ガラスの動物園(1950)

劇場公開日:

解説

劇作家テネシー・ウィリアムズの出世作となった同名戯曲の映画で、「テレヴィジョンの王様」のジェリー・ウォルドとチャールズ・K・フェルドマンが製作にあたった1950年作品。脚色には原作者自身とピーター・バーニースが共同であたり、監督は「愛憎の曲」アーヴィング・ラパー。撮影と音楽は「摩天楼」と同じく、ロバアト・バアクス、マックス・スタイナーがそれぞれ担当。主演は「嘘クラブの女王」のジェーン・ワイマン、「チャンピオン」のカーク・ダグラスとアーサア・ケネディ、それにガートルード・ローレンスで、ラルフ・サンフォード、アン・タイレルらが助演する。

1950年製作/アメリカ
原題:The Glass Menagerie
配給:セントラル
劇場公開日:1951年9月11日

ストーリー

暗い家庭の空気を嫌って海に飛び出したトム・ウィングフィールド(アーサー・ケネディ)はある朝見張台に立って、過ぎし日を回想した。セントルイスの裏街に住むウィングフィールド一家は、父が突然出奔したあと、南部の名家出身を唯一の誇りにしている母のアマンダ(ガートルード・ロウレンス)と、息子のトム、娘のローラ(ジェーン・ワイマン)の3人暮らしだった。ローラはビッコのため変質的に内気になってしまった娘で、人並みの交際もできず、家にガラスの動物玩具を飾ることと古レコードをかけることが僅かな楽しみであった。トムは倉庫につとめて毎日荷造りをする生活に全く嫌気がさし常に家族にあたり散らしていたが、母がローラの男友達を連れて来るようにせがむので、仕方なく同僚のジム(カーク・ダグラス)を晩飯に招待した。ジムはスムウス・ガイで、ローラは劣等感に口も利けない始末だったが、やがて2人は同じハイ・スクールを出たことが分かり、ジムが巧みに彼女をリードしたのでローラは彼にほのかな好意を感じた。しかしジムには許婚者のあることが分かり、彼は全家族の失望のうちに帰った。母はトムを罵り、彼は家を出奔することになったのだが、しかしローラの内気はこの事件で癒え、彼女は第2の男の登場を待つのだった。

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