ウォーターワールド
劇場公開日:1995年8月5日
解説
地球温暖化により全ての陸地が水没した未来の世界を舞台に、海賊たちと戦う一匹狼の戦士の活躍を描いたSFアクション。総製作費に史上最高の1億7千万ドルを費やした超大作。監督は「モアイの謎」のケヴィン・レイノルズ。製作は「フィールド・オブ・ドリームス」のチャールズ・ゴードン、「リッチー・リッチ」のジョン・デイヴィス、主演のケヴィン・コスナーの共同。脚本は「エイリアン3」のデヴィッド・トゥーヒーと、本作がデビューのピーター・レーダー。撮影は「ダンス・ウィズ・ウルブズ」(アカデミー賞受賞)のディーン・セムラー、音楽は「アウトブレイク」のジェームズ・ニュートン・ハワード、美術は「バグジー」(アカデミー賞受賞)のデニス・ガスナーがそれぞれ担当。400カット以上のデジタル合成など特殊視覚効果を指揮したのは「インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説」のマイケル・マカリスター。主演は「ワイアット・アープ」のケヴィン・コスナー。共演は「氷の微笑」のジーン・トリプルホーン、「スピード」のデニス・ホッパー、「アンドレ 海から来た天使」のティナ・マジョリーノほか。
1995年製作/アメリカ
原題または英題:Waterworld
配給:UIP
劇場公開日:1995年8月5日
ストーリー
温暖化が進み、極冠の氷が融けて地表は全て水没した未来の地球。わずかに生き残った人々は、浮遊する都市=アトール(岩礁)と呼ばれる人工の島を作って何とか生きながらえていた。トライマレン(三胴船)を操って海洋を旅するマリナー(ケヴィン・コスナー)は、交易のためオアシスという名のアトールに入港した。だが、海中でも呼吸のできるエラを持つミュータントであることが知れると住民に捕らえられ、死刑を宣告された。その時、ディーコン(デニス・ホッパー)の率いる凶悪な海賊集団スモーカーがオアシスを襲撃した。激しい戦闘のさなか、マリナーは酒場の女ヘレン(ジーン・トリプルホーン)に助けられ、少女エノーラ(ティナ・マジョリーノ)と共に海に逃れた。ヘレンは伝説の陸地ドライランドの存在を信じており、その秘密はエノーラの背中の刺青にあるという。これまで一人で旅をしてきたマリナーにとり、2人の存在は煩わしいものだった。一方、ディーコンもエノーラを捜してマリナーの船を追っていた。一度は配下の飛行機が発見したがマリナーの反撃に遇い、続いて待ち伏せも計画するが、すんでのところで見破られ失敗した。旅を続けるうち、マリナーはヘレンに心を開くようになっていた。マリナーに潜水器に乗せられて海中深く水没した近代都市を見たヘレンは、希望が砕かれるのを感じた。2人が海上に戻ると船はディーコンに占拠されていた。危ういところをオアシスの発明家グレゴールに助けられたマリナーは単身、スモーカーの根拠地である巨大船ディーズに向かう。エノーラを救出した彼は、壮絶な戦いの果てにディーコンを倒した。エノーラの刺青の秘密を解いた彼らは、目的地に向かい、そこでついにこの世の楽園ドライランドを発見する。だが、海の男であるマリナーは安住を選ばず、再び旅立っていった。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ケビン・レイノルズ
- 脚本
- ピーター・レイダー
- デビッド・トゥーヒー
- 製作総指揮
- Jeffrey Mueller
- アンドリュー・リクト
- イロナ・ハーツバーグ
- 製作
- チャールズ・ゴードン
- ジョン・デイビス
- ケビン・コスナー
- 撮影
- ディーン・セムラー
- 美術
- デニス・ガスナー
- 音楽
- ジェームズ・ニュートン・ハワード
- 編集
- ピーター・ボイル
- 衣装デザイン
- ジョン・ブルームフィールド
- 特殊効果
- マイケル・J・マカリスター
- 字幕
- 戸田奈津子
受賞歴
第68回 アカデミー賞(1996年)
ノミネート
音響賞 |
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