劇場公開日 1981年7月4日

「聖母子像・・・」クリスタル殺人事件 LaLaさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0聖母子像・・・

2023年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

アガサ・クリスティ原作

「鏡は横にひび割れて」の映画化

監督は、007シリーズの
ガイ・ハミルトン

クリスティファンと言う事で
何度か観ていますが

年齢と共に
価値観の変化もあるので
今回、CS放送で
改めて鑑賞できて良かったです。

本作では、
ミス・マープルが
事件の謎を解明する。

往年の大女優役には
「クレオパトラ」
「いそしぎ」の

エリザベス・テイラー
貫禄の美しさですね。

「めまい」で有名な
キム・ノヴァクとの
女優同士のけなし合いも
凄かったけれど・・・

改めて観ると
豪華キャスト陣にびっくりです。

秘書役の
ジェラルディン・チャップリンの
存在も 今回 再発見でした。
「ドクトル・ジバゴ」他
「悲しみは星影とともに」等
悲しい作品に出演されていて

レビューしていませんが
その存在感が印象的です。

チャップリンさんの娘さんですものね。

そして、私には、
「ジェシカおばさんの事件簿」の

アンジェラ・ランズベリー
「ナイル殺人事件」にも
出演されていましたが

今回は、マープル役で登場が嬉しい。
アンジェラさんを偲びながら
鑑賞できたことにも感謝です。

マープルの甥の
警部役が、映画通というのも
面白い設定でした。

エリザベス・テイラー演じる
大女優、マリーナが
警部の質問に
映画の台詞で答えるシーンがあり
最初、警部がマリーナに
映画は観ませんと言いながら
そのセリフは、あの作品ですねと
答えると、マリーナが
大笑いするシーンが印象的。

そして、
昔、慰問先で出会ったと
ファンから話を聞くマリーナが
壁に掛けられた
ベッリーニの「聖母子像」を
凝視する目の演技も迫力ありです。

教訓、感染者は
出歩いてはいけません。

風疹は、今でも
妊婦にとって悪影響を与えるのですから

コロナ禍を体験した
この時代、大切な人を辛い目に
合わせないよう
生きてゆきたいですね。

マリーナを愛で見守る夫役の
ロック・ハドソンが贈る
一輪の「黄色いバラ」

マリーナの最期を飾るラストが
悲しすぎます。

「殺人事件は、ジグソー・パズル」

「最後のピースをはめる迄全容が見えない」

ミス・マープル

LaLa
りかさんのコメント
2023年6月25日

こんばんは🌺
『ちはやふる•上』に共感していただきましてありがとうございました😊

本作多分鑑賞できていないと思いますが、
今更ながら、
LaLaさんの映画通度、凄いですね。俳優さんとか、さりげな〜くスラスラ出て来て、
レベルの違いをまたまた感じました。💖

りか
yuuさんのコメント
2023年5月11日

LaLaさん
こんばんは。

恥ずかしながらエリザベステイラーの映画、この他に観たことなかったですがファンになりました。
演技が素晴らしいですよね♪

アガサさんの映画にはピッタリの役です(^.^)

yuu
kossyさんのコメント
2023年5月10日

最近は名探偵コナンを見過ぎています。
アガサ・クリスティ作品といえば阿笠博士!
ドラマチックではあるけど、映画化ってのは難しいものだといつも感じています。

kossy