黄金の七人のレビュー・感想・評価
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わくわくする
すでに冒頭の曲から、これってこの映画の曲だったのか!と発見がありました。
ルパン3世の元になった映画と先に知ってました。
おおう、ほんとに。生不二子ちゃんはもはや垂涎者です。
手口もテンポも軽妙な裏切りも明るいお色気もルパンを思い出して楽しい!
いや、こちらのほうが先なのですね。逆に、ある意味ルパンは不二子ちゃんが
カラーを決定しているのだなあと再発見。
不二子ちゃん以外はキャラクターはそんなにかぶってないですもの。
首謀者教授はインテリで完璧主義。アニメならばむしろ敵役にいるタイプ。
教授のようなタイプも好きです。あまりにも実働部隊と距離があるように感じたけれどインテリで案外打たれ弱い教授にへこたれない彼らの陽気さ!
いい組み合わせじゃないですか♪
こういった映画はおフランスだろうと思ってましたがイタリア映画だった。
確かにお洒落感はあるけれど、(私の勝手なフランス映画イメージ)どこか皮肉な感じとかはない。
いやあ、もう、わくわくしますね。こういうの大好きです。
そしてまた改めてルパンも面白いなあと思いました。
インスピレーションなりオマージュなり、この映画からああいった作品ができるのならばまったくもって制作側としては嬉しいのではないかしら?
イタリアのB級映画 音楽は地下室のメロディーへのリスペクト。
イタリアのB級映画。初見は72年のテレビでの放送。中2の頃だったので計算が合う。言わずもがなぁだが、『ルパン三世』の宣伝で、『4チャンネル』が放送した。
予定調和で、緊張感が無く、何でも都合良く話が進む。そして、最後にひねりがないのが、最大の欠点。続編があるから、裏切りによる裏切りはないと思ったが、まさか、まさかあんな終わり方するとは。間違いなく、ローマ観光の為の映画だ。1961年にローマオリンピックだったので、その余波で作られたヨーロッパ観光映画だと思う。
正直言って、詳細まで覚えていなかったが、『ルパン三世』のモデルと言うから、少し過大評価していた。今回見て、あのテレビの『ルパン三世』の方が遥かに良い出来だと太鼓判を押す。
クールな日本アニメのお手本が、こんなイタリアのB級映画だと言って貰いたくない。モンキー・パンチ先生が『ルパン三世』を描く上でインスパイアしたに過ぎない。『ルパン三世』とこの映画は全く次元の違う作品だ。あえてどちらが上とか下とかは述べない。
『4チャンネル』は宣伝でこの映画を流しただけだ。しかし、『4チャンネル』は爆弾とか泥棒好きだね。
追記 音楽はミシェル・マーニュの地下室のメロディーをリスペクトしている。とすると、映画も似たような話。ルパン三世の元ネタは寧ろこちらだと思う。この映画でのルパンとの類似点は、カリオストロ城に忍び込む際の、潜水の部分のようや気がする。そして、やっぱり、フランス映画の方がクライム・サスペンスはお似合いなのかもしれない。
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