イングリッシュ・ペイシェントのレビュー・感想・評価
全52件中、41~52件目を表示
アカデミー賞作品って難しいんだよな
なかなかの大作だとは思うけど、何だかよくわからないまま終わってしまった…。
他のレビューを読めば、多少は理解できると思いましたが、みなさん同じような感想。これ、日本でヒットしたのかな?この不倫も全然美しくない。ダメな夫から逃げて…的な展開でもなく、コリンファース好きな私からしたら、贅沢言ってんじゃないよ〜みたいな気持ちで、終始内容が入らずじまい(笑)。
悲しくて泣くとこがあるかもしれないけど、グロいシーンや息苦しいシーンが多くて、あまり集中できませんでした。
単なる不倫映画ではない
1997年アカデミー賞作品賞ということで、鑑賞したが、非常に感動した。色々なサイトの評価には低評価が多かったが、これがアカデミー賞を受賞するのは納得。なにより、映像美、演出、音楽といった面で細部までのこだわりを感じる。全体を通して美しいの一言だ。キャストも豪華でレイフ・ファインズ、クリスティン・スコット・トーマス、ジュリエット・ビノシュとすばらしい演技を見せている。ちょっと大人のラブロマンス映画。
アカデミー賞、、、??
「存在の耐えられない軽さ」だよ!!一時期ハマって、通算4回は読んだやつだよ!(自慢できるほどの回数ではないか
アカデミー賞受賞作品ということで鑑賞。
つまんなかったーーーーーーーーーーーー!!!
何かをせずにじっと観ていることができない映画だった。やたら長いし盛り上がりに欠けるし、で何かしちゃうから余計に内容が頭に入ってこず撃沈。最後まで観たけど。アカデミー賞だしさ。
つまんなかった理由を考えた。
その1。冒頭のヘリコプターの時点で、あぁきっと同乗の女性は既に生きていないなぁと思ってしまった。あんな爆音と爆風で目が覚めないの変。ミステリー映画でもないのに「あの女性が誰か」「この患者は誰か」ばかり考えて、死んだ魚の眼で観てしまった。
その2。いつも思うんだけど、そしていつも「裏切りのサーカス」を例に挙げるんだけど、スパイ的な要素は私には高尚すぎる。そもそも何がなんだったのか、必ず途中でわかんなくなる。
でも観ちゃうんだよね。「得意科目を伸ばすだけでは東大には受かりません」って生徒に言い聞かせてきたからね☆
その3。我が家では最近こたつを出したんですけどね。息子が「僕が探すから中に隠れろ!」ってしつこいのです。で、まぁ入るんですけどね。暗いし熱いし天井低いし(こたつだからな)、探すって言いながらまるで探さない人がいるし、ってんでいい加減出ようとしたときにハプニング的に息子に出口を塞がれたり頭を押さえつけられたりすると、これがけっこうあわわわわわってなるのです。閉所恐怖症的な。
だから、砂漠で車に乗ったまま人が生き埋めになったシーンは観ているだけで息苦しくなりました。そしてこれを伝えるためだけにこたつのエピソードを持って参りました。
その4。圧倒的に、不倫問題。
ちょうど某芸能人が不倫騒動の渦中にいる関係で日頃からいろいろ考えているところだったので、更にあれこれ考えました。主題と全く違うところに囚われがちな人間ですの、私。
映画の中の不倫行為に嫌悪感を催さないでいられるくらいの分別は持ち合わせているつもりだったけど。
まぁでも美しくはないね。そんな愛から感動は生まれないね。
その固定観念は払拭できなかった。
夫婦関係を続けていくってものすごい難儀なことですよ、少なくとも相当な努力を継続的に要す困難なミッションですよ。今の私にとって不倫というのは、その使命に取り組んでいる、あるいは少なくとも取り組もうとしている人間を全力で愚弄する行為に思える。そしてそれは砂漠だろうがサンミュージックだろうが関係ないわけ。嫌なもんは嫌。もし親友が不倫してそれを機に友達やめるってことはさすがにないと思うけど、愚か者め、とは心底きっと思う。
と、結局アホみたいに嫌悪感を催している激情型の私なのでした。フィクションだっつーの。創作だっつーの。すぐ自分に置き換えるこの未熟で自己中心的な思考回路な。
ってかそもそもそこじゃないしね。映画のテーマそこじゃないしね。アカデミー賞の監督賞取った監督にジャンピング土下座。
一つだけ興奮したのは、ドラマ「LOST」とかに出てるナビーン・アンドリュース分するキップ少尉が、終戦の日に地雷除去する場面。まさかの展開でハラハラした。心臓に良くない。
ナビーンさんかっこいいなぁ。濃い。あまりにも濃い。
終わり方が思いつかないので唐突に終わります。
映画「イングリッシュ・ペイシェント(テレビ版)」の感想
テレビ版だからなのか、全く共感できない登場人物たち(特に主人公)による滑稽で哀しい物語となっています。
不倫したから飛行機で妻もろとも間男に突撃するとか、名前の所為でドイツ人と間違われて洞窟へ間に合わないとか、あまりに滑稽なストーリーで大丈夫だろうかと思いました。
個人的に評価できるのが、砂漠の景色だけというのが残念でした。色んな賞を取っているようですので、ノーカット版はきっと素晴らしいのでしょう。
コリンファースの悲劇
映像と音楽が美しいのだが、主人公に共感できないまま進んでしまった。今や007でMになっているレイフファインズの若い頃。かっこ良いけど、かなり強引、少しストーカー気質?平和な中での不倫よりも、戦時中は環境と事情がややこしく、周りの人の命まで振り回すのだからタチが悪い。愛に生きたと言えば聞こえは良いが、たった一組の小さな不倫が、戦争の勝敗をも揺がしかねず、多くの罪のない命を犠牲にする事になってしまった。夫のコリンファース、何も悪くない!気の毒すぎる。
周りの命を失う点で、看病するハナとアルマシーの境遇は似ているが、見ていて抱く印象がまるで対照的なのが記憶に残った。
喉のくぼみはなんて言うのだろう?
個人的には少し…
初めて観たのはそんなに映画に詳しくなかった頃。今になってみるとかなり実力派の役者揃いであることに気付く。でも、やはり中身はな。素晴らしい作品であることはわかるんだけど、山場のないこの流れが個人的にはあまり受け入れられない。
封切り当時は、若かったこともあり・・長さと重い空気感に共感すること...
封切り当時は、若かったこともあり・・長さと重い空気感に共感することもなく、さほど印象に残らななかった記憶・・。
だけど、歳を重ねて、再鑑賞してみると、また違った感覚、共感や感じる事も多く・・・。年齢を重ねることは悪くないなぁと・・同時に若いというだけが良いという事でもないなぁ・・と。
若い時に、好まなかった、本や映画、音楽など、もう一度見直してみるのも必要かも・・・。
食べ物の好みも年齢と共に変わるものね。
質感の高い演出と映像でおくる
総合85点 ( ストーリー:85点|キャスト:80点|演出:90点|ビジュアル:85点|音楽:75点 )
単に深い愛と言っても戦争が絡んでくると命懸けのものとなるし、まして戦争などなくても普通に命の危険のつきまとう環境での命懸けの深い愛である。そこでは単なる不倫愛とは程遠い、波乱万丈の半生と愛憎劇が繰り広げられていた。
この作品は現在の記憶を失くして半死半生になった彼の姿と、徐々に明かされていく彼の過ごした砂漠での複雑な事情の絡まった日々の対照が見物であるが、その質感がとても高い。北アフリカの砂漠の映像とそこでの厳しくも充実した生活の演出が素晴らしかった。強い意志と感情を持って生きた人々を静かだが力強く格調高く描いていた。
残念ながら今回見たテレビ放送はかなり本来の時間よりも短くされているようなので、いずれレンタルかノーカット版放送で見直してみたい。
全52件中、41~52件目を表示