キング・ソロモンの秘宝

劇場公開日:

解説

古代イスラエルの王ソロモンが所有していたという伝説の宝物をめぐる冒険映画。製作はキャノン首脳のメナハム・ゴラン、ヨーラム・グローバス。監督は「誕生日はもう来ない」(81)のJ・リー・トンプソン。H・ライダー・ハガードの「ソロモン王の洞窟」(創元推理文庫)の4度目の映画化で、脚本はジーン・クィンターノとジェームズ・R・シルクが執筆。撮影はアレックス・フィリップス、音楽はジェリー・ゴールドスミスが担当。出演はリチャード・チェンバレン、シャロン・ストーンほか。ジンバブエで撮影。ドルビー・ステレオ。

1985年製作/100分/アメリカ
原題:King Solomon's Mine
配給:日本ヘラルド
劇場公開日:1986年6月28日

ストーリー

アフリカのドンゴラ。考古学者ヒューストン教授は、ソロモン王の秘宝のありかをしるした像を発見。欲深なトルコ人の武器商人ドガティ(ジョン・リス=デイヴィーズ)と、ドイツ軍人ボックナー大佐(ハーバート・ロム)が彼をとらえて、像に描かれている古代カナン語を解説するよう迫った。一方、教授の娘ジェシー(シャロン・ストーン)は、冒険家アラン・クォーターメイン(リチャード・チェンバレン)をガイドにして、ドンゴラにやって来た。彼女のことを知ったドガティは彼女を誘拐させた。クォーターメインは従者のウンボポ(ケン・ガンブ)と力を合わせて、彼女を救出した。ドガティらは教授をつれて、ソロモンの洞窟の方向へ汽車で移動する。秘密を入手してドイツ軍の軍資金にしようと考えているボックナー大佐は、やたらとワーグナーの<ワルキューレの騎行>のレコードをかけてドガティをあきれさせた。ジェシーら3人は列車に乗り込んだが、逆につかまり、娘をつかっておどされた教授はついにありかをしゃべってしまう。が、クォーターメインの活躍により教授父子は救出される。ウンボポに教授を託してクォーターメインとジェシーは、ドガティの一行を追った。途中で食人族につかまり、釜ゆでにあうが危うく難を逃れたり、木にぶらさがって暮している変わった一族と知りあったりする。それまで反発しあっていた2人だったが、心が交いあうようになった。醜い女族長ガグーラ(ジューン・ブゼレッジ)率いるククワナ族につかまり、ワニに食われそうになった時、ウンボポが現われて救ってくれた。彼は一族のリーダーだったのである。ガグーラはジェシーをつれ、ソロモン王の洞窟に逃げ込んだ。あとを追ったクォーターメインとウンボポが彼女を助け出した。ボックナー大佐とドガティも現われ宝石の一人占めを狙って争う。ジェシー、クォーターメインも危険な目に合うが、生命からがら逃げ出す。洞窟のなかは大音響とともに崩れ始める。

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映画レビュー

3.5劣化版『インディジョーンズ』だが賑やか

2017年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

楽しい

興奮

総合65点 ( ストーリー:65点|キャスト:70点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )

 全体に緩く作られた『インディジョーンズ』の劣化版といったところ。シャロン・ストーンもこのころはまだそれほど洗練された印象はなく平凡。美術は金がかかっているが、飛行機の活劇等の場面が合成だったりで映像の迫力も欠ける。
 ただしたくさんの場面転換があってそれぞれ仕掛けが出てきて賑やかなので、退屈はしないし気楽に観れる。

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