ウィーンの森の物語

劇場公開日:

解説

フリッツ・エックハルトのオリジナル・ストーリーを、モーリス・トムブレーゲルが脚色、「青きドナウ」のスティーブ・プレヴィンが演出した音楽映画。撮影はガンサー・アンダース、音楽はハインツ・シュライター、編曲・指揮はヘルムート・フロシャワー、演奏はウィーン・シンフォニー・オーケストラが担当した。出演は「四時の悪魔」のカーウィン・マシューズ、「勝利者(1963)」のセンタ・バーガー、ブライアン・エイハーンほか。

1963年製作/アメリカ
原題または英題:The Waltz King
配給:ウォルト・ディズニー映画
劇場公開日:1965年1月15日

ストーリー

ウィーンのワルツ王と呼ばれたヨハン・シュトラウス一世は、2人の息子が音楽家になることに反対だった。長男のシャニ(カーウィン・マシューズ)は、あくまでも音楽で身を立てようと決心し、家を出て、子供たちにバイオリンを教えながら作曲に熱中した。そんな彼を励ましたのは美しいオペラ歌手イェティ(センタ・バーガー)だった。彼女の助力でシャニは自分のオーケストラを編成したが、費用の不足から裏庭で練習せねばならなかった。団員たちから不満が出た時、駆けつけたイェティは有名なドマイヤー舞踏場と契約できたことを知らせた。晴れの日、会場には父ヨハンの依頼で演奏会の邪魔をしにきた一党が多勢きていたにもかかわらず、最初の曲、「ウィーンの森の物語」は大成功だった。次にシャニが父の曲「ラデッキー・マーチ」の演奏を終った時、すべてを許したヨハンが現われ、親子の競演が始まった。シャニの名声はヨーロッパ中に広がり、演奏旅行が続いた。華美な舞踏会の雰囲気にいや気のさしたシャニは、ワグナーのようなオペラの作曲をしようと決心した。しかし家族達はみな反対だった……シャニの音楽はワルツなのだと。それ以来、技師をしながら音楽の勉強をしていた弟のヨセフに指揮をとらせ、シャニはオペレッタの作曲を始め、イェティと結婚した。そしてオペレッタ「こうもり」を作曲し、ウィーン劇場でイェティを主役に稽古にはいった。初演の夜、ロシア皇帝出席のもとで「こうもり」は大喝采を受けた。ワルツ王シュトラウス二世はオペレッタの世界でも成功した。

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