ヴェガス・イン・スペース

劇場公開日:

解説

男子禁制の惑星に性転換で女性となって訪れた字宙船乗組員たちの冒険を、「バーバレラ」風のチープな特殊効果を交えて描いたSFミュージカル・コメディ。8年ががりで完成し、サンダンス・フィルム・フェスティヴァルでプレミア上映された後、各地のレズビアン&ゲイ・フィルム・フェスティヴァルでカルト的な人気を博している。監督・製作・編集・SFXはフィリップ・R・フォード。エグゼクティヴ・プロデューサーは、美術・メイクアップ・へアデザインも兼ねるドリス・フィッシュ。脚本はフォード、フィッシュ、ミスXの共同。撮影はロビン・クラーク、音楽はボブ・デイヴィス。出演はドリス・フィッシュ、ミスX、ティミー・スペンスほか。なお、本作は91年にエイズで死去したドリス・フィッシュに捧げられている。

1991年製作/アメリカ
原題:Vegas in Space
配給:アップリンク
劇場公開日:1994年1月22日

ストーリー

23世紀地球女帝ヴェル(ミスX)の命令を受けたダン船長以下の宇宙船クルーは、美女だけが住む惑星クリトリスへ向かう。星のリゾート地、ヴェガス・イン・スペースで非常事態が発生したためだ。だが、男子禁制のクリトリス星には、金星条約によって男性はいかなる場合でも入国できない。隊員たちは即効性の性転換ピルを服用し、女性の姿に変身。ダン船長はトレイシー(ドリス・フィッシュ)、スティーヴ隊員はデビー(ロリ・ナスランド)、マイク隊員はシーラ(ラモナ・フィッシャー)と名前を変える。ディック隊員(ティミー・スペンス)だけは2錠も飲んだにもかかわらず消滅してしまう。彼らの任務はヴェガスでのパーティに潜入し、怒星の軌遺を推持するためのギリニウム宝石の盗雛事件を解明すること。ショーガールに化けた一行は、当地の警察女王(ミスX2役)と手を組んで囮捜査を開始する。ヌエヴァ女帝(ジンジャー・クエスト)お気に入りの天使プリンセス・王女エンジェル(ティッピィ)が怪しいとニラんだ警察女王は、シーラと共に追い詰める。彼らは宝石を取り返し、隊員たちは地球へ帰還したが、トレイシーだけは後に残った。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

監督
脚本
ドリス・フィッシュ
ミスX
フィリップ・R・フォード
製作総指揮
ドリス・フィッシュ
製作
フィリップ・R・フォード
撮影
ロビン・クラーク
美術
ドリス・フィッシュ
録音
ボブ・デイビス
編集
エド・ジョーンズ
フィリップ・R・フォード
特殊効果
フィリップ・R・フォード
特殊メイク
ドリス・フィッシュ
字幕
北原京
全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く