劇場公開日:1980年6月14日
解説
ロシアの名匠アンドレイ・タルコフスキー監督が1975年に手がけた自伝的作品。木立に囲まれた祖父の家で、たらいに水を張って髪を洗う母。干し草置き場で火事があった年、父は家族のもとを去った。そして今、母からの電話で夢から醒めた“私”は、母が印刷所で働いていた頃の同僚が死んだことを知らされる。“私”も両親と同じように妻ナタリアと別れ、息子イグナートと離れて暮らしている。第2次世界大戦、中国の文化大革命、中ソ国境紛争などの記録映像を挟み込みながら、過去と現在を巧みに交錯させ、母への思慕や別れた妻子との関係を浮かび上がらせていく。母の場面では、タルコフスキー監督が自ら実父アルセニー・タルコフスキーの詩を朗読。
1975年製作/106分/ソ連
原題または英題:Mirror
配給:日本海映画
劇場公開日:1980年6月14日
スタッフ・キャスト
- 監督
- アンドレイ・タルコフスキー
- 脚本
- アレクサンドル・ミシャーリン
- アンドレイ・タルコフスキー
- 撮影
- ゲオルギー・レルベルグ
- 音楽
- エドゥアルド・アルテミエフ
- 詩
- アルセニー・タルコフスキー
- 詩朗読
- アンドレイ・タルコフスキー