奇跡の丘
劇場公開日:2022年6月18日
解説
イタリアの異才ピエル・パオロ・パゾリーニが「マタイによる福音書」を基にイエス・キリストの生涯を描いた伝記映画。無神論者であったパゾリーニ監督が、処女懐胎とイエスの誕生、律法学者たちによる迫害、ユダの裏切り、ゴルゴダの丘での磔形、そして復活までのエピソードを淡々と描き出す。ヨゼフの婚約者である処女マリアは聖霊の子を身に宿し、生まれた子にイエスと名付ける。成長しヨハネのもとで洗礼を受けたイエスは、天より神の子であると告げられ、40日間の断食や悪魔との対決を経て布教の旅に出る。スペインの学生エンリケ・イラソキがイエスを演じ、パゾリーニ監督の母スザンナが年老いたマリア役で出演するなど、キャストには演技経験のない素人を起用した。1964年・第25回ベネチア国際映画祭で審査員特別賞を受賞。
1964年製作/138分/イタリア・フランス合作
原題または英題:Il vangelo secondo Matteo
配給:ザジフィルムズ
劇場公開日:2022年6月18日
その他の公開日:1966年9月22日(日本初公開)
原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 製作
- アルフレド・ビニ
- 脚本
- ピエル・パオロ・パゾリーニ
- 撮影
- トニーノ・デリ・コリ
- 美術
- ルイジ・スカッチャノーチェ
- 衣装
- ダニロ・ドナティ
- 音楽
- ルイス・エンリケス・バカロフ
受賞歴
第39回 アカデミー賞(1967年)
ノミネート
編曲賞 | ルイス・エンリケス・バカロフ |
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衣装デザイン賞(白黒) | ダニロ・ドナティ |
美術賞(白黒) |
第25回 ベネチア国際映画祭(1964年)
受賞
審査員特別賞 | ピエル・パオロ・パゾリーニ |
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