踊る海賊(1948)

劇場公開日:

解説

「若草の頃」のアーサー・フリードが製作する1948年度色彩ダンス映画で、コール・ポーター(「夜も昼も」)の曲によってジュディ・ガーランド(「若草の頃」)とジーン・ケリー(「デュバリイは貴婦人」)が踊る。S・N・ベールマンの舞台から「イースター・パレード」のアルバート・ハケットとフランセス・グッドリッチが脚色、「若草の頃」のヴィンセント・ミネリが監督に当っている。撮影は「イースター・パレード」のハリー・ストラドリング、音楽監督はレニー・ヘイトンが担当する他、ダンス監督にはロバート・アルトンとジーン・ケリーが当たっている。助演陣は「姫君と海賊」のウォルター・スレザク、「気まぐれ天使」のグラディス・クーパー、「小間使(1946)」のレジナルド・オーウェンら。

1948年製作/アメリカ
原題または英題:The Pirate
配給:セントラル
劇場公開日:1951年6月19日

ストーリー

19世紀、カリブ海のある島の出来事。市長のドン・ペドロ・ヴァルガス(ウォルター・スレザク)と愛のない結婚を強いられようとしていたマニュエラ(ジュディ・ガーランド)は、噂に聞く海賊マココのような男こそ真の恋人だと夢みていた。ある日、彼女は伯母に連れられて嫁入り道具を運ぶ船を見に港へ行き、セラフィン(ジーン・ケリー)という優しいマジック・ショーの男に会った。彼はマニュエラをショーに誘い、巧みなもてなしで彼女を夢中にさせた。彼女は彼に、真に愛するのはマココだと告げたが、その夜、マニュエラの許に忍んで来たセラフィンは、ドン・ペドロが実のマココであることを知りながら自分こそマココだと彼女を口説いた。これを知ったドン・ペドロは彼女を失っては大変と市民兵を差し向けたが、今やマニュエラはセラフィンのカラクリを見破った上でも、彼を愛する気持ちがつのるばかりであった。最後の一計、セラフィンは、駆けつけたドン・ペドロの前で、マココが好きだと彼女に言わせた。ドン・ペドロは思わず自分こそマココだと叫んでしまった。海賊マココが市民兵に捕えられたのはいうまでもなく、そしてセラフィンとマニュエラはめでたく結ばれたのであった。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第21回 アカデミー賞(1949年)

ノミネート

作曲賞(ミュージカル) レニー・ヘイトン
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映画レビュー

3.5歌うだけでなく、踊るジュディ・ガーランド

2022年8月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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Kazu Ann

5.0海賊マココで、ガキの頃見たのを思い出した。

2022年7月24日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

海賊マココで、ガキの頃見たのを思い出した。テレビだったか、映画館だったか覚えていない。『スイスファミリーロビンソン』と二本立てだったかも知れない。親父に連れて行ってもらった。
それは兎も角、長回しの演舞は凄いと思う。体をはってやる演技はやっばり超一流だと思う。

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マサシ

5.0ジュディの底力恐るべしが実感できます

2021年3月19日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

1948年公開、カラー作品
ジュディ・ガーランドとジーン・ケリーの2大スターの共演
クレジットはジュディの名前が上にあります

ジュディ・ガーランド 26歳
ジーン・ケリー 36歳

前半はケリーが目立っており、ジュディは精彩を欠きます
この頃からの精神的に問題があった影響かと感じます
ところが、後半になると彼女の凄さが炸裂します
見終わるみるとジュディの印象ばかりが残っています
ジュディの底力恐るべしが実感できます

かと言ってケリーも素晴らしい歌とダンスを披露します

両方のどちらのファンであっても観ておくべき良作と思います

お話はケリーが旅回りの一座の座長
ジュディが市長と結婚がきまった娘
しかし彼女は逞しい海賊にさらわれて冒険に出るのが小さい時からの憧れでという設定
ケリーがジュディに一目惚れして、自分は有名な大海賊だとホラを吹いて横取りしようとしての大騒動というもの

楽しめるミュージカルです

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あき240