喝采の陰で
劇場公開日:1986年6月7日
解説
2度目の妻の連れ子4人と、前妻の子供と生活しながら恋と劇作に励む父親の姿を描く。製作はアーウィン・ウィンクラー、監督は「りんご白書」のアーサー・ヒラー、脚本はイスラエル・ホロヴィッツ、撮影はヴィクター・J・ケンパー、音楽はデーヴ・グルーシン、編集はウィリアム・レイノルズが担当。出演はアル・パチーノ、ダイアン・キャノンほか。
1982年製作/アメリカ
原題または英題:Author! Author!
配給:シネセゾン
劇場公開日:1986年6月7日
ストーリー
アイヴァン・トラヴァリアン(アル・パチーノ)は、ブロードウェイの売れっ子作家。新作の上演を控え、日夜タイプライターと悪戦苦闘している。妻グローリア(チューズデイ・ウェルド)は、ニューヨーク大学の仏語の講師でこれまで3度の離婚歴がある。彼女の4人の連れ子はアイヴァンの先妻との息子イゴール(エリック・ゲーリー)とも仲良しで、血はつながらなくても新しい父親であるアイヴァンを心から愛している。しかし、仕事一途なアイヴァンに、グローリアが疑問を抱き始め、子供を残して愛人のもとに走ってしまったのだ。仕事の方でも息づまっていたアイヴァンにはダブル・パンチ。結局、イゴールと、父親が海外にいるジェラルド(ベンジャミン・カーリン)だけが残され、他の3人の子供たちは、それぞれの実父たちにひきとられていった。家事をすべてまかされることになったアイヴァンには、奮闘の日々が始まった。そんな折、ハリウッドから彼の劇に主演するためにやって来た人気女優アリス・デトロイト(ダイアン・キャノン)がアイヴァンと恋に落ちた。アリスは、彼の家で同棲を始めるが、アーサー・ミラーとモンローの関係を夢見ていた彼女は、2人の子供をかかえた家庭生活はあまりに現実的で失望するものを感じていた。一方のアイヴァンも、自分の本当に愛していたのは去っていった妻のグローリアであったことに気づいた。アリスとの同棲生活も消滅し、実父にひきとられていた子供たちもアイヴァンを慕ってもどって来てしまう。5人の子供たちに囲まれて新作への挑戦に意欲を燃やすアイヴァン。やがて彼の新作の芝居の幕が開いた……。
スタッフ・キャスト
- 監督
- アーサー・ヒラー
- 脚本
- イスラエル・ホロビッツ
- 製作
- アーウィン・ウィンクラー
- 撮影
- ビクター・J・ケンパー
- 音楽
- デイブ・グルーシン
- 歌
- マイケル・フランクス
- 編集
- ウィリアム・レイノルズ
- 字幕
- 戸田奈津子
受賞歴
第40回 ゴールデングローブ賞(1983年)
ノミネート
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) | アル・パチーノ |
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