ネタバレ! クリックして本文を読む
瞳のドアップ!というか白目のドアップ!!開始30秒で既にちょっと見る気失せたよ!
そんで3分以内に「主人公にしちゃ華がねーな」と思ってたオッサンがキューブ状になるよ!CUBEだけにね!(うるせえ)
『バイオハザード』の黒人のおっちゃんがサイコロステーキになるシーンは、これのオマージュかな?
今更これを見ようという人はほとんど知ってると思いますが、序盤に割とインパクトのあるグロあり。
カナダの低予算映画だそうだが、確かに評価されるだけのことはある。
ずーっとキューブの中をウロウロしてるだけで見栄えしないし、退屈するだろうな…と思ったけど、一気に見終えました。最初から最後までほとんどダレることもなく、一定の緊張感は保ててた気がします。
医者のハロウェイは陰謀論者、設計士のワースは皮肉屋、警官のクエンティンはリーダー気取り、天才少女のレブンは数学が得意、精神病のカザンは自閉症?なのか?
キューブの外の音がまるで日本のホラーみたいで、本作は音楽が怖さにかなり一役買ってる。横で音だけ聞いてた家族に「何か古臭い音楽だなあ」と言われましたがw
しかしキューブから出たら、本当に外界に出られるのか?何か、そんな感じじゃなさそうだが…何故作られたか、誰が計画したのか、なーんもわからず終わるので、そういうのが気になる人には向きません。
考えながら見るやつじゃなくて、頭空っぽにしてハラハラ感を楽しむタイプの映画。
続編がいくつかあるみたいだけど、そっちで色々語られるのかな。
「せっかく頑張って造ったから使わなきゃ勿体ないし、よし!適当にそこらの奴ら入れとこう」って理由でこんな所に入れられたんだったら一周回ってオモロ過ぎるだろ…
地味な天才が大活躍するストーリー、もろヒーロー然としていた奴がクズになったり、鬱陶しい奴が人間性にはこだわってたり、無気力でどーせどーせとウジウジしてた奴が正義感醸し出してきたり、人物設定も良い。
アメリカ映画の王道をブッ壊したくて作った映画ですと言われても納得する。
低予算なのは見てわかったけど、別に「低予算にしては…」という枕詞をつけなくても、十分に良作でした。
機会があればまた見たいけど、地上波でやってるのは見たことないので、借りてくるしかないかな…
サスペンスやスリラーが好きな人にオススメ。
まあ、サイコロおじさんが出てくるので、スプラッター耐性は多少あった方が良いですね…
暫くしたらまた見ると思います。ていうか既に見たい。