君たちのことは忘れない

劇場公開日:

解説

脱走兵の息子をひたすらかばう母の愛を描いたドラマ。ソ連国内で上映禁止となった問題作。監督・脚本は「誓いの休暇」のグリゴーリ・チュフライ、共同脚本はヴィクトル・メレシュ、撮影はユーリー・ソコルとミハイル・デムロウ、音楽はミハイル・ジフが担当。出演はノンナ・モルジュコーワほか。

1978年製作/ソ連
原題または英題:Tryasina Tp cnha
配給:日本海映画
劇場公開日:1990年6月9日

ストーリー

1943年、独ソ戦のさなか、農婦マトリョーナ(ノンナ・モルジュコーワ)は長男ステパン(ワジーム・スピリドノフ)の行方不明の知らせを受け悲しみにくれる。そしてまだ17才の次男ミーチャ(アンドレイ・ニコラエフ)にも召集が。だが、新兵が集合する駅が空襲にあい、重傷を負ったミーチャをマトリョーナは必死で救い出し、屋根裏部屋に隠す。それは母の愛ゆえのなせるわざだったが、戦死兵として処理されたミーチャも見つかれば処刑の運命である。不安な毎日が続く中、捕虜となり生きていたステパンが生還を果たす。が、ミーチャの存在を明かすわけにはいかないマトリョーナはステパンと言い争い家から追い出してしまう。そして町へ出た彼はかつての婚約者、ニーナが別の男と結婚しているのを見るのだった。戦争は終わった。しかしマトリョーナ親子に平和は訪れない。かつて自分に恋心を寄せていたターニャの結婚式を覗き見て死さえ決意したミーチャを必死でとめるマトリョーナは思い余って神父に相談するが、その反応は冷たかった。そんなある日、ステパンから結婚し子供ができたという電報を受けた彼女は喜びの余りついに緊張の糸が切れて心臓発作を起こしミーチャの膝の上で死ぬ。そしてミーチャは自首をするのだった。

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