結婚泥棒
劇場公開日:1962年2月27日
解説
「麗しのサブリナ」のサム・テイラーの原作戯曲を彼自信が脚色し、「先生のお気に入り」のジョージ・シートンが監督した喜劇映画。撮影は「めまい」のロバート・バークス。音楽はアルフレッド・ニューマン。ダンス振付をフレッド・アステアが担当している。出演者はフレッド・アステア、デビー・レイノルズ、リリー・パルマー、タブ・ハンター、ゲーリー・メリル、チャールズ・ラグルズなど。ウィリアム・パールバーグ製作。
1961年製作/アメリカ
原題または英題:The Pleasure of His Company
配給:パラマウント映画
劇場公開日:1962年2月27日
ストーリー
ポゴ・プール(フレッド・アステア)は享楽主義に徹した男で既に3回の離婚記録を持っていた。最初の妻カザリン(リリー・パルマー)は、今では再婚して実業家ジェームズ・ドハティ(ゲイリー・メリル)夫人だった。娘のジェシカ(デビー・レイノルズ)はポゴの子だったが、ジェームズに育てられて美しく成長していた。そして、サンフランシスコの郊外に、牧場を持っている青年、ロジャー(タブ・ハンター)と結婚することになった。本当の父親であるポゴには知らせなければならないので心当たりの土地へ何通も電報を打った。20年もアメリカを離れて暮らしているので果たして電報がついているかどうか分からなかったが、ポゴは現れた。彼はドハティ夫妻に向かって結婚式にはジェシカの介添えになると宣言した。実父ではあるし反対する理由は無かったが、善人ながら頭の古いドハティを納得させるためにカザリンは苦労しなければならなかった。しかも、ポゴの魅力にひかれそうになる気持ちも抑えていなければならなかった。ところが、ジェシカがポゴにひきつけられていった。こうしてドハティ家には奇妙な空気が漂い始め、折からやって来たカザリンの父マッケンジー(チャールズ・ラグルズ)は高見の見物を楽しむ始末だった。ポゴは、ジェシカをロジャーと結婚させる気になれず、いろいろ手段を使ってロジャーを、遠ざけようとした。さらにポゴはカザリンとヨリを戻そうとしたが、結局は空しい遊びに終わってしまい、我慢できなくなったロジャーが、気持ちを爆発させたことからジェシカの気持ちも落ち着き、ポゴは再びアメリカを去って外国へ旅立って行った。ポゴと連れ立ったのは、1人意気投合したドハティ家のハウスボーイ、トイだった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ジョージ・シートン
- 脚本
- サミュエル・A・テイラー
- 原作
- サミュエル・A・テイラー
- コーネリア・オーティス・スキナー
- 製作
- ウィリアム・パールバーグ
- 撮影
- ロバート・バークス
- 美術
- ハル・ペレイラ
- タンビ・ラーセン
- 音楽
- アルフレッド・ニューマン
- 編集
- アルマ・マックローリー
受賞歴
第19回 ゴールデングローブ賞(1962年)
ノミネート
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | フレッド・アステア |
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