君去りし後

劇場公開日:

解説

「風とともに去りぬ」「白昼の決闘」のデイヴィッド・O・セルズニックが製作した1944年度戦時家庭劇。マーガレット・B・ウィルダーの原作に基づいてセルズニック自身が脚本を書き、「アンナとシャム王」のジョン・クロムウェルが監督した。撮影は「荒鷲戦隊」のスタンリー・コルテスと、「山のロザンナ」のリー・ガームス、音楽は「風とともに去りぬ」のマックス・スタイナー(44年度アカデミー受賞)の担当。主演は「ママの新婚旅行」のクローデット・コルベニル、「ジェニーの肖像」のジェニファー・ジョーンズ、「第三の男」のジョセフ・コットン、「令嬢画伯」のシャーリー・テンプル、「夜も昼も」のモンティ・ウーリーらで、以下「白昼の決闘」のライオネル・バリモア、「初めか終りか」のロバート・ウォーカー、「恋愛放送」のキーナン・ウィン、ガイ・マディソン、ハティー・マクダニエル、アグネス・ムーアヘッド、ナジモヴァら。

1944年製作/アメリカ
原題または英題:Since You Went Away
配給:S・R・O=東宝
劇場公開日:1952年9月2日

ストーリー

第二次大戦に夫を送り出したアン・ヒルトン(クローデット・コルベール)は、2人の娘ジェーン(ジェニファー・ジョーンズ)とブリジット(シャーリー・テンプル)と留守宅を守っていたが、足りぬ男手を補うため退役大佐スモレット(モンティ・ウーリー)を下宿させることになった。大佐の孫ビル(ロバート・ウォーカー)は虚弱な青年で兵役を好まなかったが、しばしばヒルトン家を訪れるうちジェーンは彼に好意を持った。かつてヒルトン家に女中として使えていたフィデリアという女がまた住み込むようになった頃、昔アンを愛していたアントニー・ウィレット大尉(ジョセフ・コットン)がこの家の住人となったが、やがて彼はひとり戦線へと向かっていった。夫が休暇で帰るというしらせを受けたアンは2人の娘と駆けつけたが会えず、ジェーンが従軍看護婦になりたい希望を訴えた時、彼は戦線から賛成の手紙をよこした。しかし、やがて一家には彼の行方不明の報らせが届き、ビルもジェーンに婚約の接吻を残して去った。が暫くの後彼女の許にはビルの戦死の公報がもたらされたのであった。クリスマスの夜、一家はスモレット大佐、帰還したアントニーらを交えてささやかなパーティを開いた。フィデリアが御主人から托されたと言って家族に贈物を配った頃、けたたましい電話がアンに夫の生存を知らせてきた。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第17回 アカデミー賞(1945年)

受賞

作曲賞(ドラマ/コメディ) マックス・スタイナー

ノミネート

作品賞  
女優賞 クローデット・コルベール
助演男優賞 モンティ・ウーリー
助演女優賞 ジェニファー・ジョーンズ
撮影賞(白黒) スタンリー・コルテス リー・ガームス
編集賞 ハル・C・カーン ジェームズ・E・ニューカム
美術賞(白黒)  
特殊効果賞  
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