ウーマン・イン・レッド

劇場公開日:

解説

絶世の美女に恋する中年男の姿を描く。エグゼクティヴ・プロデューサーはジャック・フロスト・サンダース、製作はヴィクター・ドレイ。イヴ・ロベール監督作Un elephant catrompe enirimementのジャン・ループ・ダバディの脚本を基に、ジーン・ワイルダーが脚色、自ら監督した。撮影はフレッド・シュラー、音楽はジョン・モリスが担当。スティーヴィー・ワンダーが作詞・作曲した歌を、ワンダーとディオンヌ・ワーウィックが歌っている。出演はジーン・ワイルダー、チャールズ・グローディン、ジョセフ・ボローニャ、ケリー・ルブロックなど。ドルビー・ステレオ。

1984年製作/アメリカ
原題または英題:The Woman in Red
配給:オライオン=ワーナー映画
劇場公開日:1985年3月30日

ストーリー

サンフランシスコ市のPRを担当しているテディ・ピアス(ジーン・ワイルダー)は、すごく真面目で純情で、妻のディディ(ジュディス・アイヴィー)にも貞節を守っている。ある朝、出勤途中に見かけた赤いドレスの女に心を奪われてしまう。彼女が隣りのオフィスに来ているのを見たテディは早速電話し、デートの約束をとりつける。ところが実は、同僚のミス・ミルナー(ギルダ・ラドナー)相手に話をしていたのだ。その夜、テディが帰宅すると、友人のジョー(ジョセフ・ボローニャ)とその妻テレサの破局に心を痛めていたディディから、浮気をしたら許さないと言われてしまう。気おくれしたテディはデートをすっぽかしてしまったため、ミス・ミルナーは逆上し、オフィスで復讐戦を展開し出す。そんなおり、例の美女が、新しい宣伝キャンペーンに選ばれたモデルであることを知り、テディの胸は再度、燃えあがる。彼女が乗馬好きであると聞いたテディは、自分も馬を借り公園内を捜していると、バッタリ、その女性、シャーロット(ケリー・ルブロック)と出会い、親しくなる。デートの約束をとりつけたテディが、その場所に行くと、ロスにいたシャーロットから電話が入り、こっちで一晩すごさないかと誘われる。適当な口実をもうけテディはロスヘ向け飛び立つが、悪天候のため飛行機は着陸できず、サンディエゴで一人寝するハメになる。そんなことにもテディはめげることなく、シャーロットとの密会をアレンジ。2人きりになる前に、祖母の誕生日を祝おうとシャーロットとともにアパートを訪ねたテディは、愕然とする。翌日が誕生日であるテディのためのびっくりパーティだったのだ。機転を利かせたバディ(チャールズ・グローディン)が、自分がシャーロットのエスコートであるかのようにふるまってくれた上、パーティの終わりには、テディをディディや家族から解放させるため仲間達と一芝居うってくれる。シャーロットとの心おきないデイトが、仲間からの誕生日プレゼントだったのだ。めでたく2人はシャーロットのアパートでベッドインというところで、パイロットをしている彼女の夫が帰ってきてしまう。あわてて窓の外に隠れるテディ。彼を自殺志願と誤解した群集が、アパート前で騒ぎ出し、レスキュー隊やテレビ局がくるという一騒動に発展する。みじめな状況で、シャーロットと夫のむつごとを耳にしたテディは、自分のバカさかげんに気づき、妻を愛そうと心に誓うのだが、下に広げられた消防ネットに落ちていくテディの目に、ブロンドの新聞社のカメラ・ウーマンの姿が目に飛びこんでくる…。

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映画レビュー

2.5ザ・同時上映映画

2023年11月27日
PCから投稿

寝られる

恋愛映画、特にラブコメ苦手な私なので、単独で放映してたら120%素通りしていた映画。
なのに何故観ちゃっているのか…

実は、ターミネーターのレビューにも書かせてもらったのだが、本作はあのSF映画の金字塔、ターミネーターの第一作の同時上映だったわけで、配給会社は何を考えてこのカップリングに踏み切ったのかはいまだに謎。

ちなみに、ベトナム戦争を激しくリアルに描いたプラトーンの同時上映は、スリーアミーゴ!でお馴染みサボテンブラザーズ、エルム外の悪夢の同時上映は、デビッド・ボウイとパッツィ・ケンジット共演のオシャレ映画ビギナーズ、結構無理やりな抱き合わせ商法が横行していたわけ。

で、前回までのあらすじをざっと書くと、ターミネーターの上映開始時間を確認せずに入っちゃって、最初から観直したい!ってなった私としょうちゃん(ターミネーターのレビュー参照)は、あらすじも何も全く知らないこの映画を観ることになったのでした。

主演はジーン・ワイルダーさん。まあ、おじさんです。
そのおじさんが、よせばいいのにセクシー美女に一目ぼれして、何とか取り入ろうと奮闘するお話。そんなに上手いこといくかい!展開で恋仲っぽくなってきたりするけど、ちゃんとオチはある。

そんな冴えない中年のおっちゃんの夢物語を、当時中坊の我々が観てもピンと来るはずもなく、いい年こいて何してんねん、と思うのが精いっぱい。

もう多分このシーンを撮りたくてこの映画作ったのよね、と思える、赤いドレスのヒロインがモンローよろしく地下鉄の巻き上げる風でスカートヒラヒラ~ってなるシーン、マリリン・モンローがしっかり隠すことでエロさと可愛らしさをのギリギリの線を狙っているのに対し、本作のスカートヒラヒラシーンはもうエロい赤パンが丸見え。なんなら主人公の妄想の中では、赤パン丸見えのまま腰クネクネしてて、まーお下品…だがそこがいい。
なるほど、外人さんはあんなエロいパンツ穿くんだな、私より三割がたエロいしょうちゃんは大変喜んでおりました。

あと、当時もぶっ飛んだんだけどこの映画の主題歌、あのスティービー・ワンダーの、I just call to say I love youなわけですよ。
最初映画の中で流れてきたときに、なんちゅういい曲なんじゃと感動したものです。
逆にスティービー・ワンダーにとって黒歴史になってないか?と若干心配もしたものです。
そう、あの名曲はこの映画から発信されたわけです。

エロい赤パンとスティービー・ワンダーの名曲、それがこの映画の成分95%です。

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ハルクマール

3.0The Woman in Red

2018年12月20日
Androidアプリから投稿

男はいくつになっても女を追い続けるんだよねぇってつくづく考えさせられる映画です。 演出はお決まりな事も結構多かったけど面白いです。 このチープな演出もたぶん計算づくなんだろうなぁと考えてしまったりします。 表現が無駄に詩的なところもイイ感じ。 そしてスティーヴィー・ワンダーの歌う主題歌“I Just Call to Say I Love You”は最高だ。

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ぽんぽん