エレベーターを降りて左

劇場公開日:

解説

パリのおしゃれなアパルトマンを舞台に、画家とその恋人が巻き起こすロマンチック・コメディ。製作はクロード・ベリ、監督は「優しく愛して」のエドゥアール・モリナロ。ジュラール・ロジェの舞台劇“Lamuse gueule”を基に自身が脚色、撮影はロベール・フレス、音楽はマレー・ヘッドが担当。出演はエマニュエル・ベアール、リシャール・ボーランジェほか。

1988年製作/フランス
原題または英題:A gauche en sortant de l'ascenseur
配給:松竹富士
劇場公開日:1990年7月21日

ストーリー

画家のヤン(ピエール・リシャール)は、魅力的な人妻フロランス(ファニー・コタンソン)に片思い。一方、ヤンのアパートの隣人ボリス(リシャール・ボーランジェ)は、同棲相手のエヴァ(エマニュエル・ベアール)と喧嘩ばかりの毎日。ある朝、ドアの自動ロックがかかり、下着姿のエヴァが廊下に締め出される。助けを求められたヤンは、ボリスの部屋に侵入、彼から浮気とカン違いされる。エヴァはボリスに追い出され、ヤンの部屋を訪れる。そこへフロランスがやって来て、彼女はエヴァをヤンの愛人とカン違い。フロランスの夫アンドレ(ピェール・ヴェルニエ)もやって来て、彼女を連れ帰り、ヤンのデート計画は壊れてしまう。その時、心を入れかえたボリスがエヴァを迎えに来る。エヴァは、自分の荷物を取りにヤンの部屋に行くが、ヤンはピストルを自分に向けている。ジョークのつもりが警官を招いての騒動となった。また、今度はエヴァがボリスに喧嘩を売り始め、ヤンとの浮気を疑うボリスはヤンに詰め寄り、果ては部屋を破壊する始末。呆れたエヴァは出て行こうとするが、ボリスはベランダにぶら下がり、「死んでやる」と絶叫。彼にしがみついたヤンともども、あやうく転落しかける。その騒ぎを見てフロランスがやって来るが、ひょんなことからボリスの浮気が発覚、エヴァはピストルを持ち出し発砲。だが、それはライターのオモチャであった。騒ぎはようやく収拾し、ボリスとエヴァはヨリを戻し、ヤンもアンドレと喧嘩別れしたフロランスの愛を手に入れることに成功する。

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