カンフーマスター!

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カンフーマスター!

解説

ヌーベルバーグ左岸派の巨匠アニエス・バルダが、プライベートでも親交のあったジェーン・バーキンとその家族をキャストに迎えて手がけたラブストーリー。

40歳のマリー・ジェーンは娘ルシーが自宅の庭で開いたパーティで、泥酔した娘の同級生ジュリアンを介抱し、まだ15歳の彼に恋愛感情を抱いてしまう。ジュリアンもまたマリー・ジェーンに心ひかれ、2人は微妙な力関係のなかで密会を重ねる。ある日、2人がキスしているところをルシーに見られてしまい……。

バーキンの発案にバルダ監督が応じる形で実現した企画で、バーキンのパリの自宅とロンドンの実家で撮影。バーキンの次女シャルロット・ゲンズブールがルシー役を務めたほか、三女ルー・ドワイヨン、兄アンドリュー・バーキン、実の両親など家族が総出演し、ジュリアン役にはバルダ監督と夫ジャック・ドゥミの息子マチュー・ドゥミを起用。本作の制作の延長上で「アニエス V.によるジェーン B.」が撮影された。タイトルの「カンフーマスター!」は、劇中でジュリアンが夢中になっているゲームの名称。2024年8月、バーキンさんの没後1年の追悼上映企画「ジェーン B.とアニエス V. 二人の時間、二人の映画。」にて、デジタルレストア・新訳日本語字幕版でリバイバル上映。

1988年製作/88分/PG12/フランス
原題または英題:Kung-Fu Master!
配給:リアリーライクフィルムズ
劇場公開日:2024年8月23日

その他の公開日:1990年3月8日(日本初公開)

原則として東京で一週間以上の上映が行われた場合に掲載しています。
※映画祭での上映や一部の特集、上映・特別上映、配給会社が主体ではない上映企画等で公開されたものなど掲載されない場合もあります。

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映画レビュー

3.5映画名は、ゲーム『スパルタンX』から

2024年9月23日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

映画名は昔ゲームセンター用に出てた『スパルタンX』の海外名から名前を付けたようですが、

15歳の少年と40歳の女性の年の差ラブストーリーで、少年が夢中になっているゲームの設定で、このゲーム画面やゲーム音楽が使われてます。

昔ファミコン版を持ってた自分としては相当やりこんだゲームだし、懐かしかった(笑)

あのゲームは名作だ!!

僕と同じファミコン世代の人は懐かしくて、より楽しめると思います。

ジェーン・バーキンのパリの自宅とロンドンの実家でも撮影されてるそうですが、

シャルロット・ゲンズブールはじめ、実の両親など、バーキンの家族も出演してるそう。

小児性愛が色々と問題になる昨今、観る前は正直この内容どうかな?と思ったけど、イヤらしくなくピュアで良かったです。

『小さな恋のメロディ』や、少女の時のシャルロットが出てる事もあり『なまいきシャルロット』を思い浮かべたりしました。

パンク好きとしても、ドクターマーチンのブーツって単語や、名盤『パンク アンド ディスオーダリー』のジャケっぽいパンクが出てきて、テンション上がった(笑)

もう1回観たい♪

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RAIN DOG

3.5【アニエス V.によるジェーン B.】の後に見ました この順番で良...

2024年8月29日
iPhoneアプリから投稿

【アニエス V.によるジェーン B.】の後に見ました
この順番で良かった

ここまで年の離れた恋愛もの、
当時は批判されたりしなかったんでしょうかね?
でもジェーンなら許せちゃうけど

悪くなかったです
でもタイトルが、、、

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jung

4.5タイトルからは想像つかないきれいなおばさんと少年の純愛話

2020年6月27日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

幸せ

萌える

ジェーン・バーキンがちょっとばかりおばさんになった頃に、アニエス・ヴァルダによって撮られた素敵な映画。ヴァルダはこの映画の制作に合わせて、バーキンの半生を描いたドキュメンタリー、「アニエス・vによるジェーン・b」も監督している。この映画には「カンフー・マスター」のメイキング映像や制作秘話もあり、ヴァルダいわく双子の映画とのこと。あわせて鑑賞されることをお勧めしたい。

バーキンは映画デビュー以来の未成熟なエロティックなイメージを残しつつ、二児の母となった大人の女性らしさも合わせ持った感じで描かれている。
ストーリーは、バーキン演じるマリー=ジェーンが、中学生の娘の同級生の少年に恋をするというというもの。スキャンダラスなテーマながら、それほどエロティックな感じのない純愛話。
タイトルのカンフー・マスターとは、少年が夢中になっているビデオゲームの名前から(名称は違うがファミコン世代には懐かしいスパルタンX)。このゲームの設定も巧みにストーリーに織り混ぜられている。
また、ちょうどAIDS(フランス語ではSIDA)の脅威が叫ばれた頃で、作中にも取り上げられたシーンがあり、その時代の雰囲気を感じさせてくれる。

娘役には、バーキンの本当の娘、シャルロット・ゲンズブールと、ルー・ドワイヨンが。また劇中、バーキンが故郷英国に帰省するシーンがあるのだが、そこでも実の両親や兄がそのままの役で登場する。また彼女と恋に落ちる少年役は監督ヴァルダの息子マチュ・ドゥミが演じているということで、家族的なリラックスした雰囲気の中で撮影されたようである。ただそれほど演技に素人くささは感じられないので、芸達者な家系なんだろうか。

今のバーキンの印象はこの頃とあまり変わっていない気がする。永遠にちょっとHな雰囲気のある、きれいなおばさんのままである。

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志塚直人