭、金城武がでてきて、そら日本語上手いやろなんて突っ込んでたんですが、ダブル主演やったんや
はっきりいって金城武のエピソードはいらんね
走るシーンに監督の才能を感じますが
前座の話が終わって、いよいよトニー・レオン
むむむ、シブい
若いのにシブい
現在59歳。1994年作成だから当時32歳か
男前は歳をとっても男前だね
うらやましい
白シャツ白ブリーフなんて、今ではお笑いの定番だけど、まったく違和感がないんだから
ハンバーガーショップの女子店員のフェイ
他人の手紙を勝手に開けるは、鍵が手に入った事をいい事に、人の家に入り浸るは
挙句に、人の恋路まで邪魔するんですね
完全なストーカーです
フェイがかわいいから映画になるし、男も許してしまう
台湾映画の”1秒先の彼女”を思い出してイヤな気分になった
美男美女が得する典型の話だから
これがブスブ男がやると捕まりますし、ホラー映画になります
自分が底辺なんだって改めて思い知らされます
20年以上前の作品ながら古さを全く感じさせない
という事は公開当時は観客がついていけなかったんじゃなかろうか
テンポや切り替えの速さは若いクリエイターに刺激になったろうな
たしかに名作です
邦題がいい
邦題は昔の方が名作が多い
原題、重慶森林より
英題、Chungking Expressより
恋する惑星
この邦題だけで観たくなる
この星には色んな恋の仕方があるみたい…
二組の物語があるのだが、面白いのは断然後のほう。
大胆なのか臆病なのか分からない、ほとんど犯罪レベルかつ回りくどいw好きな気持ちの伝え方がユニーク。「アメリ」に似てると思ったが、こちらの方が7年も前の制作だった。
トニー・レオンさん、金城武さんが魅力的だった。
お洒落な新感覚香港映画だったのでしょうね。
初見です。公開当時大人気だった記憶があります。シネマート新宿さんのブースト上映企画にて鑑賞です。有名作品ですから大きなスクリーンで観たい。
時代なんでしょうかね?四半世紀以上前の作品ですよね?僕も歳をかさねてしまいました(笑)。
すごく洒落ているんですが、セリフ、独白、手紙の文章も詩的で雰囲気バッチリなんですが、なんですが、そるまででした。僕には合わなかった。いや。合わなくなってしまったのかな?歳を重ねて。
ホワンホワンしたストーリーはよくわからんのです。お伽話みたいで、感情もあまり動かず。金城パートはパイン辺りが洒落てるのかな?トニーパートでは不法侵入じゃん!に気が行きすぎヤベー奴にしか見えないし。
いちいちカッコ良い(と思うんですが)のですが、中身がないな、、、って感じでした。
所詮、僕は「傷だらけの天使 オープニング」のショーケンのコンビーフもトマトも新聞紙も何もかもカッコイイと思えなかった人間です。
感性の問題でしょうね。
好きなかたは沢山いらっしゃるはず。
重力が違う世界
後半だけだったら
カーウァイ監督の映画、これでもう7本位見ていると思います。この映画が世界的にヒットした理由はよくわかりませんが、従来の香港映画のイメージをひっくり返したからでしょうか。
監督の映画全般を通して言えると思うのは、特徴的なカメラワーク、色彩の作り方といった映像や音楽のうまい使い方、西欧とアジアの日常ーお箸での食事(ご飯も麺もある!)、掃除場面、特に雑巾での床の水拭きシーンがよく出てくるところとかーの混沌は面白いと思う。一方で、不要ではないかな?という場面を最後にくっつけたり、人物ごとのパーツ分けが好きなのか、それによって全体の構成が緩くなってしまう点が私は苦手です。シンメトリーとか論理的組み立てといったことを意識的に外すのが監督の狙いなのかも知れません。
でも、いいんだ!色っぽくで素敵で、この映画ではキュートで可愛いトニーを見ることができました!アンディ・ラウが言ってたようですが、トニー・レオンは天才だと思います。そしてアンディは努力家。
香港の本を読むにつれ、胸が痛い。今の香港情勢に関しての意見表明が、役者の踏み絵になるのはやめて欲しい。
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