クーパーの花婿物語

劇場公開日:

解説

「砂漠の鬼将軍」のナナリー・ジョンソンが脚色を兼ねて1944年に製作した。原作はフロイド・デルとトーマス・ミッチェル「真昼の決闘」共作の舞台劇で「誰が為に鐘は鳴る」の故サム・ウッドの監督になる。撮影は「流刑の大陸」のジョン・サイツ、音楽は「東は東」のアーサー・ランジ。「外套と短剣」のゲイリー・クーパーと「生きるためのもの」のテレサ・ライトが主演し、以下「戦うロビンフッド」のアニタ・ルイズ、「三銃士(1948)」のフランク・モーガン、パトリシア・コリンジ、エドモンド・ブレオンなどが助演する。

1944年製作/アメリカ
原題:Casanova Brown
配給:映配
劇場公開日:1953年5月24日

ストーリー

美貌の令嬢マッジ・フェリス(アニタ・ルイズ)の婚約者カサノヴァ・ブラウン(ゲイリー・クーパー)は内気な学者肌の青年であるが、結婚式の練習中突然姿を消した。彼には以前、イサベル(テレサ・ライト)という恋人がいたのだ。彼女の家族は2人の結婚に反対だったので、彼は彼女の両親に会いにいったのだが、彼の喫いさしの煙草から火事になりイサベルの家は全焼してしまった。結婚話はそんな大失策をした彼がイサベルを諦めることでケリがついていた。マッジから姿を消したのはシカゴの産院から手紙がきたためで病院に行って彼は身体検査をされたが、それはイサベルの生んだ子供を養子に出すために必要なことだったのである。自分の子供が生まれたことをはじめて知った彼は実習生に変装して赤ん坊を盗み、シカゴのホテルに隠れた。しかし何時かは露見して子供を取り戻されると思って、彼は女中のモニカと結婚しようとしたが、彼を探し求めてイサベルもマッジも父親と一緒にホテルにやって来た。カサノヴァは子供を抱いてホテルの中を逃げまわった。きっとここにいるだろうと思ってきたイサベルは子供に会うこともできず悲しみの涙にくれていた時、隣の部屋から赤ん坊の泣き声が聞こえた。はっとして部屋に飛び込むと、彼女の赤ん坊と、抱いているカサノヴァがいた。うれし涙でイサベルは彼に抱きついた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第17回 アカデミー賞(1945年)

ノミネート

作曲賞(ドラマ/コメディ) アーサー・ラング
美術賞(白黒)  
音響録音賞  
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